51話 第二次龍雲海沖海戦 8

アースティア暦 1000年・西暦2030年・ 6月3日・午前7時30分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・九州島地方・福岡市東側郊外地域・神部町・異世界国家交流総合支援省・交援省防衛監督指令室にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 



 アディーレ・グレッサ辺境侯爵艦隊司令官(少将)が率いる辺境地方艦隊が率いる ローラーナ帝国海軍東洋方面艦隊・第120艦隊が壊滅的な敗戦。


 それに所属する将兵達、死者と行方不明者を合わせ4000人近くの安否確認が不明と成った事を知ったシドウ・ギワザン准将は、独立外征艦隊司令長官権限に措ける権限を用いて、その地方の最高司令官であるローラーナ帝国・第三方面軍・帝国東方制圧軍総司令長官であるゾイザル・セイダル・ローラーナの裁可を受けずに、独自の軍事行動を開始する。



 そもそもの事の起こりは、ローラーナ帝国暦600年・アースティア暦1000年・西暦2030年・4月13日に、ローラーナ帝国海軍・東洋方面艦隊・第120艦隊とベン・ジョンソン大佐が、戦地と成った龍雲海からボロボロと成って逃げ帰ってきて居た事によるもの。 



 其処でシドウ・ギワザン准将は、日本国の所在地を探るべく、威力偵察と報復攻撃を兼ねた日本国侵攻計画を画策し、それを実行に移す。


 その彼自らが率いるローラーナ帝国海軍・イースト・ウッド・ブリヂストン第一外征艦隊とヴァロニカ・サークラ・レアモン妃将軍が率いるドラグナー皇国軍・レッドブラッドアイゼン聖龍騎士団空挺艦隊らが日本国へと侵攻を開始する。



その動きを察知した日本国政府と防衛省は、第一外征艦隊を中心として侵攻艦隊を監視し続けてから、丸2日が経過していた。



 日本国政府が交援省へ特殊国外地派遣遠征有事法、通称特征法の発令移譲委託を決めてから丸二日も経って居る中で、交援省と交援省防衛監督指令室に詰める竜史と職員達は緊張する日々が続き、宿直所に詰める中での勤務は過酷を極めていた。



 そして日本国へと向かい、明らかに日本国への侵攻作戦を展開して居ると思わしきローラーナ帝国艦隊は、1時間に約21キロの速度で進んでいる。



 その陣容な措いて、陸海空の戦艦を合わせて1500隻。 100隻の竜母と600騎以上の飛竜隊と更に海賊艦隊が300隻。



 それに加えて、30隻のドラグナー皇国軍の空挺魔導戦艦と一騎当千と謳われる3000人の聖龍騎士団も付いて居るし、掻き集めた艦隊は、全軍で2000隻を超えて居る。



 その総兵力とは、全軍で凡そ12万人前後であった。




 地球世界の科学技術式の船舶と違って、魔導技術形式の船舶と言う奴は、兎に角、航行速度が遅い。


 これは文明の後退による技術格差のせいから来る物であり、その分日本の迎撃準備に余裕が有ると言うものでもあった。


 日本国とドラグナー皇国との距離は、直線距離で言えば、凡そ2000キロ程度は在る距離で行き来する事が可能で、その航路に何もなければ4日から6日程度も有れば、辿り着ける距離でもある。


 日本政府と防衛省及び交援省は、日本へと迫る敵艦隊が日本国領内の領海へとやって来るのに五日から七日と予測し、日本の領海ギリギリ地点である東シナ海と龍雲海の境へと現れて来るのに二日から三日は掛かると見て居た。


 日本政府と防衛省及び交援省は、その東シナ海と龍雲海の境界線海域を決戦場と定めていた。



 その間、交援省の職員中でも海保と自衛官、それに交援省大臣である竜史と大臣補佐関係者は、交代で庁舎に在る宿直所に詰めていた。



また、日本政府は、ローラーナ帝国艦隊の襲来との報告を受けると、沖縄の陸上自衛隊・第15旅団が臨戦態勢へと移行を開始する。


 第51普通科連隊を中心にして、第15高射特科連隊の03式中距離地対空誘導弾と11式短距離地対空誘導弾に、地対空誘導弾改良ホークを展開させる。


 更に本土から10式戦車20両と旧式装備解体に向けて居残って居たが、日本が転移災害によってアースティア世界へと転移してしまい。


 コヨミ皇国でのローラーナ帝国軍防衛体制構築の為、急遽74式戦車を派遣する事にも成った。


 そんな74式戦車が国内に少数残って居た中の10両を沖縄県防衛体制の為に移転する事にも成った。


 その他にも81式短距離地対空誘導弾・88式地対艦誘導弾。


 96式多目的誘導弾・93式近距離地対空誘導弾に加え、北の国からの迷惑な実験に対しての配備されていた空自のPAC-3も対空挺魔導戦艦大して有効と判断し、そのままの配置と成って居た。



