2020年4月

さようなら、ギャングたち

引越しに伴って、まとめていた積読書を月一ペースで消費している今日この頃です。

あんまりスピードラーニングはできないタチなので、なかなか積読書は減らない。

とにもかくにも、一月から四月上旬まで読んだ本です。


さようなら、ギャングたち/高橋源一郎

真夜中のマーチ/奥田英朗

最悪/奥田英朗



さようなら、ギャングたち。

とてもよかった。第一章のつまらなさから、第二章の詩の学校のお話、第三章の伏線回収的急展開と。

相変わらずぶっ飛んだ世界観だったので、わたしにとってはなかなか読みにくかったのですが、読んでよかったというなんとなくの達成感にも似たなにかが得られました。



真夜中のマーチ。

これはおもしろかった。しかしながら、映像で見たほうが早い気もした。いや、おもしろいんですよ、ほんと。

実はわたしは奥田英朗作品は精神科医シリーズと我が家シリーズしか読んでこなかったので、ザ奥田英朗の犯罪系は初めて読みました。

なるほど、こういう作品が映像化されるのだなと率直に思いました。



最悪。

これもさすがでした。群像劇。

平凡で不幸が募る毎日を過ごしてきた3人が、ひょんなことでひとつに会し、最も最悪な状態が引き起こる。でも、みなさん、互いが少しずつ譲歩することで、最悪と呼ばれる事態からは少なからず脱しており、変哲もない不幸な毎日くらいにはなったのかな、と。



ちなみに電子漫画では、復讐の毒鼓と君の膵臓を食べたいを読みました。



また読み終えた作品が貯まったら。

読書、いかがですか?

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