外伝3話 想定外の事案に翻弄される日本 前編

アースティア暦 1000年・西暦2030年・4月1日・午後19時00分・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本国・関東地方・東京都・千代田区・永田町・内閣総理大臣官邸地下室・危機管理センターにて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 慌ただしい職務の合間を縫って内閣閣僚等は、首相官邸に招集され、予め用意された仕出し弁当で夕食を取る事に成った。


 その夕食を挟んで内閣閣僚幹部らは、首相官邸地下室内に設置されて居る危機管理センター室へと安元総理を始め閣僚が集まる。


 先ず最初に会議で行ったのは、報告会議である。


 題して日本国及び地球特定国家・地域並びに航空・船舶が時空転移現象に被災した複合事案に関するレクチャーと言う題目での大会議が始まった。



 会議進行での司会の音頭を執るのは、高橋裕貴官房長官である。


 高橋官房長官を含めた安元内閣のメンバーは以下の通りである。


安元宏孝 総理大臣

高橋裕貴 官房長官

高戸安広 総務大臣

諏訪部純二 外務大臣

根谷美智子 法務大臣 

峯 篤也 財務大臣

浪川大介 農水大臣 

諏訪部純二 外務大臣

小西勝幸 防衛大臣

甲斐田由布子 文科大臣

杉山紀幸 国交大臣

小野阪雅弥 経産大臣

高坂篤志 厚労大臣

中村江梨子 環境大臣

桐原昇 気象庁長官


「それでは、日本国及び地球特定国家・地域並びに航空・船舶が時空転移現象に被災した複合事案に付いての打ち合わせ及び、閣僚の皆様へのレクチャーの為の会議を始めます。」


「今現在、国内外からの情報筋ですが、我が国は地球世界とは見知らぬ異世界へと国土・国家を保ったまま、日本列島の大地ごと跳ばされたと報告がされて居ります。」


「これは巷では転移現象と言われて居る現象です。」


「其処ですが、先ず最初に本案件に付いて報告会から始めます。」


「これに付いて気象庁を所管する国交省は、何か掴んで居ませんか?」


「いいえ、今判明して居る事と言えば、地震計に反応が無かったとしか・・・・・・・・・・」


「気象庁でも?」


「はい。杉山さんが仰った事の意外では、今はまだとしか・・・・・・・・・・」


 桐原気象庁長官は、横に居る官僚から耳打ちされて居る。



 如何やら気象庁では、未だにまだ何も掴んで居ないとでも言って居るのだろう。


「環境省は?」


 高橋が会議の進行を進めながら、一番に関係が在りそうな省庁から、順を負って情報を聞いて回る。


「此方も何も有りません。」


「中村さんの言う通りです。何分、これは余りにも想定外な事案ですので・・・・・・・」


 甲斐田文科大臣は言った。


 丸で何処かの怪獣王映画のワンシーンの様な光景が見られ始めて行く安元内閣・閣僚幹部会議。


「総理っ!!この想定外の被災で、我が国は経済的に甚大な被害が出て居ますっ!!」


 峯財務大臣は声を張り上げて、悲鳴の声が上がった。


「そうやっ!!この事態に早よう如何にか対処せんとっ!!トンでもない事に成るんやでっ!!」


 関西弁訛りの小野坂雅弥経産大臣も、峯財務大臣が言った先の発言に同意する。


「しかしだ。貿易先が限定されてしまって居る。」


「地球世界と切り離された以上、かつての様な大規模な貿易は望めない。」


「食料や資源材料の輸入も、そして輸出してくれる国も限られる。」


「更に米国一部や他の国も日本頼りな状況だ。早急に食料と物資の輸出をして欲しいと各国大使からも各国の軍からも言って来ている。」


 諏訪部外務大臣も外務省に駆け込んで来る地球系各国からの悲鳴に。もうウンザリして居る様子だった。


「そやけどな・・・・防衛省は、自衛隊は何か知らんのかいな。海保でもええんやけどな。異世界へと転移と転移してちゅうんなら、この異世界の何処かに大陸でも群島でも構わへんっ!!」


