転生したらAカップだったでござる
渡辺 孝次郎
第1話 美少女だがAカップでござる
時は
右に2人、後ろに3人いる。
もはや、
そんな時に、大阪城の
ある
実家からの
しかし、この3日間ほとんど何も食べていないので、
だが
忍びの一人が
5人居た内の3人を切られて、残りの2人が
敵を倒した
しばらく、そのまま休んでいたが、
「しまった!
少々の毒では、
意識が、もうろうとしていると、二つの
「最強の忍びと言われた
男の声がした。
「
次は女の声が聞こえた。
「ある‥で、ござる」千代に会いたい。
「では、一言『無念』と
女が、
「むね‥‥ちよ」
「
女が
反応が無いので、女が
「どうしましょ?この男『むね…ちよ』と言いましたよ」
「それは困った」
男も
「この男は、どうなります?
「それは、私にもわからんな。とりあえず、この件は失敗という事で処理しよう」
「
「そうと決まれば、
2人は、
大阪府警の
「しかし君は、どう見ても女性なんだが」
目の前の人物は、
「
小早川刑事は、部下に大きめの
「これでも、まだ
「確かに、見た目は妹の
なるほど、
いや待て、そんな事はどうでもいい。
このまま、自分が江戸時代から来た男性だと言い張るのなら、精神科の医師に
40分ほど本人とカウンセリングを行って、牧田医師は部屋から出て来た。
「どうです先生?」
「小早川刑事。彼女いや、彼の精神は正常だった」
「では、もしかして転生者ですか?」
「
ここ数年、
「では、あの娘も、何らかの異能力があるのですか?」
「本人は、
「
DSP(デビルスペシャルポリス)とは、通称『鬼専門警察』と呼ばれ、転生者が
特に
さらに、現代に鬼が現れるのを
本部は、もっとも多く鬼が出現する場所である京都府警にあり、支部は、警視庁・奈良県警・大阪府警・福岡県警等に設立されている。
元々、鬼族には再生能力があり、
「腹が減ったでござる」
DSPに移された
ここは食料が
桜田と呼ばれている女性刑事が、牧田医師を連れて来た。
「もう一度確認するが、君は
今まで何度もされた質問である。
「そうでござる。それより、腹が減ったでござる」
「もうすぐ
「
若い女性職員が言った。
「
「無いでござるが、死ぬ直前に男女の2人組が、何か話しかけて来たでござる」
「そこは、今までの転生者と同じだな。その2人が転生者を現代に送り込んでいると見て間違いないだろう」
「モグモグ、あの2人は何者でござるか?」
「まだ、わからないわ。あなたの
「
「死んでいたら無理だな。それに
「しかし400年も
ここに来てからは、現代の事をいろいろ勉強させられているので、洋食の食べ方や洋服の着方ぐらいは理解している。
「ところで、他にも
「やはり、気になるのかね?」
「まあ、多少は気になるでござる」
「転生者は特殊な能力を持つ異能者ばかりなので、DSPに配属されて
「
「ちゃんと出るわよ。そんな心配より、早く今の時代に
「
ある
「
「俺が最強の剣士である小太郎や」
若い細身の男性だ。
「そして
「
ひと目で
「こちらのお
「
「見た目は小娘やのに、江戸時代のオッサンみたいな
小太郎が笑った。
「
「
「
「では、任務の説明をするわね」
桜田刑事は続けた。
「あなた達、転生者の
「この時代に鬼がいるのでござるか?」
「恐らく、昔から居た可能性が高いんだけど、数年前から目立って人を襲いだしたの」
「
「普段は人間に
ついに、
「桜田君、
桜田刑事は、大阪府警の
小太郎と岩法師も居る。
「もう、話し方以外は大丈夫なのです」
「じゃ、
到着したのはごく普通のスーパーマーケットであるが、入り口付近に警官が数名いて、関係者以外は入れないようにしている。
「大阪府警の桜田よ」
入り口にいた警官に警察手帳をを見せて、
何やら
酒と血の
「やはり鬼の
一人の
死体の
「鬼は
「警官が来たときには、もう逃げていました」
桜田刑事は、
「では、
「あっちだな」
「
ズバッ!
