第11話 白馬の王子とセクハラ仮面



■今話の登場人物


【エインヘルヤル クリス隊】

クリス…1800年前の帝国最強の冒険者。恋人で貴族であったエレン・ハマールと駆け落ちした。見た目20代後半。


【エインヘルヤル ベルンハルト隊】

ベルンハルト・テルミナ…2700年前の初代テルミナ帝国皇帝。脳筋で自己中。見た目40代後半。


リチャード・バイエルン…元伯爵のベルンハルトの配下。頭脳明晰でベルンハルトの知恵袋。見た目30代後半。


エーリッヒ・キンケル…元伯爵のベルンハルトの配下。見た目30代後半。


ウォルフ・ロンドメル…元公爵のベルンハルトの配下。見た目30代後半。


【エインヘルヤル ルーベルト隊】

ルーベルト・マルス…1200年前の帝国の公爵であり、当時の最強の騎士。愚帝の子である皇子のわがままに振り回され続け、そのあげくにダンジョンで命を落とした。見た目40代前半。


※※※※※※※※※※※※※※



 ——日本地域 神戸地区 東響医科大学 六甲第二キャンパス 渦が森校舎 水無月 琴 ——




『ど、どうする!? もう3階の階段の扉も破られるぞ! 』


『クソッ! ドラゴンが現れるまではやり過ごせてたのに! 』


「ドラゴンはもう一回来ないのか!? 』


『もう港に行っちまったよ。どうする? オーガ相手に戦うのか!? 』


『こんなことなら進学しないで徴用されてりゃ良かった。そしたら戦える力があったってのに……』


『何言ってんだ。いくら徴用されてランクを得たってオーガ相手に勝てるもんか。今なら廊下の避難はしごで外に出れる。一か八か山の中に逃げるしかない』


『しかしだがそれでは女生徒たちが……』


「琴ちゃん……私たちオークに犯されてオーガに食べられちゃうのかな」


「山に逃げれば生き残れる可能性はあると思う……」


 男子たちと教授が大騒ぎしている横で、私は隣で震える友人へそう答えた。


 この講義室には300人ほどの生徒と教授や職員たちが避難している。


 皆がこの3階まで上がってきたゴブリンやオーク。そしてオーガにより、数ヶ月前に各階段の入口に設置された鋼鉄の扉を叩く音に追い詰められた顔をしている。


 日が暮れるまでは大学に魔物なんていなかった。私たちは夜の間明かりを消し息を潜め、SNSで情報を収集しながらただ助けが来るのをじっと待っていた。


 でも2時間ほど前にドラゴンが上空を通り過ぎたと思ったら、大量の魔物が大学に侵入してきた。恐らく都心部から北のこの山の中に逃げてきたのだと思う。


 うちの大学は山の中にある。逃げてきた魔物からすれば、餌もあり隠れる場所もありで見逃す手はない。


 ドラゴンは阿久津公爵様が使役したという放送が数時間前にあったけど、それはそれで皆驚いたし助かると思って歓喜した。さすがに死んだらゾンビにするというのには、私も含め皆が顔を青ざめさせていたけど……それでも私たちを助けるために軍を即座に派遣してくれた公爵様に心から感謝した。


 けど……その結果、都心部から離れたこの大学まで魔物が押し寄せて来ることになってしまった。


 恨むのは筋違いなのは分かっている。SNSで見た都心部の惨状はまるで地獄そのものだった。そこにドラゴンが現れたおかげで、多くの人が助かったと思う。でも……ドラゴンさえ現れなければ、もしかしたら助かったかもしれないとも思ってしまう……


 結局私の寿命は今日までだったのだ。男子たちの目は既に講義室の外に向いている。私たちを見捨てて山に逃げるつもりなのだろう。教授や職員の大人の男性だけは、生徒を見捨てることに抵抗はあるようだけど身体は廊下へと向いている。


 SNSでは女性や子供を守るために、オークの群れに突撃する男性の遺書が多く出回っていたが、ここにいる男たちはそういうつもりはないようだ。


 勉強しかしてこなかった男にそんな勇気があるわけないか。彼らは種を存続させる本能よりも、自分が生き残ることを優先しようとしているのだ。戦って女を守ろうなんて勇者なんてこの中にはいないのだ。


 こんな時。子供の頃の私なら、絶体絶命の私たちを助けにきてくれる白馬の王子様が現れると信じ待っただろう。けど、そんな都合の良い存在を信じて待つほど私はもう子供ではない。


