柔かな二つの膨らみを背中に押し付けて貰いたくて騎竜になりました

マンチェスター

第1話 プロローグ

      異世界ドラゴニス

     世界国際騎竜レース

      D 1(ディーワン)


わー わー

アーチ状のドームの席で盛りあがる観客達

ドーム内には空から紙吹雪が舞い上がる。

レース場のスタート位置につき。一人の張りのある豊かな胸の膨らみを持つ金髪の少女とその少女が騎乗する平凡な緑色の鱗に覆われた竜がスタート地点から目の前のコースを見据えていた。


「やっとここまで来たね。ライナ。」


ガア

(はい)

緑色の竜は尻尾を振り興奮する。

いよいよ騎竜レース世界一を決めるレースD1に出るときがきた。

ここまでの道のりは長かった。だがこのレースに優勝すれば俺は全ての。世界中全ての女性から騎乗して貰える。そうなればありとあらゆる女性の胸の膨らみが。ギャふふ

ライナの緑の竜顔がにやけるように崩れる。


「もう、しっかりしてよ!ライナ。レースが始まるよ。」


騎乗する金髪靡かせる少女は不機嫌に頬を膨らませる。

おおっと、いかんいかんレースに集中せねば。ライナはレース場のスタート位置に身構える。

隣にはズラリと少女を背中に乗せ興奮した騎竜達が翼を広げレースの開始を待つ。

金髪の少女は股がる騎竜の背中に密着しスタート開始の準備する。


むにゅう♥️

ライナの竜の背中に金髪少女の豊かで弾力と張りのある二つの膨らみが背中の緑色の鱗に押し付けられる。


嗚呼~この感触、この弾力、た、堪らん!。これがあるだけで俺はご飯何杯でもいけるよ。

ライナの緑色の竜顔が至福に満たされる。


       数年前·····


キキィ! ドン!


それは突然だった。

よそ見はしていなかった。青信号をちゃんと確認した。

ただ前方の横断歩道の前に立つナイスバディの女性の胸の谷間に目をいってしまったことは反省すべき点である。


嗚呼~呆気ない人生だったなあ~。

彼女もできなかった。せめて生きてる時に背中に豊かで豊満なおっぱいを背中に押し付けて貰いたかったなあ~。


鴛月豊(おしつきゆたか)はそんな願望を持つ彼女いない歴18年の哀れな男である。


意識を失い目覚めると見知らぬ場所にいた。境界線がみえるほどまっさらな青々とした世界である。豊はここが死後の世界なんだと覚った。

我ながら本当に呆気ない人生であった。


「あの~もしもし?。」


ふと誰かが声をかけてくる。声の主を方へ振り向りかえると。そこには真っ白なシルクのキトンに身を包んだ美しい女性が立っていた。金の装飾の腕輪と首飾り、イヤリング、まるでその姿は美しき美の化身女神のようである。

しかも胸の辺りがシルクで左右に別れて包む箇所にはくっきりとyの字如く大きな胸の谷間が出来ていた。キトンの布に包まれた胸には左右に盛り上がるほどけしからん!二つ豊かなボインの膨らみがある。

でかい!これはでかい!。90cm以上あるのではないか····。暫く目の前の女神のような女性、特に胸の辺りを激しく眼見する。


「私は女神アルピスと申します。」


目の前のボインのナイスバディの女性が自己紹介する。

やっぱり女神のようである

それにしても何とも素晴らしいプロポーション。正にボン、キュ、ボンの理想の体型である。


「女神アルピス様!。お願いがあります!!。」


俺はあまりにも理想な体型に思わず想いをぶってけてしまう。


「あっ、はい、何でしょう?。」

「是非!是非!その胸を!!。」


俺はは鼻息を荒げ思わず目の前の女神に強く迫る。


「えっ、胸?。まさかっ!?。困ります!。胸を揉みたいなんて。私これでも処女神です。Hな行為は厳禁です。男女関係はもっと親密になってから···。」

「是非その胸を!。俺の背中に押し付けて下さいっ!!。」

「はい?。」


女神アルピスは暫くフリーズしたかのように思考が停止し固まっていた。


「えっと、私とそのHがしたい?。胸を揉みたい?というのではなくて?。」

「いいえ、ただその胸を俺の背中に押し付けて貰えるだけでいいです!。抱き付かなくても構いません!。ただアルピス様のそのキトンの布に隠れた二つの豊かな膨らみを俺の背中に押し付けて貰うだけでいいんです!。タックルでも構いません!。是非アルピス様のその偉大なはちきれんばかりの豊満なお胸を!、俺の背中に押し付けて下さいっ!!。」


俺は腰を曲げ直角な姿勢で深くお辞儀をしてお願いする。


「········。」


女神アルピスは呆気にとられていた。てっきりHな行為を要求されると思っていたからだ。確かに背中に胸を押し付ける行為もHな行為にあたるのだけれど。それでも予想外斜め方向なお願いに女神アルピスさえも大いに狼狽え困惑する。


