差し影
差し影(さしかげ)
レースや硝子を通った光に浮かぶ色の付いた光や透ける影。
光差し込む部屋に浮かぶ細やかな差し色が、ありふれた日常を心に強く焼き付ける。
・日常に射し込む希望への道筋
光は希望の象徴です。そして差し影は、レースや硝子など、身の回りにあるものを通過して来る光です。
差し影は、日常へと射し込んだ光、希望なのです。
そして差し影は、なにかに通過して真っ直ぐに入ってきて、一筋の光となります。それは、希望の道筋となりましょう。
・柔らかな日射し、柔らかな影
差し影は、レースや硝子を抜けてきた光で、それは光の強さを弱めて柔らかくします。
そして弱まった光は、影へと至るものもありますが、その影もいくらかの明るさを残した柔らかな影となります。
差し影は、光も影も柔らかなのです。
・溢れ注ぐ上光
差し影は、何かに遮られた光の一部が、隙間から注いできたものです。例えば、それは雲の切れ間から差す光も、差し影となります。
その遮られた光とは、上光に他なりません。差し影は、上光が溢れて地上に差した一部分なのです。
・天使の梯子
雲の切れ目から地上に差す光を、天使の梯子と呼びます。
天使の梯子も差し影の一つです。
天使の梯子を降りて天使はやってくると言います。そうであるならば、差し影とは、救済の象徴でもあるのです。
・午睡
差し影が入り込んだ部屋は、暖かくて、程よく影になっていて、お昼寝になんともちょうどいいのです。
差し影は、人の午睡を誘うのです。
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