 いいさ。万が一の時のために助教授が薬品保管室から持ってきて、女子学生にそっと配られた毒薬がある。オークに犯される前にそれを飲んでやるさ。


『マズイ! もう扉は耐えられそうもない! 山に逃げよう! 』


『ここを出て逃げるぞ! 急げ! 』


 魔物が叩く扉の音が鈍くなってきたことから、廊下を見張っていた男子が逃げようと叫んだ。


 その瞬間。講義室にいた男子と教授や職員たちが、私たちを振り返ることなく一目散に廊下へと飛び出した。


「あっ! 琴ちゃん! どうしよう! 」


「無理だよ。男子たちを押し退けて避難はしごから降りるのは……」


 避難はしごは2カ所にしかない。そこに200人はいる男子と職員たちが殺到している。女の私たちがその中に入って降りれるわけがない。それどころか突き落とされかねない。


 私たちが降りるのは、男子たちが全員降りた後じゃないと無理だ。


 そう思った時だった。


 廊下から大きな音と男子の悲鳴が聞こえてきた。


 どうやら扉が破られて魔物がこの階に侵入してきたようだ。


 廊下からは魔物の雄叫びと男子たちの断末魔の声が聞こえてくる。


 ああ……もう駄目だ。ここで死ぬしかない。


「琴ちゃん……ううっ……もう……」


「飲もう。オークに犯されるくらいなら毒薬を……」


 私は絶望し泣き出した友人の手を取り、ポケットから毒薬を取り出した。


 周囲の女子たちも泣きながら手に持った毒薬を見つめている。


 魔物が講義室に入ってきたら飲もう。そして死のう……


 やがて廊下から男子たちの断末魔の声が聞こえなくなり、講義室の入口にオーガらしき魔物の姿が現れた。


 私は友人と目を合わせ、手に持った毒薬を一緒に口に含もうとした。


 しかしその時。


『アイスワールド! 』 


《グガッ!? 》


 男の人の声と共に、オーガの全身が一瞬で凍りついた。


「え? 」


 私が何が起こったのかと固まっていると凍りついたオーガは粉々になり、そこに剣を持った金髪の男性が現れた。


 その男性は銀色の鎧に黒いマント。そして顔には鎧と同じ銀色の仮面をしていた。


「エレン! 息のある子にラージヒールを!  」


「はいっ! 」


 銀仮面の男性は恐らく仲間の女性だろう。その女性に指示をした後、男性は颯爽と去っていった。


 私は恐る恐る講義室の入口から廊下を覗き見た。すると廊下中が氷に包まれており、階段を上がってきた魔物が全て凍りついていた。


 その反対側では、金髪の仮面をした女性が男子たちへヒールを掛けている。


 講義室に戻ると窓の外から魔物の断末魔が聞こえてきた。


 私は友人の手を取り、一緒に窓を塞いでいるシャッターを開けて外を確認した。  


 そこにはキャンパスの中央にある噴水の側で、さっきの男性とその仲間らしき仮面をした男女がオークやオーガをスキルや剣で次々と打ち倒していた。


 彼らは圧倒的で、オーガですらなす術もなく一瞬で首を刎ねられていた。


「琴ちゃん……助かったの? 」


「ええ、そうみたい。でもあの人たちはいったい……」


 友人の言葉に頷いたが、私はあの金髪の人たちが、いったい何者なのかわからないでいた。


 それからしばらくして、先ほどの男性と廊下で治療をしていた女性が講義室に再び現れた。


「助けに来るのが遅くなってすまない。君たちの学友に犠牲者を出してしまった」


「20人くらいしか助けられなかったわ。ごめんなさい」


 二人は講義室にいる私たちに申し訳なさそうにそう言った。


「あ、いえ……貴方達は……あ……その目……」


 私は彼らの目が赤いことに、帝国人であることに気が付いた。


「僕たちはアクツ公爵軍司令官直轄の特殊部隊。『エインヘルヤル』のクリス隊です。帝国人だけどアクツさんの忠実な部下ですよ。そのアクツさんから、僕たちの隊はドラゴンに追われ山に逃げた魔物を狩る任務を与えられたんだ。校舎の中と外の魔物は全て殲滅したよ。僕はこれからほかの場所に移動するけど、ここにはSS−ランクの仲間を一人置いていくから安心して欲しい」