男の
すると男の
「なるほど、お前らだな、俺の仲間を
「そうやとしたら、どうするんや?」
小太郎が
鬼はその刀を左手で受け止め、いつの間にか再生していた
「るへ〜」小太郎は数メートル吹っ飛んで倒れた。
「おのれ!」
岩法師が
鬼は岩法師も
「クソ」岩法師が追いかけようとすると、その横を
「早い」
2人の走りの速さに岩法師は、
「逃げられたか」
「すいません、安倍さん。逃げ足の早い
岩法師が
「言われた通り、鬼の首を切って来たでござる」
鬼には再生能力があり、首を切り落とさない
警察宿舎に戻ると、小太郎が
「
岩法師は、二人に
別室では、
「あの娘は、いったい何者だ。さっきの鬼は、腕の再生速度からして上級の中でもAクラスだぞ」
「彼女の素性を
「確かに、
「性別が変わってるし、戦闘能力も
「そうだ、
「わかりました」
「あと、
「いつですか?」
「明日だ」
「イテっ!」
いきなり若い女性がぶつかって来た。
「姉さん、それはアカンって言ってますやん!」
聞き
「あっ、
「小太郎か。この娘は何だ?」
「姉さん、俺の分はあげますから、岩法師の分は返して下さいよ」
「モグモグ、嫌でござる」
そのまま娘と小太郎は、走り去って行った。
「何だ、あいつら」
「よう!岩法師」
「
「あぁ、もう大丈夫だ。それより、さっきの娘は何だ?」
「新しい転生者らしい。元々は忍者だったらしく、見かけによらず、かなりの
手練。そう言えば、あの
「前世では、そうとう食べ物に苦労したようだ、小太郎と
「
「だが、
「そうか?俺には、ただの食い
「キツネにも奴の正体は、わからんそうだ。まあ元々忍者というものは、自分の正体を明かしたりはせん、影の存在だからな」
キツネとは、岩法師の
「みんな
桜田刑事が、
「鬼による殺人事件よ!」
転生者が
「現場は
「中央区よ、
「
「姉さんは、食事中やから、後から行くと言うてはります」
「あのバカ娘!場所もわからないクセに、後から来れるはず無いだろ!」
桜田刑事が、珍しく
「
桜田刑事は車から
「しょうがない、先に行っとくか」
「死体が無いという事は、鬼に食われたのでしょうか?」
「ヤモリが鬼は、まだ、この
岩法師の式神であるヤモリは、鬼の
小太郎も、
「まずい、
岩法師が言った。
「何だと!では、この
桜田刑事が宿舎の食堂に入ると、
「
「このカレーと言う物は、さすが
「そんなの鬼を倒したら、いくらでも食べれるから早く来るのよ!」
「これを食べてから行くでござる」
桜田刑事は、ブチ切れて
「カレーが、まだ残っているでござる」
「そんなの、どうでも良いのよ。
「ひいっ!それは嫌でござる。行くでござる」
待ち
ほとんどの鬼は、細くて短めの
そんな
岩法師は、
たちまち、オフィスビル内にある、この部屋は
「アンタのせいで、
桜田刑事は、かなり
「あの男達から、
十人ほどのスーツを来た男達が、
「ちょっと、待ちなさい
桜田刑事は、
鬼達は、
「
鬼の一人が言った。
「
他の鬼が、小声でつぶやいた。
「安倍さん、こいつらもしかして、ここで
「確かに。ここに居てはマズな、
四人は鬼の
ーー
鬼の一人が、ほくそ
「こいつら出口を
小太郎は、
「全員殺さないと、ここから出られないと言う
再生能力のある鬼に
しかし、
「クソっ!こいつら、鬼のくせに
鬼も自分達の弱点は分かっており、最近では
以前は、鬼に対して一般の警察官や自衛隊が
鬼もその事を
「こりゃ、ハメられましたな」
岩法師も
カチャ!
