《データ》

体高:98メートル

体重:推定5万トン

爪の長さ:約50メートル

《概要》

　体の各所から突起物を生やした竜人のごとき超獣。体色は朱を基調としており、筋肉質でスマートな体型をしている。

　人に近い容姿のためか、極めて高い運動能力と敏捷性を誇る。

　凄まじい脚力と神経伝達速度、さらに体の各所にある突起物から電磁シールドを進行方向に展開し大気の干渉(空気摩擦)を軽減させることで超音速での移動を可能にしている。

　また慣性処理能力を有しており超高速からの急停止や急激な方向転換ができる。

《能力》

・可変（かへん）超分子加速（ちょうぶんしかそく）斬鉄爪（ざんてつそう）

　両手から生えている振動機能を持った鋭い手甲鉤のような武装。

　超硬度(ダイヤモンドの約10倍)かつ長大で極めて鋭利である。

　攻撃対象(構成主成分)に合わせて振動周波数を調節することができ、理論上あらゆる物質を切断可能である。

　なお振動周波数の割り出しには初めに何度か攻撃を加える必要がある。

　対象に接触したさいに様々な周波数を同時に送り込み、その反射率や吸収率などで最も適した(対象の構成主成分に対し最も吸収率が高い)周波数を割り出す。

　そして、その周波数に集中して斬撃を行う。

　これにより爪に接触した物質は分子レベルから急激に揺さぶられる(分子運動の加速)ことで、分子間結合が分離し崩壊(気化)してしまう。

・気体化

　分子間結合をほどくことで、肉体を自在に紅い気体(ガス)に変化させることができる。

　気体化中は、ほぼ物理的な干渉が不可能で大概の攻撃は一切通用しない。

　また紅い煙が満ちている範囲内であれば瞬時に実体化(昇華)ができ、それにより敵を翻弄することができる。

・疑似瞬間移動

　前述の超音速移動と慣性処理能力により短距離であれば瞬間移動のような動きが可能。

　移動、回避、だけでなく敵を撹乱させることができる。

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