今となっては絶滅危惧種となってしまった「怪獣」もの小説です。最初にいってきますが、この物語の最高に面白くなるのは「5章」の「最終魔戦」からです。まぁ、そこまで100話以上あるのですが、これは、保証します。そこまで読む価値はあります。私も今「最終魔戦」のところを読んでいるので、嘘ではないですよ。
えっと、お話としては、言わない方がいいな。あらすじも読まずに読んだ方がいいです。ちょっと「あらすじ」ネタバレしすぎなんですよね。。。。
でも、これだけは言えます。作者さまの描写力、ただものじゃありません。特に残酷シーンはやばいです。めちゃくちゃ怖いです。でも、美しいから読み進めちゃうんですよね。そこが本当に不思議なところで、作者さましか出せない独特の世界だなっと感心して読んでいます。
主人公が人の身としては強いながらも、他人のために行動できる人間であり魅力的に映るとても逞しい描写が見事でした!
序盤は本編前の話となるのですが、ここだけでも読み応えがたっぷりです。
この元凶的な人間も出てくるのですが、その男はその男で悪人なりの美学が覗く所がとても上手いと感じます!
そして、その後にあらすじの通りとなりますが、恨みという簡単な言葉では済むはずもない相手の肉体を受け継ぐことになるというとても残酷な展開は目を見張るものがあります!
基本的に戦闘は過激な描写になりますが、その分作者様の熱意の高さがビンビンに伝わってきます!
個人的に良かった所は都合よく肉体が小さくなったりせず、その巨体のままに異世界での冒険へ挑むところですね!
ちょっと(かなり)過激な異世界怪獣戦記、気分をスカッとさせたい方にお勧めできます!