第146話 魔喰い

「んでぇ、ベルーナさん。この剣は一体何なんだぁ?」


 壁に手を付き背中の痛みをこらえているベルーナ。「ああ……それはねぇ……」と、か細い声でようやく説明を始める。


魔喰まくい。私たちがそう呼んでいる短剣さ」


魔喰まくいぃ? あんまいい名前じゃねぇなぁ」


「ああ、正式名称じゃあないよ。名前は勿論、いつどこで誰が打ったのかも分からない。どこにもめいが入ってないのだよ」


「ほぉ~ん。何で魔喰いなんて呼んでんだぁ?」と話ながらホルツは魔喰いをさやから抜こうとする。


「魔力を喰うからさ。ただし斬り付けた相手からじゃあないよ、使用者の魔力を喰うのさ。この剣はねぇ、自身をさやから引き抜いた者の魔力を、ごっそりと吸収してしまう魔道具まどうぐなのだよ。有無を言わさず一瞬で相当な量の魔力を吸い取る性悪しょうわるでねぇ、この剣を抜いた者は漏れなく魔力切れを起こしその場に卒倒そっとうしてしまう。過去何人のも団員が面白がってチャレンジしたが、まともに立っていられた者を私は見た事がないねぇ」


 ベルーナの説明を聞いたホルツは慌ててつかから手を離した。抜いていたら自分も倒れていた事だろう。「何でそんな物騒な物がここにあるの?」とライエは眉をひそめる。


「さぁねぇ。工作部員の誰かが打った物なのか、それともどこからか流れてここにたどり着いた物なのか……ホルツはさっき、ここにある武器は全て新品だ、なんて話していたが、これに関してはどうなのか分からない。誰かが使っていた物なのかも知れないが、ただこんな性悪しょうわるを使いこなせる者がいたとも思えないしねぇ」


「こんな危ねぇもん、さっさと処分しちまえばいいのによ」と話ながらホルツは魔喰いを突き返すようにベルーナに手渡す。


「そうは言うがねぇ、ホルツ。これは中々に珍しい一品なのだよ。非常に面白い魔法が付与ふよされているのさ。棄ててしまうのが勿体ないくらいのねぇ」


 抜いた者の魔力をごっそりと吸い取る魔道具まどうぐ。それだけの魔力を使い、果たしてどんな効果が発現はつげんするのか。俄然がぜん興味が湧いてきた。「どんな魔法?」と問い掛けるとベルーナはコンコン、と魔喰いの鞘を手の甲で叩く。そしてニヤリと笑いながら「硬化さ。この剣は使用者の魔力を吸い取り、己の身体に硬化処理を施すのさ」と答えた。


「それはつまり、剣自体が硬くなって壊れにくくなる……とか?」


「そういう事だねぇ。武器なんて物は消耗品だ、激しく打ち合えば刃こぼれはするし、欠けてしまったり折れてしまったり……そんな事は日常茶飯事さ。今まさに剣を壊したが為に新しい剣の完成を待っているホルツなら、その効果の有用性は充分理解出来るだろう?」


 ちらりとホルツを見るベルーナ。「確かに……武器が壊れていざって時に仕留められねぇ、身を守れねぇ、ってのは楽しくねぇなぁ……」とぼそりと呟くホルツ。


「そうだろう? 有無を言わさず大量の魔力を吸い取るが、その見返りとして最高の強度と落ちる事のない切れ味を保証してくれる。これはそういう剣さ。こんな効果が付与ふよされている剣なんて見た事も……」


「ちょい待て」


「何だい、ホルツ?」


「その剣抜いたら皆ぶっ倒れるんだろ? じゃあ何でその効果が分かるんだよ?」


 ホルツの疑問に呆れたような表情を浮かべるベルーナ。やれやれ、といった感じでその疑問に答える。


「鈍ちんホルツの割には良い所を突いている……ようでいてやっぱり鈍ちんホルツだねぇ……君、私が一体何なのか……よもや忘れたとは言わせないよ?」


「あ……そうか……」


「そうさ! 私は魔具師まぐしだよ? しかもただの魔具師まぐしではない! 超絶腕の良い! 超絶セクシ~な! 超絶美形のぉ!」


「はいはい……調べた訳ね?」と面倒臭そうなライエ。


「その通り! この超絶魔具師の私にかかれば、剣を抜かずとも付与されている効果などまさに透けて見えるが如し! ……とまぁ、その当時はそう思っていたんだがねぇ。これが中々厄介だったのだよ」