 まぁ、高いお金を出して作ったのに、結局ミサイル迎撃の機会を得られなく成ってしまった装備だが、同地の防衛体制の構築の為、その頭数には丁度良かったのだ。



また、ローラーナ帝国軍襲来を予期して、第15旅団には足りない装備と思われる各種装備を既に輸送し終えて居た。



 空自の第9航空団那覇基地所属の101小隊・202小隊・303小隊・404小隊・505小隊・606小隊などの航空隊が扱って居るF‐15J戦闘機30機・20機のF‐2戦闘機隊が、敵艦隊迎撃の為に発進準備態勢に入って居る。



航空自衛隊は、航空護衛艦の配備に伴い、その戦闘機の増産配備が進んでいた。



 同じく海自でも航空護衛艦の配備に備え、空自から教官を迎えて戦闘機パイロットの育成を始めて居る。


 2015年ごろから密かに始められた防衛省のビックプロジェクトでもある。


 表向きは大国の航空戦力増加に対して、海自独自の戦闘機隊の試験創設と訓練と題して居た。


 飛行場基地が限られた日本で、これ以上の戦闘機の配備箇所の増強と謳い、段階を踏んで海自航空隊の創設へと扱ぎ付ける計画だった。


しかし、前政権与党とその他の政党らが衆院選挙を前にして勢力争いと成る。


 2025年に政界の大改編と言う事態を迎え、新党結成が相次いだとしても前政権の流れを汲む自国党は、防衛省と自衛隊に関する法律の改変と改革案は受け継がれて居た。


 そして、遂に大型の航空護衛艦であるあかぎの就役と200以上の戦闘機増加計画は完遂されて居た。


 現在は、戦闘機が新旧あわせて500機前後の配備体制となり、航空護衛艦の艦載機の搭乗員は、各空自基地からの交代制として、新設されたのだった。



 もう少し時間を掛ければ海自航空隊の活躍の場が持てる事だろう。



全ては、もしもの時に備えである。



 赤い旗と北の国、星の旗の国、極寒の領土を持った連邦国等に囲まれた日本は、国土を何時のその争いの戦場と成るのかも知れないからであった。


 2030年以降のアジアの火薬庫と化した極東地域の中心たる日本の備えは、時空転移と言う自然災害と異世界大戦に対する備えと成ってしまったの事は、皮肉としか言えないのであった。



異世界国家交流総合支援省の庁舎一つ、交援省の本庁舎の建物は、災害時に備えて予備防災指令設備の機能を持つ7階建ての元公民館である元マンション4棟の東隣に建って居た。


 交援省の周囲の敷地と成った土地には、新たに壁が建てられていて、建物の周囲の無人の民家を買い取って警備の為に、交番が立てられて居た。



 警察の交番が24時間体制で警備をしており、正門と裏門は自衛官が検問をして厳重な警備をして居た。



 内部にはシベリナ連合と今後やって来るであろう異世界国家の領事館施設となる民家やマンションなどの建物があった。


 交援省の在る場所は、再開発や今回の混乱で家屋を手放したり、事業の失敗建物が無人と成った土地が殆どだった町内を政府が安く買い取った場所である。



 東西南北の全長約3.4キロの地域が、交援省と出張省庁の庁舎地域として使われる事と成ったのである。



普通なら有り得ない話だが、異世界からのお客を東京へ向い入れる体制も整って居ない。


 それにお金を持って居ても東京での暮らしは高いと考えられ、大陸との利便性が整いつつある福岡市を拠点にして、取り合えずは外交活動を開始して貰って居た。




 周囲に壁で囲われているが、キチンと領事館区画と交援省庁舎区画の敷地は分けられている。



 其れまで使われて居た、その地域の道路は、そのまま使用されて居た。



交援省本庁舎ビルは、内装を2月かけて改修をほぼ終えており、日本国臨時捕虜収容所とし使われて居た際に、地下区画内に防災目的で設置された防災指令室を交援省の交援省防衛監督指令室へと改修を受けて、防衛省の司令室や自衛隊施設の司令室に近い造りと成って居た。



