第2話 いつの世も part1
「……きろ」
「起きろっていてんだよ」
僕は頭部に痛みを感じて起き上がった
目の前にはいかにも俺最強ですと言わんばかりの装備や武器を身に着けた
男がこちらをにらんでいた
「おい、てめえ、何に寝ているんだー。てめえは俺より早く起きて準備するのが役目だろうがー」
と切れ気味でいってきた
「いや、あなたは早く寝て………なんでもありません」
どうせ無駄だ批判しようものなら殴りかかってくる
彼は村で勇者として選ばれた人
対して僕はテイマー、村ではいない子として扱われた
彼が僕をいじめても、みんなが僕を責めた
しかも、僕は母、父に似ていない真白な髪 真っ赤な瞳
そのせいで 親にまで嫌われていた。
早く家から出たいと思っていた。
しかし………
よりによって、なぜこいつを王都に連れてく任務なんだよー。と考えていると
「何黙ってんだー。ほかになんかいうことないのか。このくそテイマー」
鼓膜が破けるぐらいでかい声で僕を責め、続けていった
「大体、なんで俺が野宿なんてしなきゃならないんだ。てめえがちんたらしてるせいだぞ、この役立たずがー、次はもっと早い魔物をテイムしてこい、 無能が」
「ごめんね、次は頑張るから」
こうして僕が責められている間に、死のカウントダウンは始まっていた。
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