◇2024.12.28◇日記のような手紙◇

12月28日(土)年賀状


今日は、息子は今年最後の歯医者さんへ。

その後、少し本屋さんなどに行ってから帰ってくるという。

やっと、の年末休みだもんね。

昨日の仕事納めまでは、年末進行とのことで、遅くまで大変だったから、少しでも羽を伸ばして欲しい。


◇◆◇


それにしても、年末の気忙きぜわしさよ。

片付けにせよ、掃除にせよ、テキパキとやれていればまた救いがあるけれど、焦るばかりで遅々として進まず。

何をするにつけ、身体がついていかないもどかしさ。


◇◆◇


そういえば年賀状を止めてから、もう随分になる。

夫が生きていた頃は職業柄もあり、かなりの枚数を出していたっけ。

公私が繋がっていたから、人付き合いにも気を配ってきたつもり。

滅私奉公というか、今もなかなかに大変な職業であるけれど、昔(二十数年前)もそうだった。

夫が亡くなってから、その死を教訓にして、後回しにしていた健康診断に行く人が増えたという話も聞いた。

"わたくし"の部分が、まだ今よりも疎かにされていた時代。


心苦しくは思いつつ、数年後には人間関係も、ほとんどフェードアウトさせていただいた。

ずっと人と関わり続けてきた分、糸がぷっつりと切れてしまったのかもしれない。


そんなことを、今更ながら考えて。


年賀のご挨拶は、ごく親しい方にだけメールで出している。


すっかり世捨て人のわたしだけれど、それはそれでサッパリしてラクだったりする。


◇◆◇


西原理恵子さんの「パーマネント野ばら」

という作品で


***「わたしら若いときは世間さまの注文した女、ちゃんとやってきたんや これからは わたしもあんたも好きにさせてもらお」


という台詞があるのだけど、読むたびに

『そうよねぇ、それでいいよねぇ』って

思う。

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