俺が愛するのは幼女であり、それ以外は受け付けない。

【出来事〇自宅警備員とは俺のことを言い、それ以外はただのニートである】

王手に就職したくさんの大人の女性にハーレム状態にされ毎日高級食材で飯を作って貰って暮らす。素晴らしい!なんだこの日常は!!

「ってさすがに夢か、、、」

実は俺、よく分からんが、幼い頃から不思議な力を持っているんだ。 なんの力かって聞かれればそれは体の再生能力だ。おい、今羨ましいと思ったそこのお前、詳しく聞け。

まずおれの再生能力、体のどこかがぶった切れて2つになった時にしか発動しないのだ。2つ目に、分かれた2つの体のうちどっちが再生するかはランダム。つまり分かるか、指が切れて指から自分が生えてくるんだぞ。ちなみに服は再生した方に引っ付いてくるから安心しろ?何の心配もないからな!さあなんの役にたとうかこの力。と、悩みに悩み現在19歳東來斗は現在、せっせと自宅警備員をしている。東京の少し郊外、割と大きい一軒家住み。父親は大手に勤め、母親は投資家。何不自由ない日々を送っている。あんな過酷な生活が待っているとも知らずに。


起床後、俺の日課である、おはようツイートと炎上探しは欠かせないので最新型のスマートフォンの画面を真っ青にし、浮かんできた文字に目を通す。公園の時計台に登って楽しそうにしている中学生の画像とアカウントを俺の友達フォロワー

5000人に挨拶もまじえて拡散。あとは飯を食べながらゲームを嗜み、昨日発送されたゲームソフトが届くのを待つのみ。今日も素晴らしい日だ。「ぐはははは、はっはっはー!」思わず笑い声なんか出てしまうなんておれってば浮かれてるなあ。

ピンポーンっ

「きた!」

ドアをガチャりと開放しそこに立っていたのは配達のおじさん、では、ないな。そもそもこいつは女であるし、容姿的に小学生、あるいはそれより下か。

「どうしたの?部屋間違えたの?」

「何言ってんのおっさん、間違ってねーよ。ほらっ」

「…なんだ?これ、ディスク?なのは、分かるけど、」

こんなものは頼んで無いはずだし、そもそもこんな口の悪いロリが届けに来るか?

「これ、頼んだろ?注文履歴見てみろよ。」

こいつ。ほんとに頼まれたと思ってんのか?

「わかったよ、見る見る。」

注文履歴。「退屈のない世の中」、新作のゲームの題名だ。

「ほら、頼んでたろ?退屈の無い世の中。」

「ああ、よくわかんないけど、あってる、のか?」

「あってるよ。じゃあな。」

「おい、、ちょっと待て!」

とりあえずなんか気になる。が、あんな小さな子を追いかける俺って、やばいよな。

「とりあえず戻るか。」

何も考えず、ただの手遊びのつもりでディスクに指を通す。

と同時に指に激痛が走る。

「いっっってぇ!!」

カランッ

下を見ると赤くなったディスクが床に落ちている。

「なんだ、意識が朦朧と。」

あれ、指がない。落ちてもいない。なんだこれ。

俺はそのまま意識を失った…

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