「何が厄介だったの?」


「この剣に付与されている魔法、その術式が全く読めないのさ。見た事もない言葉で術式が構築されていてねぇ、術式を読めないとその効果も分からない、全くお手上げだったのだよ。そこで私は大陸中の魔導学園にその術式を丸写しした書簡を送ったのさ。専門家なら知っているんじゃあないかと思ってねぇ。ところが待てど暮らせど返信が来ない。私自身忘れかけていた頃にようやく一通の返信が届いてねぇ。北方、ビルデ山脈に広がるイオンザ王国、その国立の魔導学園からさ。内容を読んで驚いたよ。この術式は古代語で構築されているって言うじゃあないか、ということは当然古代魔法が付与されているという事だ。そしてその魔法の効果は対象に硬化処理を施す、というものだと書かれていたのさ」


「古代魔法って付与出来るんだ……」


「そうみたいだねぇ。しかし良く良く考えたら、そう不可思議な事ではないのさ。古代魔法を使うには大抵呪文の詠唱えいしょうが必要なんだろう? 広義こうぎで言えば呪文も術式も性質は同じ。魔法の効果を発現はつげんさせる為に必要な儀式のようなものさ。ならば呪文を術式という形に置き換える事だって出来る、という事なんだろうねぇ。さて、ぐだぐだと喋っていても始まらない。コウ、試しに剣を抜いてご覧よ?」


 ベルーナは魔喰いを俺に手渡す。「ん、そうだね」と俺は鞘を掴みつかに手を掛ける。


「おいおい、何してんだ!?」

「ちょっとコウ!?」


 と、慌てた様子のホルツとライエ。「どうしたんだい、二人共?」と不可思議な表情のベルーナ。


「どうしたって……抜いたらぶっ倒れるんだろ?」

「そうだよ、コウも何普通に抜こうとしてんの!?」


 一瞬ポカンとするベルーナ。そしてすぐに状況を把握する。


「ふむ……ひょっとしてコウ、話してないのかい?」


「ああ……話してない、かな? 自分から積極的にするような話でもないし……」


「ま、それもそうだねぇ。話しても?」


「構わないよ」


「では説明しよう。コウはねぇ、もの凄い量の魔力を保有しているのだよ。さっき彼に抱き付いた時に、私が開発した相手の魔力見える君で彼の魔力を覗いてみたのだよ」


「ちょい待て……何だって? 相手の魔力……何?」


「話の腰を折りまくるねぇ、ホルツ。相手の魔力見える君、私が開発した魔導具さ。これを身に付ければどんなに巧妙に隠蔽いんぺいされている魔力でも、全て丸裸、丸見えなのさ。まぁ、相手に触れなければ覗く事が出来ないっていうのが唯一の難点だが。さっき見えたコウの魔力はねぇ、それはそれは凄いものだったよ。例えて言うのなら……そうだねぇ、底も見えないくらい深く、そして大きな湖。そこになみなみとたたえられた魔力はボコボコと沸き立つマグマのように対流している、って所かねぇ」


「そんなにすごいの?」と興味津々な様子のライエ。そんなライエを見たベルーナは「コウ、問題なかったら魔力隠蔽いんぺいを解いてごらんよ。そうしたらライエにも見えるだろうさ」と笑顔で話す。「ん、いいよ」と答えた俺はふぅっと魔力を解放する。途端に身体中から溢れだす魔力。「うぉ……」とライエは低く唸った。レイシィに指摘され魔力を押さえる術を身に付けるまで、俺の魔力はダダ漏れ状態だったのだ。今考えると勿体ないやら恥ずかしいやら。ダダ漏れって……


「きっとコウならば魔喰いが満腹になるくらい魔力を喰わせても、まだまだ余裕があるだろうさ。私は運命やら迷信やらといった不確実なものは信用しないたちなのだがねぇ。これ程の魔力を持つコウが魔喰いを選んだ、これにはさすがに何か因縁いんねんめいたものを感じてしまうねぇ」


 話ながらホルツの腕を触るベルーナ。「試しにホルツのを覗いて見ようかねぇ?」とニヤッと笑う。「お、俺か!?」とドキドキするホルツ。しかしベルーナは「フッ……」と失笑。



「水溜まりだねぇ」



「へ……はぁ!? ちょ待っ……いやいやいや! そりゃ俺は魔導師じゃねぇしよ、大した期待はしてねぇが……いくらなんでも水溜ま……なぁ!?」


「泥水だねぇ」


「泥……」


 絶句し沈黙するホルツをよそに、ベルーナはにこやかに笑いながら「さ、コウ、抜いてみたまえ」と一言。俺はシュッ、と魔喰いを鞘から引き抜いた。


 黒い。


 鞘、柄はおろか魔喰いはその剣身けんしんまでもが黒い。長く放置されていたのだろう、その黒い剣身は所々さびが目立ち、刃も丸みを帯びている箇所がある。すると突然異変は起きた。



