腹痛
日曜日、空いている所を見つけて出かけようと言うことになった。
カミサンの仕事は土日も関係なく、なかなか休みが合わない。
この前の日曜日はたまたま二人で休みだった。カミサンは家にいると、義父の存在を感じるだけでストレスになってしまうというので、緊急事態宣言中ではあるが、出かけることにした。
コーヒー無料のクーポンがあるからと、近くのファミマに行き、コーヒーを買った。クーポンが三枚、三杯分あるというので、濃いめのコーヒーを三杯、自らで抽出した。
久しぶりに二人でコンビニに来ると、ついついいろいろな物が欲しくなってしまう。その他にもチョコレート系のアイスクリームと、グミを買った。
カミサンはコンビニのコーヒーは飲まないので、私が全て飲んだ。今までコーヒーで腹が痛くなったり、調子が悪くなったりしたことはないので、これは大丈夫だと思った。
運転しながらアイスを食い、グミを食べた。お昼は道の駅で、味噌ラーメンとおにぎりを食べた。味噌ラーメンのつゆは最後まで飲みたかったが、これは身体によくないので、何とか残した。
最後は秋保温泉にある、野菜直売所兼、お土産屋さんに行った。こちらでは有名なお茶屋さんが製造する、自家工場製造カステラの切り落としが300円で販売されるとかで、久しぶりに整理券をもらって列に並んで買い求めた。野菜の種類がとても多く、カミサンは喜んでいた。
最後、秋保温泉名物でもある、おはぎを販売しているスーパーへ行き、名物のおはぎと、夜に食べるお弁当を買った。普段は身体に優しい物を食べるように心がけているが、夕方になってしまったので弁当の種類があまりなく、おかずのかき揚げとハンバーグ、それとおにぎり二個のパックを買った。カミサンは名物のおはぎやら自分で食べるおかずやらを買っていた。
温泉地というのは、大抵狭い。ここ秋保温泉も同様であるが、このスーパーの駐車場は別格だ。大小合わせて四つの駐車場があり、バスでも来ることができるようになっている。名物のおはぎはかつて、関東方面からの顧客に人気で、口コミで広がり、このスーパーの名物となっている。今では一日とんでもない数が製造販売されている。ここ秋保温泉は、仙台のベッドタウンからのアクセスが良いので、多くの買い物客が気分転換がてら訪れるのだろう。
夕食にこれらの物を食べ始めると、ちょっとお腹がきつい感じがしたが、せっかく買ってきた物だからと思い、無理をして全部平らげた。
夜はくたびれてすぐに寝たのだが、夜中に激しい胃痛で起きた。元々腹が弱い上に、加齢で更に腹は弱くなっている。それなのに、こんな物を食べてしまったものだから、腹が悲鳴を上げたのだ。
朝起きると、盛大に腹を壊した。
昨晩も夜中に胃痛で目を覚まし、牛乳を飲んで凌いだ。
二日が経過した今でも、胃腸の調子が悪い。こんなちょっとした事でも、身体の調子が悪くなると滅入ってしまうものだ。普段は普通に生活できていることに感謝すると共に、感染症には気を付けねばなと思いを新たにした事件であった。
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