其処に自衛隊から派遣されて居る自衛官幹部、海上保安庁からも幹部が派遣されて来て居る。


 また、広い意見を取り入れる為に、今は席が少数空いてる各省庁から派遣されて来て居る課長や補佐等の職員の席も置かれて在るのだ。


 今は海自と海保が情報収集と防衛態勢の準備に入って居た。



「現状は?」



 竜史に聞かれた自衛官の代表たる伊丹順一課長は、現時点での報告を読み上げる。



「はい、帝国艦隊の総数は、監視衛星からの画像解析とグローバルホーク及びP-3C哨戒機からレーダーで、凡そ2千隻を越えて居るかも知れないとの報告です。」


「また、先島諸島方面へと向いつつある3百隻もの艦隊も確認されて居ます。」


「恐らくこれ等は、別働隊かと思われます。」



「一方の海自護衛艦隊は、ローラーナ帝国海軍らしき艦隊から400キロ離れた龍雲海と東シナ海の国境海域にて、着かず離れずの速度にて、微速航行中です。」


「航空護衛艦あかぎを中心に、しょうほう型軽航空護衛艦しょうほう・ほうしょう。」


「護衛艦のこんごう・あたご・しらね・むらさめ・きりさめ・さわぎり・うみぎりを展開。」



「そうりゅう型潜水艦そうりゅう・うんりゅう・はくりゅう・ずいりゅう。」


「おやしお型潜水艦みちしお・うずしお・まきしお・いそしお等が、ローラーナ帝国海軍の進行方向を大きく迂回して、帝国艦隊の後方に回りつつ、目標を追尾が出来る範囲に着き次第、かく乱攻撃をする予定と成って居ます。」



「潜水艦群には、くれぐれも潜望鏡などで、特定の人物を凝視等をしない様にと伝えて下さい。」



「???」



 竜史の発言に首を傾げる伊丹以外の周囲の者達は、訳が分からないと言った感じだった。



「此処は異世界です。魔法と言う特異現象を操れる人達が居る世界です。」




「それと似た様な武の達人が居てもお可笑しく有りません。」




1人の自衛官が「まさか」と言うと・・・・・・・・・・・



「まさか、まさか、まさかの繰り返しが本当に成りかねないのが、この異世界です。」



「それに・・・・まだ、我々は、この世界を知らな過ぎる。」


「それに武の達人なんて者が居たら、何百メートルから数キロ単位での視線を感じ取るなんて芸当やってのけるかも知れませんよ?」



「それ、冗談で有って欲しいネタですよね。」



「そうですよ、銃弾所かミサイルに戦闘機真っ二つなんて芸当は、世紀の大泥棒漫が活躍する世界に登場する釜茹でにされた大泥棒の13代目剣客達人くらいですよ。」



 そんな竜史の言葉に、その周りからは、うんうんと、ツイツイ頷いてしまうのである。



「これはジョークでも有りますが、常に注意はして下さい。」


「それに紅葉さんから聞いた話ですが、トンでもない達人がドラグナー皇国に居るとか言ってますし・・・・・・・」



「一応、油断するなと、出動する全ての自衛隊に対して、今の言った事を念を押して言って置きましょう。」



「話を逸らして済みませんでした。続けて下さい。」



「いいえ、そんな有り得ないだろうと言う常識的な縛りから、判断ミスを犯さない為にも、民間や各省庁から選抜させて居るのが、この交援省です。」


「そんな意見は、こんな時にこそ、この世界で生き残る貴重な物かも知れません。」



「それでは定期報告に戻らせて頂きます。」


「続いては沖縄県の防衛体制のですが、二日前から陸上自衛隊・第15旅団が臨戦態勢に移行を開始。」



「第51普通科連隊を中心に、第15高射特科連隊の03式中距離地対空誘導弾と11式短距離地対空誘導弾・地対空誘導弾改良ホークを配備。」


「更に本土からは、10式戦車20両と国内にまだ在庫として居残って居た74式戦車10両。」


「81式短距離地対空誘導弾、88式地対艦誘導弾。」


「96式多目的誘導弾・93式近距離地対空誘導弾に加え、ミサイル迎撃の為に配備されて居た空自のPAC-3も沖縄本島に展開が完了して居ます。」


「そして、空自の西部航空方面隊と南西航空混成団も何時でも出撃が可能と言って居ります。」


「それと米軍の援軍が来る予定ですが、合流が微妙との事です。」



西方へのお使いこと、通称ダバ派遣艦隊の西方派遣が実施中の為に、チョッとだけ防備的に手薄なので、日本は米国に手助けをお願いして居た。



「今の報告を見聞きする限りでは、九州は比較的に安全と言う訳ですね?」


「米軍の援軍・・・間に合って欲しいなぁ・・・・。それにしても、帝国軍は日本の位置を知って居るのでは無く。」


「何らかの方法で日本の在る方角へと移動して居ると考えられますか?」



「それは無いと言いたいですが、如何でしょうねぇ・・・・・・・・」



 竜史と伊丹とやり取りして居る合間に、海自の1射の幹部が答えた。



「うーん、そうだっ!」



竜史が行き成り叫んだので、今度は何だと思った自衛官と保安官達。



「米内さん、お手数ですか海上保安庁の第七管区、第十管区、第十一管区に龍雲海沖でのあさくら号事件以降に、異世界の民間船を臨検したと言う報告が無いか聞いて貰えますか?」



