2019年12月
ゲンズブールに愛されて
DJ後藤まりこのフルアルバム。
ねばーえんでぃんぐすとーり、とかはすごくいいですよ。youtubeでMV必見。
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ミドリ時代のラストあたりに後藤まりこを知りまして、解散後にソロ活動やテレビや舞台の女優活動が活発になってきたときに、ちょくど大阪芸大の文化祭に後藤まりこが来るということで、ライブ見に行ったんですが、本当に凄かった。
六甲おろし歌いながら入場して、歌で叫んで、客席走り回って。わたしに飛びつかれたときに咄嗟によけてしまって、後藤さんが床に倒れ込んでしまい、睨まれまして。
その節はマジごめんなさいでした。
他の客は奇人が暴れているのを物珍しく見ている風でしたので、アウェーの中彼女は終始歌っていました。そのあとも後藤さんのTwitterでは文化祭のことはスルーしていて、たぶん良くない思いをされたのではないかと思うのですが、わたしには刺さってますよ。
その後もm@uやこわれた箱にりなっくす(下記、りなくす)などのアルバムを出したものの、トラブルによってSONYとの契約上5年は音源が出せない、とかなっていたり、もう音楽辞める発言があったものの、最近になってようやく本来のらしさが出てきた感じがしています。
Youtube見てもらうとわかるのですが、彼女は音源より、弾き語りの方がすごいです。特に、りなくす「正しい夜の過ごし方」や299792458(以下、ゴトウマリコ)「ドローン」なんかは確実に弾き語り行進音源の方が雰囲気が出ています。
りなくすの「好き、殺したい、あいしてる」や今作「ねばーえんでぃんぐすとーり」の歌詞にはプリキュアを示唆する(前者は『はぴねすちゃーじ』、後者は『プリキュアになりたい』ってもう言っちゃってる)箇所があるんですが、おそらく、美少女(概念)になりたいということなのかなとおもいました。
すでに容姿は可愛いのに、メンタル的には可愛くなれなかった、そんなコンプレックスを抱えた彼女の生き様は、ネット民にとっては好き嫌いがすごく分かれているようです。
それは彼女が彼女の容姿にかまけて、周りに甘えているようにみえるから、という意見を見かけた。
でも、どんなに恵まれていたとしても、精神的に埋められないものは埋まらないし、他人と同じことができない人間、つまりわたしも含めてそういう人間、にとっては、ことばや音楽で殴らないと生きていけないんだなって、彼女の生き様を見ていてそう思いました。
*
『わたしまだ大人になれない
わたしまだ子どもでいたくて』
それでいいんだなっておもいました。
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