第3話 転生後
俺が転生してから4年がたった。
俺は剣と魔法の異世界へ転生してしまったようだ。
いや別に頭がおかしくなった訳では無い。
証拠を見せてやろう。
「ステータスオープン!」
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ウィンバルド・スフィンドール
人間
4歳
職業:無職
HP:42
MP:106
攻撃力:43
俊敏力:41
体力:49
魔攻撃:65
防御力:45
魔耐性:61
魔法:ステータス魔法(初級) 火魔法(初級) 結界魔法(初級)
オールウェイズスキル:"加護"
ユージュアリースキル:"言語理解"
オーフンスキル:"無詠唱"
サムタイムズスキル:"熱操作""進化"
ネバースキル:"戦闘""支援"
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ステータスオープンと唱えるとこのようなものが目の前に現れる。これは自分にしか見えない。他人のものを見ることも出来る。
これらの説明をしていこう。
HPはそのまま生命力であり、怪我をすると減っていき、0になると死亡する。
MPは魔力量であり、0になると魔法が使えなくなる。
攻撃力は腕力であり、物理的な攻撃力である。
俊敏力はそのまま走る速さやすばやさを示す。
体力もそのまま体力を示す。
魔攻撃は魔法やスキルの攻撃力を示す。
防御力は物理的な攻撃に対しての防御力で、魔耐性は魔法やスキルの攻撃に対しての防御力を示す。
これらの数値は成人男性で20から30であり、冒険者の人などは100前後の人もいるが、4歳でこの数値はありえないほど高い。
ステータス魔法は自分や人のステータスを見ることが出来る魔法で、俺はまだ初級なため自分のしか見れないが、中級や上級になれば人のステータスも見ることが出来る。
その他の魔法はだいたいその名の通りの効果を持つ。
スキルは魔力を消費しない特殊能力であり、得ることの出来るレア度からユージュアリースキル~ネバースキルまであり、ネバースキルに関してはこの世では2人しか持ってない伝説のスキル欄であると言われている。
俺はネバースキル2つも持ってるんだけどね。
そしてスキルはだいたい1人4つか5つ程であり俺の量は異常である。
オールウェイズスキル"加護"はこの世界の生きとし生けるものは全て持つと言われるスキルで、この世界の神様によってもたらされるもので、魔法などを使えるようにする力なのだそうだ。
ユージュアリースキル"言語理解"は聞いたことも見たことも無い言語や文字を理解することが出来るスキルである。
オーフンスキル"無詠唱"は魔法の詠唱やスキルの鍵名を唱えなくても良くなるスキルである。
サムタイムズスキル"熱操作"はその名の通り熱を操作しものを熱くしたり冷たくしたりすることが出来るスキルである。
"進化"は効果として体の成長や技術の成長、魔力量の成長などステータスの成長を促し、また人類の種としての進化を促すスキルであり、人としての高みに登るためのスキルである。
ネバースキル"戦闘"は
戦闘スキルスティール:この世界にある全ての戦闘に関わるスキルを得ることが出来る。念じることで発動。
戦闘技術スティール:この世界にある全ての戦闘に関わる技術を得ることが出来る。念じることで発動。
のふたつで成り立っている。
ぶっちゃけチートである。これらの恐ろしいところは念じるだけで発動するため特にスキルや技術を知っている必要が無いため、デタラメにこの世界の全ての戦闘スキルが欲しいと念じればすぐに得ることが出来る点である。
"支援"は
支援スキルスティール:この世界にある全ての戦闘支援に関わるスキルを得ることが出来る。念じることで発動。
支援技術スティール:この世界にある全ての戦闘支援に関わる技術を得ることが出来る。念じることで発動。
である。
戦闘と支援の差はなかなかに分かりにくい。
ちなみにこれらの得ることが出来る技術は魔法も含まれる。
今までこれらのスキルで得たスキルは以下の通りである。
縮地:予備動作なく相手が反応できないほどの速度で移動出来る。
身体強化:魔力を体に滾らせることによって発動する。魔力量や魔力の質によって強化の度合いは変わる。
剛腕:攻撃力増加
解毒:受けた毒を解毒することが出来る。
気配探知:人や動物の気配を探知することが出来る。半径50m。
これらがステータスの説明である。
次に俺の家族を説明しよう。
最初に俺の父親だ。
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ゴランバーグ・スフィンドール
人間
26歳
職業:騎士
HP:72
MP:53
攻撃力:78
俊敏力:69
体力:67
魔攻撃:51
防御力:75
魔耐性:48
魔法:ステータス魔法(初級)火魔法(初級)
オールウェイズスキル:"加護"
ユージュアリースキル:"言語理解"
オーフンスキル:"身体強化""縮地"
サムタイムズスキル:"剛腕"
ネバースキル:なし
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礼節と忠誠の立派な騎士である。とても強く、俺の剣の師匠である。だいぶイケメン。魔法が苦手らしい。
次に俺の母親だ。
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セレンティーナ・スフィンドール
人間
24歳
職業:専業主婦
HP:15
MP:26
攻撃力:12
俊敏力:15
体力:17
魔攻撃:24
防御力:11
魔耐性:28
魔法:ステータス魔法(初級)、結界魔法(初級)
オールウェイズスキル:"加護"
ユージュアリースキル:"言語理解"
オーフンスキル:"家事""無詠唱"
サムタイムズスキル:"気配探知"
ネバースキル:なし
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とても美人でおしとやかな雰囲気を持つ人で、料理が上手く、家事をなんでもこなす。魔法は少し得意。
なぜスキルで気配探知を持っているかは不明。
俺の家族は以上である。
俺が転生してきた世界は剣と魔法の世界であり、世界観は主に中世ヨーロッパ風で、RPGのようなまさにテンプレ世界である。人間の他にも亜人と呼ばれる獣人やエルフ、ドワーフなどがいて、魔物や魔王も存在する。しかし魔王は正式に人間と敵対している訳ではなく、互いに不干渉を貫いている。
他にも大小様々な国があり、俺が今いる国はドートミール王国である。ドートミール王国は世界に誇る大国である。
他にも帝国や皇国などが存在し、魔王が統治する魔王国もある。
この世界は創造神チュリバスが作ったとされ、チュリバス教が主な宗教である。
魔法がどうやって始まったかは分かってないが、初めて魔法を使ったと言われる人物の名前は残っている。その名も始まりの魔法使いド
「バーーーーーン!!!」
「グヘッ!」
「ハハハハハ何してんのウィン?」
「馬鹿かてめー!いきなりぶつかってくるなよ!」
「あははごめんごめん。」
こいつは隣に住むレジュレンテ・カーヴィー4歳である。誕生日が一日違いで、生まれた時から一緒にいる女の子だ。人形のような顔立ちで、可愛らしく、将来は絶世の美女になるのではないかと思うほどだ。ちなみに俺はロリコンではない。断じてだ!
「一体何の用だ?レジュ。」
「べつによーじはないけど……ひまだから!」
「暇だからって…。」
「いーでしょべつに!」
「はいはい。」
こいつの言い分はよくわからない。まぁ4歳だし仕方ないか。
こいつは無視して父さんに剣術をならいに行くか。
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