「新しい取り引き先の一つや二つくらい見つけられへんのかいな?」と防衛大臣たる小西防衛大臣に質問をする小野坂経産大臣。


「それに付いてだが、今日の昼頃に空自の偵察機であるRF-4EJ改が、九州の築城基地から北西に飛んで調査した。」



「当初は韓国との国境確認の偽にだったんだが、その偵察飛行で、とても面白い映像を撮って来た。」


「これを見て欲しい。」


「「「「おおおっ!?」」」」


「こっ、これはなんの冗談だ?」


 高戸総務大臣は、小西大臣に見せられた映像に対して、何んとも言えない気分に陥った感じな感想を率直に言って居た。


「江戸?平安・・・いや、そのどちらも混ざった感じの・・・京都か?それに幾つかの城は、戦国時代前後辺りの物と酷似して居るかも知れないなぁ・・・・・・・・・」


 閣僚や官僚は様々な感想が飛び交って居た。


 そして、数多くの想定外の出来事に安元政権の閣僚と各省庁の官僚は、疲労困憊であるが故に、何をして良いのかが分からなく成りつつある。


 そんな混乱と頭を悩め抱える閣僚等は、ハッキリとした答えが出せずに居た。



 其処へ高橋が半ば無理やりに話の纏め掛かったのである。


「皆さん、ここは取り合えず、大陸国家勢力と思われる地域への早急な使節団の派遣と調査をすると言う事を本会議の議題とします。」


「宜しいでしょうか?」


「そうですね。この様な事態は想定外の出来事ですし。」


「十分な議論をすべきだろうな。この想定外な事案は・・・・」


「想定外過ぎるっ!困ったものだっ!」


「前代未聞の想定外の事態・・・・・・はぁ・・・・・・」


「では、30分の休憩を挟んで会議を再開します。」


 民主主義に置いて縦割りで仕事をしないと組織は上手く回らないのである。


 そんな決められない会議の進行役をして居る高橋官房長官は、呆れながら呟く。


「ああ、やっぱりこの国の最高機関や下部組織、結局は本当に何も決められない。」と高橋は心の中でそう呟いて居た。


 日本は想定外と決まらない政治で何時も大損して居る変化を嫌う民族である。


 日本と言う国は、古来より会議は踊るされど進まずと言う故事にピッタリな民族で、危機を体験するか、マジヤバな状況下で、あわあわとテンパって居る直前にならないと動けない民族である残念なお国柄だった。


 和を乱す方が害悪だと言う悪しき慣習の元に、会議で話し合い折り合い付けたやり方でないと抜け駆けに見えるらしい。



 何とも日本人と言う奴は、因果で面倒な性格をして居る民族なのだろうか?


 対策会議は紛糾し、閣議決定は翌朝に再度集まって決定された。


 取り敢えず決められた方針は、日本周辺の民間・軍事を問わずに航空機及び船舶は飛行と航行に支障がある物、目的地が消失した場合は、国交省と海保の指示の元で近隣の港に向う事。


 母国を失った或いは帰えれなくなった外国人を一時的に収容する場所を作る事と。


 燃料と食料の配給統制と国内企業の資金面のでの優遇と補助。


 銀行などの金融機関の救済処置と版権フリーと成った特許物を日本国が一括管理をしつつ、リスト化させる事と特定企業や個人による完全な独占禁止の法律化。


 地球系列の国家の異世界国家との接触の自粛要請。(事実上の禁止)


 異世界の大陸調査と国家勢力との接触。


 護衛として自衛隊の派遣と友好使節外交団の結成。


 現友好国との連携強化などと言った事が決められたのである。





アースティア暦 1000年・西暦2030年・4月2日・午後12時00分・ユーラシナ大陸・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本国・東京都・千代田区・永田町・総理大臣官邸・記者会見場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




 翌日2日の正午に緊急記者会見が、総理官邸内で高橋官房長官によって行われる事となった。



 総理官邸に集まったメディア関係者は300人を越えていた。


 それも全国各地から全国紙や全国放送して居るテレビ局は言うに及ばず、地方紙と地方局にラジオからネット関係のメディアまでと様々である。



 メディアはどの局も特番を組み、新聞紙は号外の準備に取り掛かって居た。


「間もなく日本政府による緊急発表記者会見が始まろうとして居ます。」


 日本の国営放送局であるJHKを中心に、各テレビ放送局の特番では、名の有るレポーダーやコメンテーターを出演させて居る。


 記者会見が始まるとの報せが届くと、視聴者達が見て居るテレビ画面モニターに映し出される映像は、一斉に記者会見場へと移行し、カメラは高橋裕貴官房長官の動きを追って行く。


 記者会見場へと入って来た高橋官房長官は、壇上に立って記者達と会見を見ている国民に対して一礼すると、ファイルを開いて発表予定の今現在起きて居る出来事に付いての説明を始めて行く。


 記者達やレポーター等は、今日、どんな発表が在るのだろうと思いつつ、高橋が記者の質問に対して、今度は如何はぐらかせるのだろうと、会見での毎度の彼とのやり取りを記事にしようする記者の姿も見られ、様々な話の内容が囁かれて居た。