 ググ……グオォォォ……



 と、実際に音はしていないのだが、効果音を付けるとすればこんな感じだろうか? 鞘から解き放たれた魔喰いはグォォォと勢い良く俺の右手から魔力を吸い上げた。「うおっ!」と思わず声を上げる。「どうだい?」と問い掛けるベルーナに「うん、結構吸われた……かも?」と答える。


「どれどれぇ?」とベルーナは俺の首にスルッと両腕を絡ませる。そして「思った通りさ!」と声を上げた。


「湖から少しばかり水を抜いた所で、影響なんて微々たるものだ。コウにとってはこれくらい……」


「いい加減にしなさいよ!」とベルーナの言葉をさえぎるように怒鳴るライエ。


「何でいちいち抱き付くの! ホルツにやったみたいに、腕なり肩なり触るだけでもいいんでしょ!」


 怒るライエにきょとんとするベルーナ。「おかしな事を言うねぇ、ライエ。君だってあの小汚ない髭面ひげづらには抱き付きたくはないだろう?」と水溜まり程の魔力しか保有していない髭面ひげづらを指差す。


「や……それはそだけども! でもそういう事じゃなくて! 抱き付く必要はないでしょって事を……」


「お前ら……その辺にしとけよ…………頼むから……」と顔を下げ力なく呟くホルツ。なんか可哀想になってきた。しかしベルーナは「こんな事でヘコんでる場合じゃあないよ、ホルツ!」とバシンとホルツの肩を叩き「何でも良い、その辺の剣を抜いて構えておくれよ」と壁に立て掛けている武器を指差す。


「ああ? 何するってんだぁ?」と言いながらホルツは適当に剣を手にするとスッと鞘から抜く。


「こんなチャンスはそうそうあるもんじゃあないからねぇ。折角せっかくだから実証実験といこうじゃあないか。コウ、ホルツが構えている剣にガチンと打ち込んでみてくれたまえ。硬化の魔法、どんなものか確認してみようじゃあないか」


「なるほど、そういう事なら。ホルツ、いい?」と話しながら俺は魔喰いを構える。「ああ、いいぜ」と答えるホルツはグッと剣を握る。


「行くよ」


 俺は魔喰いを振り上げるとホルツが構える剣、その剣身の側面に当たるよう斜めに斬り付けた。



 ガチィィィン……!



 思わず耳を塞ぎたくなる、そのくらい強く激しく響き渡る金属音。「おお! これはこれは……」とベルーナは嬉しそうに声を上げる。それもそのはず、俺が魔喰いで打ちつけたホルツが構える剣は、仮にここが戦場であればすぐさま別の武器を探さなければならない、というくらいに見事に折れ曲がっている。そして魔喰いはというと、なんと刃こぼれ一つしていない綺麗な状態なのだ。


「すごい……」


 俺は思わず呟いた。ホルツの構えた剣は明らかに魔喰いより太く厚い。にも関わらず実に簡単に折れ曲がってしまったのだ。対して魔喰いはというと、あれ程の衝撃が加わったにも関わらず無傷。確かにこれならば、戦闘中に壊れてしまう事などないだろう。硬化の魔法、その効果は相当なもののようだ。


「ふむ……ではコウ、魔喰いを鞘に戻し再び抜剣ばっけんしてみてくれないか」


 ベルーナの指示通り俺は魔喰いを鞘に収め再びシュッと引き抜く。


「どうだい? 魔力は吸われたかい?」


「いや、吸われてない。最初だけだね」


「ふむ……一度魔力を吸い取ればしばらくは使用出来るという事か……あるいは……」と呟くベルーナ。何やら考え込んだ後「ホルツ」と声を掛ける。


「そのままコウから魔喰いを受け取ってみてくれ」


「いぃ!? いやこれ、魔力吸われんだろ!?」


「大丈夫さ、今のを見ただろう? 二度目は魔力を吸われていない。魔喰いは最初にコウの魔力をたっぷりと吸い取って満腹さ」


「本当かよ……」とホルツは恐る恐る手を伸ばす。俺は剣身けんしんを掴みホルツに魔喰いを手渡す。ホルツが魔喰いの柄を握ったその瞬間、



「んがぁ!!」



 ホルツは大きな声を上げてその場に膝から崩れ落ちた。恐らく魔力を吸い取られ魔力切れを起こしたのだろう。


「ホルツ!!」

「ちょっとホルツ!!」


 俺は咄嗟とっさにホルツに手を差し伸べようとする。ライエもホルツに駆け寄る。しかし「ストォォォップ!!」とベルーナは声を張り上げた。そして「コウ、魔喰いを拾って握ってくれ」と指示を出した。


