流れる時の涙

01 二度と会えない君の声



(ずっと傍にいたはずなのに)


(貴方の姿が見えないの。どこにもいない。見つけられない)


 何気なく過ごしてきた日常が これからもずっと続くと思っていた

 普通も 当たり前も 永遠でなくて


 いつか 何かが起こってしまえば変わってしまう

 そんなものだと知らなかったから


 いつかに約束した言葉 今でも鮮明に覚えてる

 ずっと一緒に なのに「ごめん守れそうにないや」って


 二人並んで歩いて道が 今はたった一人きり

「ほら歩いて」「立ち止まらないで」「見守ってるから」


 声が背中にかかるのに 振り向いても君の姿なんて 

「どこにもない」って


(貴方は一体どこへ行ってしまったのだろう)


(待っていて、今すぐ探しに行くから。きっと見つけ出しに行くから)


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