「お願いします!。一生のお願いです!。人生短かかったけど。最後に悔いを残したくないんです!。もう死んでしまったけれど。最後の記念として俺の背中にあなた様の素晴らしい豊かで張りのある二つの膨らみを俺の背中に押し付けて下さい!!。お願いします!。」


豊は誠意を込めて土下座までする。

目の前の女神アルピスは眉を寄せ困った顔を浮かべる。


「···---解りました。じゃ······少しだけ、少し身体を当てるだけですよ。」


豊の誠意のある土下座に根負けしたのか女神アルピスは渋々承諾する。


「ありがとうございます!!。」


俺は立ち上がり。くるりと向きを変え。女神アルピスの前に自分の背中を見せる。


「では、ドンと来て下さい!。いつでも万事オッケイです!。」

「それじゃ、えいっ!。」


ぴょん

女神アルピスは勢いよく飛びはね。上半身が豊の背中触れる。

むにゅう♥️

女神アルピスのキトンに隠れた豊満な柔らかな膨らみが豊の背中にぶつかり。双房の形が大福がくずれたように変わる。

女神アルピスのキトンの布に隠れた豊満な胸の弾力と膨らみが背中を通じて伝わってくる。


嗚呼~~♥️し・あ・わ・せ♥️

豊は恍惚に酔いしれる。

もういつ死んでも構わない(もう死んでるけど·····)。


「ありがとうございます!。一生の宝物にします。もう天国や地獄行っても悔いはありません!。どうぞ俺を何処へなりとも連れて行ってください。」


女神アルピスの前で豊は礼儀正しくお辞儀をし感謝の言葉をかける。


「いえ、そうじゃなくて···。私は貴方にお誘いにきたのです。」

「お誘いですか?。」

「はい、私は異世界転生を促す女神です。貴方のように不遇の死を遂げた方に新しい第二の人生を与えにきました。異世界に転生してみませんか?。」

「異世界転生ですか?。」


俺(豊)は困った顔をする。

特にもう未練などない。願望であって背中に胸を押し付けて貰った。自分はもう満足であり本望であり悔いはない。もう心残りはないのだ。


「異世界転生して新しい第二の人生を歩んでみてはどうでしょう。生前貴方は満足な生き方が出来なかったようですし。」


女神アルピスの提案に俺は腕をくみ考えこむ。


ん~、第二の人生か~、特に願望は果たされたしなあ~。でも転生できると言うならば····

俺はうんと頷き決心する。


「では要望なんですけど、背中に女性の二つの膨らみを押し付けて貰える転生先があったらお願いします。」

「はい?。」

「ですから女性のおっぱいを背中に押し付けて貰える転生先あったらお願いします!。種族は問いません!。」


女神アルピスは細い眉を寄せ困った顔をする。


「背中に女性の胸を押し付けられる転生先ですか····。」


そんな転生先があったかしら····。

女神アルピスは手元にぱっと書物をだし。めぺーじめくり調べ始める。

背中に女性の胸を押し付ける転生先など女神アルピスは聞いたことも見たこともない。

取り敢えず女性の接触のある生物を捜してみた。女性の特に胸を押し付けられる可能性のある生物。異世界の何万何億の生物の情報が書かれた書物からそれらの情報を照らし合わせ導き出す。

ペラペラ


「見つけました!!。」

「本当ですかっ!?。」


俺はぱあっと歓喜に震える。


「これなんかどうでしょう?。異世界ドラゴニスという世界で、騎竜達がレースをして競いあう世界なんですけど。その世界の騎竜乗りというのが女性専用職業なんですけど。その異世界の騎竜に転生すれば貴方の言う背中に胸を押し付けられる状況になると思います。何せ女性の騎竜乗りが騎竜の背中に跨がるのですから。」

「是非!それでお願い致します!。」


豊が女神アルピスの提案に有頂天に喜ぶ。


「でも、それで本当に宜しいのですか?。この転生は記憶を引き継ぎます。チート持ちで人間としてハーレムライフを味わうこともできるのですよ。人間ならHな行為もできますし。騎竜になったらそんな行為さえも出来ないかもしれませんよ。ていうかほぼできないと思います。」

「ええ、それでも構いません!。自分は女性の二つの豊かな膨らみを背中に押し付けてくれるだけで本望なんです!。」


俺は何の迷いもなく力強く断言する。


「はあ~。」


この方変わった性癖のお持ちなのですねえ。あちらの世界で言う変態と呼ばれる方なのでしょうか?。

そんな考えが女神アルピスの脳裏によぎる。


異世界ドラゴニスの騎竜か。騎竜乗りが女性専門職なら。ありとあらゆる女性の胸の感触を背中に味わうことができる。俺にとっては天職である。


こうして鴛月豊は異世界ドラゴニスの騎竜として転生することになったのである。




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