ドアが開く音がした。
鬼たちは、予定通り
「
「
「いや、鬼の
「鬼は、みんな外で死んでるから、来ないでござる。さっさとこいつらを
そのやり取りを聞いていた鬼たちは、
ーーまさか、十人の
「
鬼たちは、いっせいに逃げ出した。
すかさず、
岩法師は、ゆっくりと後を追って行く。
「お前が
「
「
「こんなに鬼が
と、心配し始めた。
「
「では、まさか
「本人は知らんと言ってる。いくら
「そうですよね。
「転生者で一番腕の立つ
「すいません、一人取り逃がしてしまいました」
「
ゆっくりと岩法師と
「今回は
「なんや。そいつは誰や?」
「一般の鬼で
「15人かぁ。相手は何人や?」
「4人と1人です」
「何じゃそりゃ?」
「5人を殺ったのが4人で、10人の
「何や、そう言う事か」
鬼塚はアイコスを
だが、リスクは
この『日本テクノロジーコーポレーション』は、ネット
転生者は鬼族全体の
「そうや。あいつ何て言ったかな?仕事はイマイチだが
「
「そう黒瀬や。あいつに
「わかりました。お前、
「ありがとうございます。
「ところで、
澤田は、ふと
「
「
桜田刑事が
先日の件で
「
「あの事は、今調査中よ。そのうち
桜田刑事が奥に入って行くと、
「
「あっ。お
「
「
「何をどう
「服は
女性の転生者は
「
「わかったでござる。
桜田刑事と
「この胸に巻くブラジャーとやらも、買って欲しいでござる。お主がくれたのは大き過ぎて動きにくいでござる」
「そうね、アンタならこのAカップで良いじゃない」
「そうでござるね、
「じゃ
「わかったでござる」
4人の男達が話し合っている。
「
「どうするも、こんな
黒瀬は
「そんな事しなくても、良い方法があるでござる」
「どんな方法だ?」
と、黒瀬は聞いた相手を見て
「うあっ!コイツいつの間に!」と
他の3人も
「
「LINEでか。
「
黒瀬は自身満々である。
「じゃ、
「
桜田刑事は怒っていた。
「
「友達。女の子?」
「三十歳ぐらいの男だったでござる」
「アンタ
「気を付けるでござる。帰ってAカップのブラジャーを付けてみたいでござる」
「そうね、もう帰りましょう」
「場所は本当に、ここで
黒瀬は少し
「合ってるはずだが遅いな。LINEで連絡してみろ」
「わかりました」
澤田がスマートホンを取り出そうとした時、
「
「お前、一人で来たのか?」
「一人でござる。なかなか
「
澤田は、少し
「何をビビっておる。
黒瀬が澤田に
黒瀬が
「ひいっ!」
澤田は
「待て!逃げるな
黒瀬は
「では、いくでござる」
転生者とは言え、こんな若い娘に
カキッ!
黒瀬は
「待て!またLINEする、勝負はお
「どうしたでござる?何か
「ちょっと
と、
一人廃校に残された
「急用なら
と、刀を
「
「友達からLINEがあって、呼び出されたでござる」
「友達って女の子?」
「オッサッ、いや女の子でござる」
「今、オッサンって言いかけなかった?」
「女の子でござるよ」
「お前、鬼を切って来たな」
「そんな事してないでござるよ」
「鬼の
「
「お前、
日本テクノロジーコーポレーション本社ビルでは、黒瀬が鬼塚と川島部長に助けを求めに行ったのだが、逆に鬼塚にキレられてしまった。
「しかし
「あの澤田と言う
「
鬼塚は、アイコスを吸いながら
また
俺は、今までの
「何で、アイコスなんか吸ってるんです?」
黒瀬が
「ヤニが付くのが嫌なんや。とりあえず、お前は3ヶ月の
「そんなぁ、死ぬ思いをして来たのに」
「うるせぇ!
鬼塚は
「クソっ!あの
「社長、どうします?」
同席していた、川島が
「新しい転生者って言うのは、かなりの
「本物と言うと?」
「
「ああ、
「なんや、
「そりゃ、
「まだ
「どうしてもと、おっしゃるなら、黒瀬ともう
「ええよ、黒瀬は転生者の顔を知っとるしな」
若林は黒瀬と
「黒瀬さん、僕にはそんな
「わかってる。しかし社長命令だ、やらない
黒瀬は
「若林は見てるだけで良いよ、俺と黒瀬で
杉本は
一番年下の若林は、
自分一人で
「ヤバい!」
黒瀬は、
2つ
気づかれ無いように店を出なければ。
「お
黒瀬の
「
黒瀬は、小声で
「姉さん、そいつら何者なんですか?」
小次郎もこちらのテーブルにやって来た。
「
若林が
「この娘、黒瀬さんの知り合いですか?
と、
「お前、姉さんに手を出すつもりか?」
小太郎が若林に
「良いじゃないですか、別にアンタの彼女じゃ無いんでしょう?」
「何やと、この野郎!俺の彼女じゃ無いけど、
小太郎は
「おい、若林。もう
黒瀬が注意した。
「何言ってる黒瀬、その男を
「姉さん、あまり知らない男性に、むやみに
「そうでござるか?」
「そうですよ、また桜田刑事に
「あの
「ちょっと待て。桜田刑事って、こいつが社長の言ってた転生者なのか?」
黒瀬は小さい声で
「そうだ」と、答えた。
黒瀬の返事を聞いて、小太郎も
「お前ら、鬼やったんか!こんな所で
「待て待てお前ら、こんな所でやり合うな。場所を選べ!」
黒瀬が
「本当に、あの娘と
若林は
「
「でも、あのタヌキ顔が、
「
「そうなんですか?タヌキって丸顔だと思っていました」
「どちらかと言うと、アライグマの方がタヌキ顔だな」
「
「そうでも無いぞ。漫画やイラストでは、動物のイメージを
「確かにそうですね。本当にモグラがサングラスをかけていると思っている人は、
二人が、動物の話をしている横で、黒瀬はどうやって逃げ出すか、だけを考えていた。
「おーい、黒瀬〜。待たせたでござる」
「姉さん、俺にも一人ぐらいは、
小太郎も
「何だ、2人だけかよ。もっと転生者を
杉本は、自身満々である。
俺も数日前までは、こうだったな。と、黒瀬は思った。
「
若林は、戦う気が有るのか?黒瀬は、
「あんな
そう言って、杉本は
「姉さん、あいつは俺に
小太郎が杉本に向かって行く。
杉本と小太郎が戦い出したので、黒瀬は杉本を心配したが、
「こいつ、なかなか手強い」
小太郎は、
ーーこれはマズい、小太郎が
「小太郎、
「
若林も
黒瀬は、
スパッ!