米内さんとは、海上保安庁から派遣されてきている部署である三等海上保安監の階級を持った海保課の課長である。



「分かりました。今から海保本庁へと問い合わせて見ます。」



 

 それから15分後のこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「高見大臣、本庁を経由して調べて貰いました。確かに有ったそうです。」


「合計で4千件だそうです。木造の漁船・商船・連絡船や個人の民間船が主ですね。」


「高見大臣、ひょっとして・・・・・・・・・・・・」



「多分、そうです。」



 どう言う事だと騒ぐ室内。



「至極簡単な事ですよ、皆さん。」



 米内が簡潔的に結論を言う。



「北朝鮮等が良く使って居た手口ですよ。」



「あっ、そうか。」



「帝国は民間船に偽装して、我が国の警備や防衛状況から本土の位置を割り出そうとして居たのか。」



米内に言われて多くの者が合点が行ったらしい。



 そう、手口が余りにも単純かつ、シンプルが故に気付き難い方法だった。


 今の所、日本国土には異界人が乗り物を使って自力で海を渡ってきたと言う報告は来ていない。


 此処に居るのは、多くがその道のプロだが、交援省の職員の中には竜史をはじめ素人を含めた色々な専門家が多く集まって来て居る。


 竜史も学は無いが素人の閃きやオタク的な発想も出て来る。



 ある程度の事は、プロや大人達に無い考えも意見として取り入れられて居た。




「そう言う事です。・・・・・・と言ってもコヨミ皇国での活動も仇と成って居る様だと判断しても良いでしょう。」



「スパイか・・・・・・・・」



伊丹もスパイが大陸の彼方此方に隠れて居るだろうとは、考えては居たらしいが、帝国のスパイの数が、半端が無い事が分かったと悟ったらしい。



 彼の帝国は、大量の密偵を動員して日本の位置を特定し、日本国に攻め掛かって来ようとして居るらしい。



「ですが、今回の事で海保の保安官を責めたりはしません。」


「それに民間人に扮して居るスパイや工作員を逮捕は難しいでしょう。」


「そう言う者達が潜んで居ると仮定して、これから先の任務に当たれば問題ありません。」


「人の口に戸は建てられませんしね。」


「これで帝国の諜報網が、かなりの物だと分かったと言う事が収穫と言えば、収穫と言えるでしょうね。」



「分かりました。今後は防衛省と海上保安庁、それに警察庁でもスパイや工作員に警戒するよう図りましょう。」



最終的な逮捕や捜査権の関係で警察にも情報と協力が必要なって来る。


 このスパイと工作員対策は、以前から彼の北国に対しての対策していた時と変わらないのだが、この世界でも厄介な事に成りそうだ。



 スパイ対する事柄が決まると、いよいよ海向こうから迫って居るローラーナ帝国軍に対して、如何するかである。



「間も無く米軍による陽動作戦の第一段階であるミサイル攻撃が始まるそうです。」



「おおっ、間に合った様ですね。」



伊丹は政府と防衛省が米国臨時政府に要請したミサイル攻撃が可能な艦船で固められた艦隊が、東シナ海に集まって居た。


 この作戦に間に合うかどうかは、分からないと米国から言われて居たので、ちょっとだけ心配だったが、何とか間に合ったらしい。



現場では国境海域に元から在ると思われるハワイ諸島に似た島が有る。


 事前の調査で無人島だったらしく、政府ではこの諸島の事を今後どうするが話し合われて居た。


 その諸島付近に龍雲海特有の天候悪さが出て来て居る。


 雲が掛かり始めようとして居て、一時的に嵐が起き様としていた。


 この世界では精霊の属性の影響で、惑星上の位置に関係無く、天候と気候が変化するらしい事が分かって居た。


 日本は異世界から転移してきた土地なので精霊が居ないらしく、今後、精霊達が住み着かない限り、通常の自然の気候に落ち着くのでないかと、コヨミ皇国政府と紅葉から言われて居た。



 気象衛星からの画像でも、龍雲海の両艦隊の海域近くに、雲が掛かり始め様としていた。

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