◇2024.1.27◇日記のような手紙◇

1月27日(土)あおい絵の展覧会


その美術館は、小高い丘の上に建っていた。

わたしはよくフラリと一人で、バスに乗って通っていたものだ。


此処では色々な企画展があって、どれも印象深いのだけど、なかでも印象に残っているのが

「あおい絵の展覧会」

多彩な青の具象画・抽象画を集めた展覧会。


 東山魁夷の「凍池」

 歌川広重の「名所江戸百景 深川州崎十万坪」

 クロード・モネの「睡蓮、柳の反影」

他にもリトグラフや池田満寿夫作品もあり、青の世界を堪能した。

それぞれ青の表情が美しく魅入ってしまったのを覚えている。


あれは冬だった。

わたしは企画展に合わせて、その頃、お気に入りの露草色のカーディガンを着ていった。

そういう密かなお遊びも楽しかったなぁ。

もう10数年前になる。


コロナ禍からは、外出もめっきり減ってしまい、美術館への足も遠のいている。


今はどんな企画展をしているんだろう。

調べてまた今度、行ってみたいな。


そんなことを思う土曜日。

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