「うわっ!」
杉本の
ーー
黒瀬は、逃げる事に決めた。
ガキッ!
黒瀬は、若林の首が切られた。と、思ったが若林の
「
黒瀬が
若林が
「鬼め、
まさか、と言う顔をした
「逃げられたでござる」
「姉さん、もう一人の鬼も
黒瀬は
「また、黒瀬は逃げたでござるな」
そう言いながら、
「若林!待ってくれ!」
黒瀬が、こちらに走って来る。
「あっ、黒瀬さん、。無事だったんですか」
「ああ、それより、お前、
「杉本さんが目の前で首を切られて、パニックってしまい、あまり
「でも、
「はぁ、そうなんですか」
「小太郎君が
「でも、姉さんは
「
「
桜田刑事が説明しだした。
「それで、アイツあんなに強かったんや。姉さんが来てくれなければ、
「お前ら、よく生きて帰れたな」
「とりあえず、
そう言うと、桜田刑事は宿舎を出て行った。
「姉さん、さっきから何してるんや?」
「LINEで、黒瀬を呼び出すでござる」
「何でです、あいつに何か用ですか?」
「少し聞きたい事があるでござる」
鬼塚と川島は、黒瀬の
[大阪鬼連合団体]とは、日本テクノロジーコーポレーションを
「今日は
議長は鬼塚である。
「30年ぶりに
「四天王の復活ですな」
初老の男が言った。
「悪いニュースもある。今までで最強の転生者が現れた。ウチの黒瀬の話だと、若い女性だそうや」
「どのぐらいの強いんですか?」
若い男が質問する。
「
「忍者ですか。
「それが、何でか、転生してからは、
「変わった
「変わっているが
鬼神と言う言葉で、
京都には鬼神と呼ばれる、
「マズいですね。四天王の誰か出動できませんか?」
鬼塚は、少し考えてから答えた。
「そうやなぁ。
「ちょっと待って下さい。四天王なのに5人居ますやん」
「あっ!ホンマや」
「こうなったら、四天王という
「そうやな、何か良い
「
若い男が答えた。
「アホかお前は。レンジャーなら人々を助けなきゃアカンやろ」
「
中年の男が
「そんな、ガキ
「令和ファイブは?」
「何か、弱そうやな」
「
「意味がわからん。何で
「なんか、強そうだと思いまして」
「そんな理由じゃ
「じゃ、
「それは、何か少し
川島は気に入らないようだ。
「三代目デビルブラザーズは、どうでしょう?」
「それや!」
やっと鬼塚の気に入る名前が出た。
「いきなり三代目って。初代も2代目も
川島が反対した。
「ほんなら、やめや。他に何かないんか?」
それからも、多数の意見が出たが、鬼塚の気に入る案は出て来ない。
[大阪鬼連合団体]のカンファレンスは、長時間に
大阪市の、とあるお好み焼き屋では、三十歳前後の男と若い娘が話し込んでいた。
「おい、黒瀬。あの若林と言う
「そう言われましても、私にもわからんのです。あの時までは、普通の気弱な若者でしたので。それより、もう帰っても良いですか?こんな所を仲間に見られたら殺されます」
「ちゃんと話さないと、仲間に殺される前に、
この小娘は、本当に
黒瀬は
その俺が、こんな小娘に
「わかりましたよ。本当かどうか知りませんが、ちょっと聞いた話では、若林の
「わかった。では次はカフェで、
「また、
「ガタガタ言わないで、殺されたくなければ
「いやいや、とんでもない。
それにしては、よく食うな。
もしかして、俺から情報を聞き出したいんじゃ無くて、食べ物を
どちらにしろ、とんでもない
黒瀬は、いろんな意味で、不安になるのであった。
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