「あっ!?高橋裕貴官房長官です。」


「高橋官房長官が会見場入って参りました。高橋官房長官は何か言われるのでしょうか?」


 あるテレビ局の女性レポーターが、高橋官房長官の来訪に気が付くと、一斉にカメラが向けられる。


 眩いフラッシュが次々と炊かれ、それぞれのテレビ局のレポーター等が、番組の司会者と視聴者向って報道実況を伝え始める。


「え~それでは記者会見を始めたいと思います。先ずは、現在日本が置かれた状況に付いて、判明して居る事柄を発表したいと思います。」


「質問は全ての政府発表が終わった後に時間が取って有りますので、事前のくじ引きによる抽選が当たった報道記者の方吞みの質問と成って居ますので、ご協力をお願いします。」


 記者による質問は、取材に訪れて居る会社が余りにも多い為に、記者会見が始まる前に、事前に抽選と成って居た。



 其処で各会社は数社単位で、協力体制を取って何の質問をするかを口裏合わせをして居たのである。


「え~日本は現在、地球ではない土地。所謂、異世界へと転移したと思われます。」


「えっ?!」


「そんな馬鹿なっ!」


 報道各社の記者達は各々信じられないと言う言葉が多数見受けられた。


  番組を見ている視聴者はネットのツイッターで「マジかよっ!」「嘘でしょ?」「有り得ないっ!」「異世界キターっ!」


 「でも色々オカシイ事が起きてるって」「エルフとか獣耳娘とか居ないかな?」「これ見てよっ!!ドラゴンだーーっ!!by北海道」とか色々と好き勝手に呟いて居た。


「静粛にっ!静粛にっ!静粛にお願いします。」


「先に述べた通り、我が国はテレポート様な超自然現象的な災害に遭いました。」


「日本国として、その事の確認が正式に取れましたので、国民の皆様にご報告を致したいと思います。」


「以後この現象を転移と呼称します。」


「正しくは時空転移と言い。7年前から奇妙な事件が多発して居たと、ニュース報道等でご存知の方も多いと思います。」


「そして、とうとう我が日本国も、その災害に見舞われてしまいました。」


「この度の転移は日本以外の地域や国家に航空船舶も巻き込まれたと言う情報も確認がされて居ます。」


 高橋が転移災害にあった国と地域を発表して行った。


 サハリン(樺太)・クリル諸島(千島列島)・ウラジオストク周辺300キロ地域・カムチャツカ半島の南半分。


 パプアニューギニア・インドネシア・ブルネイ・シンガポール・マレーシア・タイ・ラオス・ベトナム・カンボジア・ミャンマー。


 アリューシャン列島・ハワイ諸島と周辺諸島・ミッドウェー諸島・ウェーク島・マリアナ諸島・台湾。


 スリランカ・ジブチ・ソマリア。


 そして、最後にイギリス領であるフォークランド諸島やEU加盟所属国の離島が現在の所、転移して来てしまう。


 しかも・・・・その地域が最も遠方と言う事も在ってか、孤立しつつ混乱もして居るとの事である。


 地球各地に点在するEU所属国の離島は、フォークランド諸島沖の近くに転移していて、イギリス軍とEU所属各国陸海空軍が間の悪い事に成って居た。


 それはフォークランド諸島と転移して来た離島で、単独の演習や合同演習をしていた際に、転移に巻き込まれて居たと言う災難に見舞われてしまって居たのだ。


 更に数年前から移動中の軍艦が行方不明に成る事件の被害艦も、この地に同時に現れていた。



 同地の人々は、日本からの強力な無線電波やモールス信号を受信すると、日本に返信を送って救援を申し出ていた。


「また、宇宙空間では国際宇宙ステーションと宇宙船。」


「更には人工衛星も転移して来ており、日本政府とハワイの新設されたアメリカ臨時政府は、数ヶ月以内に地球系転移国家群が点在する領域への宇宙飛行士の帰還計画を検討して居ます。」


