244話 こんにちは!こんにちはっ!異世界中の国々から~♪おいでませっ!ウエルカムっ!ようこそっ!ジャパンアイランドっ!! 10

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月3日・午前10時35分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・地球海洋諸国連合同盟勢力圏・日本列島・日本国・本州島・関東地方・東関東地方・茨城県・小美玉市・茨城空港にてにて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



長種族と言うのは、長生きをする分、結婚には後ろ向きの姿勢に向いて居る性格の持ち主が多く居り、繫殖する際の受精率も、かなり低いらしい。


 大体500年以上もの時を生きる種族は、遊びで性関係を持つのは構わないと言いつつ、本格的な恋愛関係に関しては、淡白な性欲をして居ると言われて居るらしい。


 その中でも紫竜人族と言う種族は、おっとりとした性格な上に、引き篭もり系のガツガツの肉食系な人達であるので、アースティア世界の地下世界内で、のんびりとした、気ままな引き篭もりライフを送って居るので、忙しない暮らしを送って居る地球人から見れば、何んとも羨ましいライフスタイルを送って居るのだろうと言いたい。



 その里への地上世界からの入口は、在るには在るらしいが、私生活を邪魔される事を嫌う彼らは、滅多な事で、他種族に玄関の入り口に付いては、簡単には教えてはくれなく、その為に誰にも教えたくはないらしい。


 彼らが活動的に成る理由で地上へと出て行く時は、食事の為の買い出しや狩りに加えて、繫殖活動をする時呑みであるので、他の種族や同胞種族なんかの友人達との連絡のやり取りは、念話魔法たるテレパシーを用いて居る。


 だがしかし、紫竜人族と言う種族との連絡を取るのは一苦労で、居留守を使われる事か゛多く。


 代行で近くの誰かが反応して居れば、代わりに伝言をしてくれると言うのが、実情であった。


「エリンの弟子の一人で、糞生意気な態度も胸もドデカい小娘の修行依頼すらも、適当に同胞の子らに任せて、何もしない始末だったな。」と忌々しい事を思い出すエクレアは、リナとの稽古で、打ち負かされた事を未だに根に持って居るらしい。


 序でに言うとエクレアとの修行のせいで、ある程度大人しかったリナの口調が、エクレアと似たような感じの口調と成ってしまった事を付け加えて置く。


「まぁ、それは良いっ!!今回の我らの国際会議への参加は、色竜人族の代表総会議でも在るのだっ!」


「その一角たる紫竜人族の長たるパァープルディア・ディメンジョン・ドラグリアが出席をしないのは、我ら竜人族部族会の恥でも在るのだ。」とリーファは言う。


 其処で業を煮やしたエクレアは、直接的にパァルディアを呼び出すべく、叩き起こす様な口調で怒鳴りながら呼び掛ける


「おいっ!!パァルディアっ!!俺達は、もう一月近くも、お前に連絡して居るんだっ!!」


「いい加減に起きないかっ!!」


「ねぇ、パァルディア。静かに寝て居る所を悪いのだれけど、大事な世界会議なの。紫竜人族の顔役たる貴女達が来ないと、世界中の国家元首の方々から、貴女との連絡を怠ったと私達が恥を掻いてしまうわ。」


「済まないが、此方に来てはくれないか?」と最後にリーファが、優しそうな口調で呼び掛けた。


 そんな3人は、懸命に、アースティア世界の何処かに居る友人へと、テレパシーを送る。



 すると・・・・・・・・・・・・・紫竜人族のテントスペースに、巨大な円状の穴が開かれた。


「ふああぁぁぁぁーーっ!!まだまだ眠いわ。あふーっ・・・・・ねぇ、みんな。わたしに何か用なの?」と、のんびりした口調で話す、紫色の色合いの肌色をした巨大な竜が現れる。


 何処からともなく現れた突然の来訪者に驚く、日本側のスタッフ達は、驚きの声を上げて居た。


「やっと来たか?」


「ふああぁぁぁぁーーっ!!ぐぅぐぅ・・・・・・・・」と半分くらい時空の穴を出たパァルディアは、眠気に誘われて、再び眠りに付こうと、ついつい二度寝をしまう。


「寝るなっ!!」と叫ぶエクレア。


「んんん?御免なさい。でも、まだ眠い・・・・・・それで・・・ええっと、何だっけ?」


「東京サミットと言うアースティア世界の反帝国同盟諸国の主要国と異世界転移国家諸国、それに中立地域国と私達の様に部族自治国の元首達が集まって、新しい世界態勢を話し合おうっ言う会議をするの。」


「悪いが、パァルディアには、色竜人族の一角たる紫竜人族の長として、それに参加して欲しいんだ。」


「ふああぁぁぁぁーーっ!!そんなの如何でも良いや、ぐぅぐぅぐぅぐぅ・・・・・・・・・」と再び二度寝をするパァルディア。


「いい加減にっ!!」と怒るエクレア。


「待ってっ!!」


「くっ!!分かった。此処はアリアに任せる。」


 アリアに止められたエクレアは、此処は彼女に任せて、大人しく引き下がった。




「ねぇ、パァルディア。会議には出席するだけで良いから、私達の顔を立てて参加して欲しいの。」


「日本国で開催される会議中の合間には、豪勢なお料理と世界中から色々な人達が来るわ。」


「んんん?ご飯?」


「そ・れ・にっ!!色々な土地からやって来た、殿方も多くいらっしゃる筈よ・・・・・・・・・」


「うん。行く。ご飯と新しい恋、面白そう。」と、単純な餌で簡単に釣られてしまうパァルディアであった。


「それで、わたしは先ず、何をすれば良いの?」


「目の前のテントに入って、人へと擬態すれば良いわ。後は中に居る人の言う事を良く聞いて、従うことね。」


「うん。分かった」と言ってズシンっ!!ズシンっ!!ズシンっ!!と地響きを立てながら、テント内へと入って行く、パァルディア。


 中に入るとパァルディアは、メキメキ、ボキボキ、バキバキ。ゴキゴキと言う肉体細胞を変質させる擬態変身能力を発動させ、人の姿へと変身して行く。


「んんんっ!!はああああんんんんんっ!!アガアアアアアッ!!」と言う色っぽい喘ぎ声と共に、パァルディアの姿は、170センチの背丈と女性らしいグラマスボデイに加えて、明るく深みが掛かったパープルカラーのストレートロングヘアースタイル。