「いや、でも……」と躊躇ちょうちょする俺に「大切な事さ」と真剣な表情のベルーナ。俺は意を決して魔喰いを拾い柄を握る。と、



 グォォォ……



「うっ……」


 思わず声を漏らした俺を見てベルーナは「魔力を吸われたんだね?」と確認する。俺は無言でうなずいた。するとベルーナは「なるほど……契約の上書き……」と呟く。


「上書き……」


「己の魔力を差し出す事で、魔喰いの使用権利を得る。これはある意味契約。魔喰いとの間に使用契約を結ぶという事さ。そして魔喰いは使用者を見極めている、判別していると考えて間違いない。最初にコウの魔力を吸い取り、二度目は吸わなかった。これはコウを使用者だと認識したからだろう。一度魔力を吸い取ると、同じ者であればしばらくは使用可能という事なんだろうねぇ。時間の制限があるのか、はたまた振り下ろした回数なのか……そのあと魔喰いを握ったホルツは魔力を吸われた。使用者が変わったから、という事なのだろう。違う者が魔喰いを使うには新たにその者の魔力が必要なのさ。その証拠に、コウが再び魔喰いを握ったら魔力を吸われた。コウからホルツへ、そして再びコウへと使用者が変更になった。使用者が変わる度にその者の魔力が必要となる。使用契約が上書きされる、という事なんだろうねぇ」


 ベルーナは俺が握っている魔喰いをまじまじと見ながら更に話を続ける。


「使用者を完全に限定する訳ではない。資格がある者にはその力を存分に貸す。だがその資格が非常に厳しい。有り余るくらいの豊富な魔力を保有していなければ使用出来ないなんて、これはまるでコウの為にあつらえられたような武器じゃあないか。他の者は手にする事すら出来ない、君専用の武器と言っても過言ではないねぇ。良かったじゃあないか、良い武器に巡りあえて。存分に使うが良いさ」


 そう話すとベルーナはニコッと笑う。


「いや、だってこれ……希少な物なんじゃ……」


「確かに、こんな効果を持つ魔道具なんてそうそうないねぇ。そういう意味では希少なんだろうが、道具なんて物は使ってこそ価値があるのだよ。扱える者がいないのであれば、それはここにないのと同じ事さ。ただ眠らせておくなんて勿体ないだろう? 君は使えるんだ、だったら使えば良い。その方がこの剣も喜ぶだろうさ」


「じゃあ、遠慮なく」そう答える俺に対し「ああ、それで良い」と満足そうな表情のベルーナ。すると「それは結構なんだけどさ……」とライエは話に割って入った。そして床を指差しながら「どうすんの、これ?」と一言。床に転がっているのは魔力を吸われて倒れているホルツ。


「あっ……ホルツ……」


 すっかり忘れていた……魔喰いに魔力を吸われて魔力切れを起こしたホルツは白目をいて床に転がっている。


「ふむ……目覚めるまでは時間が掛かるだろうねぇ。な~に、死んでいる訳ではない、魔力がある程度回復したら目を覚ますだろうさ」


 あっけらかんと話すベルーナ。そんなベルーナに「これ、分かっててやらせたんでしょう……?」とライエは呆れ気味に話す。ベルーナは「おいおい、人聞きが悪いじゃあないか」と反論。


「予想はしていたさぁ。まぁ、それが予想通りだったというだけの話でね」


 いたずらっぽくベルーナは笑う。


「コウ、少し時間をくれないか? さびだらけの魔喰い、手入れしてあげよう。錆を落として研ぎ直しだ。その間にホルツの曲刀は仕上がり、ホルツも目を覚ますだろうさ」


 魔喰いを受け取ろうと手を伸ばすベルーナ。「いや、ちょっと待って」と俺は魔喰いをベルーナから遠ざけるように頭上へかざす。


「だってこれ……研げるの?」


 俺の懸念を理解したベルーナ。軽く笑いながら手を伸ばす。


「柄を握らなければ問題ないさ。切っ先と剣身の根本を持って研げば良いだけの話だろう? やらせておくれよ、コウ。これは工作部の仕事さ」


 ニコッと笑うベルーナ。「じゃあ……」と俺は魔喰いをベルーナに渡す。


「さて……」とベルーナは床に転がっているホルツを見る。


「さすがにこのままってのは可哀想だねぇ」


 そう呟いたベルーナは武器庫の扉を開く。


 そして「おおい! 誰か、毛布か何か、何ぞ掛ける物を持ってきてくれ!」と叫ぶ。「このままじゃホルツが風邪をひいてしまうからねぇ」とこちらを見ながらニヤッと笑う。


 どこかに運んでやる訳じゃないんだね……

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