第3話

14のとき、5つ上のショップ店員に誘われるままにセックスして以来、5~60人の女とヤった(と思う)。それなりに気持ちいいし興奮もした。でも、心から女を想ったことはない。精して、終わり。それだけ。


今も、俺の上にまたがるキョウコの裸体を、冷静に見ている。

あそこはビンビンだが、頭は素数を数える感じ。


キョウコの乳首は左右で微妙に色が違うようだ。

左が、ほんの少しだけ薄い。

オレはその乳首をやさしくつねる。

「ああ、、、、!」

つねるたびに、キョウコのあえぎ声が高まる。


俺は射精までの時間を冷静にカウントする。

あと5秒。


4、

3、

2、

1、


はい。End。

キョウコの腹に、オレの白濁液が飛びかかる。

愛情の無い、性欲の結果だけの体液。


キョウコは、満足そうな表情で俺に抱きついてきた。


「あたしと同じだね」

「なにが?」


「あたしも、好きじゃない人とエッチするの」

「は?」


「ジュンのこと、好きだよ?でも恋人とは違う。君は、あたしのカレシじゃない」

「他に男でもいるのか?」

「さぁどうでしょう?」


キョウコは、いたずらっぽい笑顔で俺の髪をなでた。

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