 男性は私の言葉にニコリと笑い、優しくもう大丈夫だと答えてくれた。


 彼の爽やかな笑顔と優しい声音に、私の心の中で渦巻いていた不安は一気に消え去っていった。


 エインヘルヤル……確か北欧神話で『死せる戦士たち』という意味だったと思う。


 なぜそんな部隊名なのかはわからないけど、公爵軍司令官直轄の部隊ということと、S S−ランクの人がいるというくらいなのだから相当なエリート部隊なのだろう。


 そんな部隊が私たちを助けに来てくれた。


 男子たちが間に合わなかったのは残念だけど、あの時彼らもここに残っていれば助かったはず。自分だけ助かろうとしたことが運命の分かれ道だったのだろう。


「じゃあ僕たちはこれで。もう少しで家に帰れるようになるから耐えて欲しい。それまで僕たちが必ず守るから」


 仮面の男性はそう言って講義室から去って行き、校舎の入口に双剣を手にした女性を残し大学の出口へと駆けて行った。


「エインヘルヤルのクリス隊……」


「素敵……」


 大学の敷地を走り去る彼らの後ろ姿を見て呟くと、友人が隣で目を潤ませながらそう続いた。


 周囲を見ると他の女生徒たちも頬が赤い。


 それはそうだろう。危ないところを颯爽と現れ助けてくれたのだ。しかも仮面越しにもわかるほどの美男子だ。憧れない方がおかしい。私でさえ胸が高鳴るのを感じているくらいだ。


 なんにせよ死なずに済んだ。どうやら私の寿命は今日までではなかったようだ。


 エインヘリアルのクリスさんか……白馬の王子様というのは本当にいたのだな。





 ——仙台市 住愛商事ビル地下避難所 エインヘルヤル ベルンハルト隊 ベルンハルト・テルミナ ——



「ぬんっ! 雑魚どもが! 失せよ! 『インフェルノ』! 」


 我は立ちはだかるオークを一刀のもとに斬り伏せたあと、その後ろにいたゴブリンの群れをまとめて消し炭にした。


 すると側面の階段から白銀の鎧に金の仮面をした男が現れ、我のもとで片膝をつき口を開いた。


「ベルンハルト様! 地下へ侵入したオークどもを全て殲滅致しました! 」


「うむ、リチャードよご苦労。して、おなごたちは無事か? 」


 我はリチャードを労ったあと、地下にいるはずのおなごたちの無事を確認した。


「はっ! 全員オークに襲われることは免れたようです」


「そうか。間に合ってよかったの。では行くか」


 危なかった。もう少し遅ければ、若いおなごたちがオークに犯されるとこじゃった。本当に無事でよかった。


 我はホッと胸を撫で下ろし、リチャードを連れこのビルの避難所がある地下へと向かった。


 しかし緊急のアラートが鳴り、とうとう悪魔がやってきたかと急いでダンジョンから出てきてみればとんでもないことになっておるの。


 まさか魔界の悪魔どもが、ダンジョンの呪縛から魔物を解き放つことができるとはな。しかもダンジョンで聞こえた、あの心地よい笛の音色がその引き金だったとはの。


 世界中の鬼系のダンジョンから魔物が溢れてると聞く。恐らく魔界繋がりなのじゃろうが悪魔どもめ、侵攻しやすくするためにこんな手を使ってくるとはの。


 だがそれよりも驚いたのは、アクツがドラゴンを何十頭も使役していたことじゃ。恐らく我らと同じように蘇生させ、魂を縛ったのじゃろう。あの時我らがダンジョンの下層から出てくる際に、風竜の身体を率先して集めろと言っていたのはこのためじゃったか。


 恐ろしい男よの……この我にここまで敵に回したくないと思わせるとはの。本当に恐ろしい男じゃ。



 我はアクツの恐ろしさに身震いしつつ階段を下り、オークによって破壊された鉄扉を踏みつけ地下避難所へと入った。


 大きなホールとなっておるそこに入ると、入口横にエーリッヒと十二神将の内の6人が立っており、奥には200人ほどのこのビルで働いている者たちが固まっていた。その表情は青ざめ、身体は小刻みに震えている。


「皆の者、もう大丈夫だ。我らは帝国人ではあるが、アクツ公爵軍所属の最精鋭部隊。エインヘルヤルのベルンハルト隊じゃ。この最強の戦士であるベルンハルトとその配下の者により、このビルに逃げ込んだ魔物は全て殲滅した。外にも中にも魔物はもうおらぬ。安心するがよい」


《おお……公爵様が精鋭部隊を派遣してくださったのか! 》


《助かった……ありがとうございますベルンハルトさん! 》


《オークに犯されて殺されるかと……ううっ……》


「よいよい。我らは白馬の騎士じゃからな。危ない目に遭っておるおなごを助けるのは当然のことじゃ」


 我は涙を流し感謝する者たちにそう言ったあと、隅の方で固まっている30人ほどのおなごたちの元へと近寄り全員の顔と身体を見渡した。


「むっ……ハズレか……」


 が、我の好みのおなごはおらず肩を落とした。


「ん? 」


 しかし一人顔を伏せているおなごを見つけ、その横顔から可能性を感じた我は、手前にいるおなごたちを蹴り除けそのおなごの元へと歩を進めた。


《痛っ! 》


《うぐっ! 》


 そしておなごの前で膝をつき顎に手を伸ばし、その顔をまじまじと見つめた。


「ふむ……まあまあの美形じゃな」


「え? あの……ありが……とう……ございます」


「うむ。それに乳もそこそこある」


 うむ。この揉み応えはなかなかじゃな。


「あっ、や、やめっ……て……ください」


「おお、照れておるのか? これはなかなかにいやつじゃの。うむ、気に入った。これが我の電話番号じゃ。落ち着いたら連絡してくるがよい。特別に我のセフレというものにしてやろう」


