◇2023.10.14◇日記のような手紙◇
10月14日(土)火の鳥
諸々あって追いつかないうちに、家のなかが雑然としてきた。
心身の疲れというのは、住処の状態にも現れてくるものなのだろうな。
こちらも、とにかく少しずつでも片づけていくしかない。
かなり思い切って捨てたり、処分したりも必要だろう。
📖
こんな時は「まえがみ太郎」という、松谷みよ子の創作童話の火の鳥を思いだす。
火の鳥と手放すことの難しさ
「いつかこんな冬の終わりに」より
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893600353/episodes/1177354054893641439
以前の、エッセイより抜粋
《世の中には、たとえ飛べなくなっても手放すことができないもの、どれだけ空を恋慕おうとも引き換えにしても守りたいものというのはあって。
だから、手放すことがどうしても出来ぬ火の鳥たちは、引き裂かれる想いに、ただ哭くのだと思う。
自ら、空ではなく、それを選んだことを悔いるわけではないけれど。
わたし達は、そうして羽をボロボロにしてしまった火の鳥。
飛ばないことを選んだ、火の鳥。》
それでも
飛べなくなっても
生きていかねばならない。
🕊
懐かしく切ない夢をみて。
何処かに諦めきれず残っている空への渇望に苦笑する。
🕊
弱気になってしまってるね……。
ごめんよ、わたし。
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