オンナノコ革命
根津 史波
第1話
これはごく平凡な女子高生のサクセス(を目指す)ストーリーである。
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ガラガラと教室の乾いた扉が開く。
「おはよっす。ハル」
「はよっ。リュウ」
「宿題やった?古典。昨日、日本対オーストラリア見ちゃってさ。やりそびれた、写させてくれ」
「あん?第一声それかよ。しょうがねぇな。今度写させろよ」
「は?ハルやったのかよ。俺も写させろ」
「シマ。あんたは毎日だろ。そろそろ自分でやって来い」
「明日はやるからさぁー」
ごく平和且つ平凡な朝。
こうして私、三ノ輪榛名の学校での一日が始まる。
ここまで読んでくださった方は少し不審に思われるかもしれない。
榛名?ハルナ?女の子だよね?でも喋り方とか完全に男の子だよね。んん?
まぁこんな所だろう。
こんなにもフラグをたてておいて誰も思ってなかったらどうしよう。ごめんなさい。
そう。私は正真正銘の女の子である。
みんなは男っぽいからと男扱いしてくるけれど…
確かに女の子は苦手だ。
誰がイケメンとか興味無いし。
いつも誰かいないといけないし。
ネチネチしてるし。
他人の悪口言ってる人多いし。
そんなに嫌なら面と向かって本人に言えばいいのに。
そもそもどうやって話しかければいいんだ…
私の偏見かもしれないけど…(いや。多分偏見だ)
とりあえずサバサバした性格の私にはあまり合わない。
というわけで私はこんな(どんな)普通の高校生活を送っているのである。
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オンナノコ革命 根津 史波 @nezu_pole30
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