 顔を真っ赤にして目を潤ませおって。もうこれは既に我に落ちとるのぅ。


 しかし愛人というものとは違い、金の掛からぬセフレという男女の関係があるとはの。この世界は性に乱れておるの。まあ金のない我らにはちょうど良い世界じゃがな。


「は? セフレ? え? ええっ!? 」


「ククク、信じられぬか。だがこれは現実じゃよ。皆に自慢するがよい。では待っておるぞ。リチャード、エーリッヒ。貴様らも好みのおなごがおれば声を掛けてやるがよい」


 我のセフレになれることが信じられないのか、泣きそうな顔で喜ぶおなごに電話番号が書かれた紙を握らせた立ち上がった。そして後ろに控えるリチャードらにも、身を震わせながら恥ずかしそうに顔を伏せている残りのおなごたちに声を掛けてやるように言った。


「ふむ……この中にはおりませんな。ベルンハルト様がお声を掛けたおなご以外は、年増と不細工ばかりですな」


「私もこの中から選べと言われても……それは罰ゲームになってしまいます」


 


「ククク、そうか。一番マシなのをもらって悪いの。まあ次はウォルフたちが先に向かっておる本命の病院じゃ。白衣の天使とかいうのがいるらしいから期待できるぞ」


 クリスたちより一日遅れてしまったからの。早く危機に陥っておるおなごたちを助けてセフレを増やさねばな。


 まったく面倒なことじゃ。それもこれもアクツが我らに竜系のダンジョンで狩りをさせないからじゃ。


 この我が、我に見合う家とそこで愛人を養うために稼げる竜系ダンジョンへ入りたいと頭を下げたというのに、あの男は我らをシズオカの死霊系ダンジョンに放り込みおった。しかも一階層から攻略しろとの命令付きじゃ。


 嫌がらせじゃろ! 死霊系なぞ下層に行くまで金になる素材なぞほとんど手に入らん! ゾンビの服でも売れというのか!? 臭くて売れんわ! 


 アクツの小僧め。我らにさらに数ヶ月以上もおなご無しの生活を強いろうとするなど、嫌がらせ以外考えられぬ! 何がクリスたちは喜んで行ってくれているじゃ! 奴らは全員恋人がおるからじゃろ! 


 せめてもの救いはルーベルト隊の者たちも愛人を作れないまま、蟲系のダンジョンに入れられておることか……アクツめ、元帝国貴族にばかり嫌がらせをしおってからに。


 まあよい。このダンジョンから出てきた魔物どもを片付けたあと、我のセフレハーレムを見せて羨ましがらせてやろう。金などなくとも我の魅力でハーレムなぞ簡単に作れるということを証明して見せてやろうぞ。


 ククク、それにしてもさすがはその頭脳でバイエルン男爵家を伯爵家までにしたリチャードよな。


 この混乱を利用して白馬の騎士作戦を実行しようなどとはの。


 時代や世界が変わろうともおなごの本質は変わらぬか……確かに危機一髪のところを我に助けられた先ほどのおなごは、我を潤んだ目で見ておった。我がセフレにしてやると行った時など、嬉しさのあまり全身を震わせ涙すら流しておった。


 まあこれだけのイケメンに助けられれば無理もなかろうて。


 これが運命的な出会いを演出するということなのじゃな。街で声を掛けるのとは成功率が段違いじゃの。


 じゃがまだこれで一人目じゃ。最低十人は欲しいからの。どんどん助けに行かねばな。


 なに、遅れたとはいえまだダンジョンから魔物が出てきて2日目じゃ。郊外であれば、逃げ隠れた魔物に襲われ助けを求める者はおる。これから行く白衣の天使がおる病院もそうじゃしな。


「天使ですか……【時】の古代ダンジョンのような天使だと少し怖いですな」


「見た目は良くとも残忍ですからね」


「ここは地上じゃ。見た目だけ似てるということじゃろ。さあ、さっさと行こうかの。白衣の天使たちが我らのセフレになるのを待っておるぞ! 」


「「「ハッ! 」」」


 配下たちの勇ましい声に我は頷き、ホークⅡに乗り天使のおる病院へと向かうのじゃった。


 金の掛からないセフレハーレムを作るために。








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