 妖艶そうで眠たそうな眼つきをした、妖艶おっとり系なヒト族の女性へと変身を遂げる。


「はぁ~、これでやっと先に進めるな。」と言いつつ、エクレアもテント内へと入り、碧眼の金髪セミロングヘアーで、アタイっ子口調な10代後半の女暴走族風の出で立ちをして居る女性へと変身して行く態勢へと入る。


 中に入るとエクレアは、メキメキ、ボキボキ、バキバキ。ゴキゴキと言う肉体細胞を変質させる擬態変身能力を発動させ、人の姿へと変身して行く。


「グウウゥゥゥーーっ!!グオオオオオオオオォォォォォォォォォォーーーーーーーーンンっ!!ガアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァーーーーーああんんんんんっ!!」とエクレアは、呻き声に似た喘ぎ声を上げると、みるみるうちに人間態へと変身を遂げた。


「確かにね。」とやれやれと言った感じに言いつつ、テント内へと入るアリアは、尻尾がはみ出してながらも、テント内へと入ると、濃い群青色をしたロングストレートヘアーで、鹿の様な角を生やした、ボッキュンボインな母性愛溢れるお母さんの様な女性へと、変身して行く態勢へと入る。


 中に入るとアリアは、メキメキ、ボキボキ、バキバキ。ゴキゴキと言う肉体細胞を変質させる擬態変身能力を発動させ、人の姿へと変身して行く。


「ああっ!!ああんっ!!はあああんんっ!!ひやああああああぁぁぁーーーんんんんんっ!!くうううぅ・・っ! ひあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーんんっ!!」と、今度は飛び切りにエロい喘ぎ声で変身して行くアリア。


その外では、声を聞きつけたスタッフの男達が、股間をガチガチにさせて、悶えて居た。


「やべっ!!起っちった。」


「俺もだ。確かに・・・アレでは・・・他人には、見せられんな。特に男には・・・・・・・・」等と口々に言う男達であった。


「ふぅ、これで一息付ける」と言いつつ、テント内へと入るリーファも、一安心と想う彼女も、緑色の頭髪ポニーテールと引き締まった体型を持ったクールビューティーな美人さんの人間体形態へと変身して行く態勢へと入る。


 中に入るとリーファは、メキメキ、ボキボキ、バキバキ。ゴキゴキと言う肉体細胞を変質させる擬態変身能力を発動させ、人の姿へと変身して行く。



「うぐくぐっっ!!ぐおおおおおっ!!うわあああああぁぁぁぁーーーーっ!!がああああああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」と一番に真面そうな喘ぎ声を発するリーファは、みるみるうちに人間態へと変身を遂げて行った。


 そんな変身を遂げた4名が居るテント内へと突入して行く者達が4人居た。



 それは覗来益男が、使い捨てとして潜り込ませた、過激思想を持った手下の一般市民であった。


 何れも30代の男達であり、独自の使命感を持って事に望みつつ、小型カメラを持って突入するが・・・・・・・・・・・・・・


「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーっ!!」


「日本国政府めっ!!」


「善良な日本国民達にっ!!」


「外患と何を企んで居るっ!!」と言った具合に、テントの中へと入り込むが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「「「「ええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」と叫ぶ、テント内へと突入した過激派一同。


「ふぇ!?」


「んんっ!?」


「ふむ。」


「あらあら?」


 過激派がテント内で見たものは、何れも見目麗しい素っ裸な格好の女性へと変身した竜人族の長達であった。


「貴方達っ!!」


「何処から入ったの?」


「事と次第によっては・・・・・・・」


「覚悟は出来て居るわよね?」


「「「「・・・・・・・・・」」」」


 警備と出迎えのスタッフの女性達は、それは、それは、おっかない鬼の形相で、過激派の男達を取り囲みながら睨む。


 警務自衛官と警備警官らに取り押さえられた過激派達は、その場にて即御用と成り、連行されて行く。


 その証言では、日本国政府が、百里基地で出迎えた者達と怪しげな取り引きをするとの情報をネット配信しようと、ボランティアに潜り込んだと述べて居た。


 警視庁と警察庁は、供に公安部との調査にて、今回の事件の裏には、平和反戦団体ピース・シールドが、裏で動いて居るのでは無いか?との見解を発表する事に成った。


 それに対して平和反戦団体ピース・シールド側は、全くの噓っぱちだと言い、日本国政府は、テロリストや過激派の過激行動を我が団体に擦り付けるとは、何事だとも反論して居た。


 警察機構が真実を突き止めるのには、証拠が足りず、組織の大元へと辿り着くのには、まだまだ長い道のりとも言え、この騒動の真相は、闇の中とされてしまうのである。


 警備体制の裏を描かれた日本国政府は、より一層の更なる警備体制と警戒態勢へを敷くとして居る。


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