「それまでは宇宙ステーションには、宇宙からこの世界の地上観測を行いつつ、情報収集をして貰って居る所で有ります。」


「更に転移して来て居る各国の政府と自治体等と協力体制を取りつつ、今後の対応を検討して行きたいと日本政府を考えて居ります。」


「続きまして、各国と日本が独自に調査をした結果をご報告させて頂きたいと思います。」



「日本の近隣を偵察き及び哨戒機にて調査した結果、日本の西側に巨大な大陸を発見を致しました。」


「この大陸は南方の旧東南アジア地域の付近まで伸びて居るらしく。」


「タイ軍とベトナム軍との共同飛行偵察作戦を行った結果、我が国が得て居る事案・情報と同じものであるとの報告を受けて居ます。」


「また、その中間に位置する台湾からも空軍の偵察飛行では、未確認飛行物体らしき物に騎士甲冑姿の人間が乗って居たとの報告も有ります。」


「間違いなくこの世界の大陸には、人間と国家らしき勢力が有ると推測され、日本政府は、同事態に陥って居る友好国各国に対して、不用意に接触を避けるように要請しました。」


「これは不用意な接触で疫病の伝染と国家間の紛争と戦争を避ける為の処置でも有ります。」


「また、各国は転移による混乱をして居る過程でも有りますので、異世界国家との外交を我が日本政府に一任する方針で、外交調整を外務省が各国大使と通じて行って居ります。」


「言い方が悪いですが、日本が外交団を送って不測の事態に陥ったとしても、犠牲が少なくて済むと考えからで有ります。」


「と言う事は、政府はその新大陸への外交団の派遣を決定したと言う事ですか?」


 記者の1人が許しもなく質問して来た。


「質問は最後に受け付けますが、これに付いては当然な反応と言えます。自衛隊員は、護衛として同行する予定です。」



「万が一にも殉職か疫病などての死亡した場合は政府が責任を持って、その家族を全力で保障とサポートを致しますし、外交団に参加する議員と官僚にも同様の処置が取られます。」


「まぁ、議員と官僚の方は志願制にして居りますが、自衛隊員の場合は、最初は志願を募り、残りは交代勤務予定表に従って、勤務予定の隊員にお願いと言う形を取る予定です。」


「次に日本の国内の産業経済に付いてですが、各企業が緊急処置を取って頑張っている状態ですが、サービス産業関係は一週間は持たないと言う試算が報告されて居ます。」


「続いて機械加工及び電子機器産業ですが、このままでは約1月で操業が停止しまうとの事です。」


「これは貿易先の顧客が居るのは、転移して来て居る国家及び地域しか無い為で有ります。」


「金融関係では、海外の投資と融資先が消失、これ等もかなりの損失を被るとされて居ます。」


「食料に関してですが、米にの場合、約1年半の備蓄が有ります。その他の物は販売統制を取らなければ、約半年足らずで足りなくなると見られるとの資産が出て居ります。」


「エネルギー関連企業ですが、当面は輪番で停電対策体制を取り、ガソリンなどの石油等の化石燃料も使用制限を取らせて頂きたく思います。」


「国民の皆様は不必要に乗り物を使っての外出を控えて頂きたく、お願い申し上げます。」


「政府と致しましては、出来るだけ早い内に、エネルギー支援対策を講じたいと思います。」


「最後にですか、転移の影響のせいで時空震と思われる地震は、通常の地震と変わらない様であった為に、落石や倒壊が発生した地域が多い様です。」


「不幸中の幸いな事に、これらの時空震による津波は発生して居ないとの事です。」


「これに対しては、消防や自衛隊が災害出動して居ります。」


「安全が確認されるまでの間、避難指定場所からの帰宅き自粛して頂きますようお願いします。」


「今の所は大規模な火災の被害の情報は入って居りません。」


「国民の皆様に措かれましては、引き続き地方自治体や警察・消防・政府の発表などを良く注視して頂きたく。」


「デマや風聞に左右される事との無い様にご注意ください。」


「以上が政府の公式発表と成ります。」


 高橋の記者発表が終わると、近くで控えて居た官邸官僚が、記者とレポーター向って質問を受け付けると言う。


「ではこれより質問等を受け付けたいと思います。抽選で受かった報道機関の会社の方は、提出された質問通りの発言だけをお願いを致します。」


「質問は時間の都合と本案件が特異である点から応えられる範囲が限られて居る事も有って、一社に付き一つとさせて頂きます。


「ご了承ください。」


 政府への質問は前代未聞の想定外の災害である為に、専門的な分野やまだ、分かって居ない事も多くある。



 その為に、念入りな調整が政府と報道各社との間で取り行われていた。


 一部では報道自由がとかをうるさく言う輩も居たが、担当の官僚から逆に説明が出きるのか?


 知っている事が有るなら、是非も情報提供をして欲しいと突っ込みを入れられると黙り込んでしまうのである。


 こんな状況で政府批判しても利益が無いのは明らかなのに、空気が読めないジャーナリストや学者に市民団体は、本当に始末に悪いのであるのだった。

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