車検
昨日は車検に行ってきた。
コロナの影響で、突然平日に休みを言い渡されることが多くなり、平日しかやっていない車検場、陸運局に行けるようになった。
行ってきた、ということで、ユーザー車検である。
私の車は昭和53年に製造された、かなり昔の電話ボックスのような形をした、ジープタイプの黄色いランドクルーザーという車。愛称ではランクルヨンマルと言われている。車検証での型式は、BJ40Vという。
昭和53年に製造された車を昭和63年に買った。それ以来、30年以上所有している。もちろん、屋久島にも一緒に行き、この車とカシータというキャンピングトレーラーは、私のホームページの重要なコンテンツとなっていた。
愛着を捨てきれず、今まで何とか車検を取り、維持してきた。
こちらへ来てから、この車を民間車検に出していては自分が破産してしまうことがわかり、自分で車検を取得する術を身につけた。
旧い車なので、部品はないものも多い。経年しているので、それなりにいろいろと壊れてくる。この車の維持は錆との戦いだと言われることもあるほど、あっちこっちが錆びてきて、穴が空いてしまう。
というように、何でも出来そうなことは自分でやらなければ、到底維持はできないという特性を持った車だ。好きなだけではどうにもならない。有り余るほどの資金があれば別だけど。
毎回毎回、今回はもうダメだ、と言いながら、最終的には何とか車検を取得して戻ってくる。カミサンはそれをよく知っている。
今回は予備検査でヘッドライトの光軸が合わなかった。シールドビーム、ライトの向きを調整するためのネジがあるのだけれど、これが錆び付いて回らず、予備検査屋さんでは調節ができなかった。さて、どうしてものかと考えながら陸運局のコースに入ると、すんなりと「ヘッドライト合格」のランプが付き、こんな事もあるのかと思った。
あと、もう一カ所引っかかり、陸運局の検査の方といろいろとお話をしたのだけれど、最終的には何とか車検をパスして帰ってくることができた。
来年に向けては、鉄板を買って、板金をして、溶接して、廃盤になってしまった塗料を何とか調合してもらって、それで塗装して、何てことをしなければならない。溶接の機械が使いこなせていないので、変圧器を買って、もう一度勉強しなおしてみる予定だ。
庭の手入れとこの車の維持が、ライフワークになりつつある。
インターネットが発達し、Youtubeもあるので、かなり助かっている。
人生守りに入ってしまったけれど、これで良しとしよう。
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