第10話 ホラーホテルpart5
アナウンスが急に流れる。イベントが始まった。
『第1MISSION!ワクチンをゲットしろ!』
分かっているのは、手掛かりは無し。そして、ゾンビに食われればゾンビになると言う事だけだ。MISSION中だろうと容赦無く、他のクリーチャーが襲って来る。俺はまた、蜘蛛男に捕まった。しかし、演出が前とは全く違った。
蜘蛛男の色は黒から紫になり、部屋の中は蜘蛛の糸で縛られた女性と其の隣に置いてある注射器。
ワクチンだ。
「其処から動くな。ひっひっひ。美味そうな尻した女だなぁ」
縛られた女性の背後に回り、お尻を食い出す。血がドバドバと垂れ落ち、女性は動かなくなった。
「お前の尻も美味いかなぁ。ひっひっひ」
蜘蛛男は俺の背後に回り、手で尻を触る。
「良いねぇ。俺の好みだぁ。俺の毒を食らって俺の尻になりたいだろぉ」
蜘蛛男は俺の尻に噛み付き、血が流れ出る。
「目を瞑れ」
そう言われて目を閉じ、尻が食われている感覚が消えた頃、目を開けろと言われた。
俺は大きな蜘蛛の尻と手足、頭を得て蜘蛛と化す。
「さぁ、自由にしろ」
蜘蛛の俺はワクチンをゲットする。部屋を出るとアナウンスが流れる。
『第1MISSIONクリア!第2MISSION!骸骨の牢屋にいる少女にワクチンを届けろ!』
ワクチンを持った蜘蛛の俺は骸骨を探す。
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