運転中のスマホ
バイトで大型車に乗っているので、ちょっと横を向くと乗用車の運転手さんが何をしているのか、見えてしまうことがある。
信号で少し発進が遅かったり、流れについて行くことができていなかったり、どう見ても長すぎる車間距離を取った上に制限速度以下の速度で走っていたり、ふらふらと車線を踏みつけながら怪しい動きをしてみたりと、このような挙動の車の運転手さんは、スマホを操作している事が多い。
信号待ちで止まったら止まったで、両手を器用に使い、文字を打ち込む人、左手の親指で画面をスクロールしながら情報を探している人、画面の情報に見入ってしまっている人、様々だ。
私も業務の一環で電話をしなければならない時もあるが、これは本当に安全が確保された停車中の数秒を使って、何とかこなしている。大型車はそう簡単に停まることができないし、停まったら停まったで渋滞を引き起こし、周囲に迷惑をかけてしまう。停車することはなく、Bluetoothのワイヤレスイヤホンマイクを、いつも耳に取り付けて使用している。運転中の会話は危ないので、業務上仕方ないにせよ、できれば避けたいと思っている。
人間の体調は常に微妙に変化している。危ない状況に反応するまでの時間は、その日の状況、体調によって、微妙に違う。スマホの操作は、この反応時間を極端に長くしてしまうので、スマホをしながらの運転は言語道断と言われており、警察の取り締まりの対象にはなっているものの、微妙な感じでの使用が後を絶たない。
私は最近の乗用車がわからないが、かつてのナビは運転中には操作できなかったはずだし、テレビも見ることができないはずだった。でも、今は、運転中にもテレビの画面を映し出している車は数多い。
どうか運転中は、スマホの事は忘れて、運転に集中して欲しいものである。スマホはカバンにしまっておこう。
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