この思い君にいつになったら届くのだろう。

tuyo

第1話

この思い君にいつになったら届くのだろう。



君が笑顔ではにかんだ日を思い出す。


桜が散る季節君を見つめているだけでぼくは幸せな気持ちさせてくれる。


君はいつも太陽に照らされた向日葵のようにはにかみ皆を笑顔にさせる。



僕は、いつから君にひかれたのだろう僕の気持ちが友人から特別な思いに変わったのはいつからだろう。


僕はおそらく君にこの気持ちを伝えられないきっと、伝えたら何かが変わってしまう変化が恐ろしいのかも知れない君との感情、君との距離の変化に。


桜が散った季節君は悲しい表情をしていた僕は、君に君の力にどうしたらなれるのだろうか僕の中にわくこの感情は何だろう苦しいような辛いような感情だ彼女の力にすらなれないなんて、なんて、なんて


無力なんだ。


僕に声をかける勇気があれば、いや、よそう僕が君に声をかける資格はない見守るだけで僕はそれでもいい。


彼女は一週間経っても暗いままだった僕は友人に聞いた話では大切に飼っていた犬が亡くなったらしい……


あのとき少しの勇気さえあれば声をかけてれば何か変わっていたのだろうか自問自答じもんじとうに苛さいなまれる。


ある日、勇気を出して話かけてみることにした。


あ…あの大丈夫?


……うん、あ……ありがと


じゃ…じゃあ


う…うん


少しは勇気出せたのだろうか見守っているだけでいいと思っていた僕は少しは変われたのだろうか……



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る