手紙～明日のわたしへ～

◇2024.2.6◇日記のような手紙◇

2月6日(火)落としもの騒動

昨日(月曜日)はクタクタに疲れてしまって……用事を済ませて帰宅後、

ヾ(⌒(_×ω×)_ﾊﾞﾀﾝｷｭｰと寝てしまった……のだけれど。

実はその後、起きてから、とんでもないことに気がついた。

この日、わたしはいつものボディバックを斜めがけにして貴重品を入れ、役所や病院で貰った書類や薬などをショッピングバックに入れて反対の肩にかけていた。

そして雨が降っていたので、傘も。

最寄り駅でバスから降りた時、かなりヘロヘロで、とにかく足を引きずるようにして帰宅。

斜めがけしていたボディバックを外し、手洗い、うがいして部屋着に着替えて……そのまま、布団へ。

だったのだが……あれ？書類や薬などが入ったショッピングバックは？

まだ寝ぼけていたのが、一気に目が覚めて大急ぎで、探す、探す探す！

ない、どこにもない！

サーッと血の気がひく。

落とした？？？

バスから降りた時にはあった。

それは確かだ。

家にないとすれば、落としたのは最寄バス停から家までの間。

とにかく、大急ぎで上着を羽織って帰り道を逆に辿る。

少し暗くなりかかっていたけど、目を皿のようにしながら探す……けど、ない。

どうしよう。

財布や貴重品は幸いにも入ってない。

書類や薬も事情を話せば再発行して貰えるだろうけど、そうはいっても。

もう一往復して探すけど見つからない。

辺りは暗くなってきた。

落としてから随分、時間も経っている。

わたしは近くの交番に落とし物が届けられてないかを尋ねに行った。

緊張で息切れしつつ、応対してくださったお巡りさんに聞いてみるけれど、今のところは届けられてないとのこと。

結果的に遺失物届けを出してきたのだけど、つくづく人間の(というか、わたしの)記憶力の曖昧さを思い知った。

バックのなかに入っていたものはまだしも、ショッピングバックの柄がハッキリ思い出せない。冷や汗がでてくる。

一応、総柄でナイロン製というのをお伝えして、電話番号を伝えて、トボトボと家路につく。

まだ仕事中の息子にもLINEで報告。

これでも、わたしは忘れ物や落とし物をしたことは、ほとんどない。

これは自分がウッカリしやすいのを自覚してるから、常に確認したりメモしたり、予防策をとっているからだ。

鍵も定期もバックに革紐で繋いでるくらい。

それだけにショックでショックで……。

息子は貴重品というわけではないのだから大丈夫と慰めてくれた。遺失物届けも出したのだから、と。

それと自分が帰宅時に、帰り道をもう一度気をつけて見てみるからと言ってくれた。

それでなくても忙しい息子に心配をかけてしまい、申し訳ない。

＿|￣|○ il||li

◇◆◇

そして、夜、息子が帰ってきて

「落とし物あったよ！」

と、いう。

「えっ！ど、どこに？」

と、わたし。

何でも、最寄りバス停のすぐ横の植え込みの陰に落ちていたらしい。

あんなに探したつもりだったけど、慌てている時は見ているようで見えてないものなんだろうなぁ。

もしかしたら、道に落としたのを親切などなたかが、雨に濡れぬようにと陰に置いてくださったのかもしれない。

幸いにも中身は、ほとんど濡れずにすんでいた。

とにかくとにかく、良かった〜

(T＿T)

ホッとして。ああそうそう、明日(というか、もう今日になるね)お聞きしていた遺失物係の番号に電話して、見つかったことを連絡しておかなければ。

──という、昨日の落とし物騒動の顛末（てんまつ）。

自戒をこめて、忘れぬうちに書き記しておこう。

おやすみなさい。

(⁎ᴗ ᴗ⁎)💤