登場人物まとめ<2021>
(ここまで存在・名前が出てきた登場人物のざっくりまとめ。読まなくても大丈夫)
イバニェス家…………………………>
【リリアーナ=イバニェス】
主人公。元は『魔王』デスタリオラだったが、死後に記憶を保ったままヒトの少女へと生まれ変わっていた。
優しい家族や使用人に囲まれ、おいしいものを食べて本を読んで、楽しい人間生活を満喫中。
【アルトバンデゥスの杖】(アルト)
デスタリオラが生前愛用していた、
【ファラムンド=イバニェス】
リリアーナの実父。アグストリア聖王国東端のイバニェス領を治める若き領主。貴公位序列第六位。
黒髪に藍色の目。仕事はできるが口も性根も足癖も悪い。愛妻家で俺様気質の子煩悩パパ。
【アダルベルト=イバニェス】
イバニェス家の長男。ファラムンドによく似ており、後継者と目されている、神経質で生真面目な少年。
生き物や植物を観察するのが好きで、読書が趣味。人付き合いは苦手なインドア派。
【レオカディオ=イバニェス】
イバニェス家の次男。社交的で口と頭がよく回る。母親に似ている自分の容姿に絶対の自信がある。
妹とは違い、飲食にあまり興味がない。
【カミロ】
イバニェス家の侍従長を務める、ファラムンドの腹心。左目が悪く、ごつい眼鏡をかけている。
先代イバニェス領主に見いだされ、長く領主家に仕える灰色髪の無表情男。甘党。
【フェリバ】
リリアーナのお付きの侍女。幼少期から世話をする小さな令嬢が可愛くて仕方ない。
手先は器用だが裁縫は苦手。縁故就職と思われたくなくて、父が厨房長をしていることは内緒。
【トマサ】
リリアーナのお付きの侍女。痩身で高身長。家柄が良く教養があり、後輩のフェリバを指導している。
少女の頃からイバニェス家で働いていたため、キンケードたちとは顔馴染み。
【カリナ】
リリアーナのお付きの侍女。ふくよかで大らかな三児の母。色々あって今は離職中。
【エーヴィ】
カリナの代わりに加わったリリアーナのお付きの侍女。元は守衛部所属でカミロの部下。
大抵のことはできる有能な女。双子の姉もイバニェス家で使用人をしていた。
【アマダ】
イバニェス家の食を預かる厨房長。リリアーナに手紙で褒められたのが嬉しくて飾り切りを習得。
腕前は日々進化している。侍女をしているフェリバの養父。
【アーロン】
庭師の老人。博識で先々代からイバニェス家に仕えているご意見番。誰も実年齢を知らない。
【エドゥアルダ=バレンティン】
リリアーナの曾祖父の妹。分家を取り仕切る才媛で、かつてはその評判が王都にも届いた程の佳人。
イバニェス家の子息子女に礼儀作法を教えている、厳しい老婦人。
【カステルヘルミ】
とある小さな街の町長の四女。王都の魔法師会所属。リリアーナの家庭教師として雇われた。
玉の輿とファラムンドに憧れる、夢見る乙女。リリアーナに教えを受けながら家庭教師をしている。
【エルネスト=イバニェス】
リリアーナの曾祖父、先代イバニェス領主。辣腕で知られ長く領主を務めた賢人。
好奇心いっぱいのお茶目な紳士、新しい物好き。リリアーナの誕生よりも前に毒殺によってこの世を去る。
コンティエラの街…………………………>
【キンケード】
イバニェス領自警団の副団長を務める、筋骨隆々とした大男。毛根が逞しくヒゲがすごい。
ファラムンドやカミロとは幼馴染。リリアーナが魔法を使えることを知っている数少ない人間。
【ナポル】
自警団所属、童顔の青年。先輩たちからよく提出書類の代筆を押し付けられる。
偶然出会ったエルシオンと昼食をとったことがあるが、覚えていない。
【テオドゥロ】
自警団所属、闊達な青年。領道事故の際、馬車の脇で酸欠状態だったところを救われた。
以降はリリアーナに深く感謝し、忠誠を誓っている。イバニェス家推し。
【アージ】
自警団所属、お調子者の青年。ナポルの先輩でよく仕事をさぼっている。
【トジョ】
領道の崩落時に難を逃れ、コンティエラの街まで知らせに戻った自警団員。
ショックが癒えず、退団して故郷へ帰った。
【ポルナロッペオ】
愛称はポポ。街の通りで『ポポの店』という食堂を営んでいる。
カラフルな布を頭と体に巻きつけた、金髪マッチョの凄腕料理人。話し言葉が特徴的。
【ベルナルディノ】
イバニェス家の別邸の管理を任されている、顔色の悪い痩躯の男。
【イグナシオ】
高級商店通りにあるイグナシオ宝飾店の主。エドゥアルダとは旧知の仲。
【ラロ】
イグナシオの店で働く職人。気弱で人見知りが激しいが、腕前は一級。
【アイゼン】
簡易店舗になる馬車を持つ行商人。イバニェス家にも出入りしており、聖王国中を旅している。
浅黒い肌に跳ねた黒髪と丸眼鏡、営業スマイルが眩しい好青年。少し南海訛りがある。
【パウントーザ】
コンティエラ商工会の副会長を務める、蛙顔の中年男性。金と利権にがめついが仕事はできる。
サーレンバー領…………………………>
【ブエナペントゥラ=サーレンバー】
一度退任した後、跡取り息子の事故死により再度サーレンバー領主を務めている老人。
残された孫娘だけが心の拠り所。厳しい鬼領主で知られていたが、事故以降は角が取れてしまった。
【クストディア=サーレンバー】
ブエナペントゥラの孫娘。我侭放題の浪費家で、大人を信用せず使用人も寄せつけない。
そばに置く護衛のシャムサレムにだけは心を許している。虚構、創作、物語を嗜むのが好き。
【シャムサレム】
護衛としてクストディアに仕える無口な青年。祖父は庭師をしていたが、守衛見習いを経て護衛に。
事故の後遺症が残っており現在もリハビリ中。毎日の筋トレも欠かさない細マッチョ。
【アントニオ】
クストディアの親戚。ブエナペントゥラの弟の孫。横幅のある丸々とした体形におかっぱの金髪。
すぐに泣き出す気弱な少年で、よくクストディアのパシリをさせられている。
【クラウデオ=サーレンバー】
亡きサーレンバー領主、クストディアの父。ファラムンドとは小さな頃からの親友だった。
ひとりで本を読んでいるのが好きな、内向的で大人しい性格。骨董品の文房具を集めるのが趣味。
魔王領キヴィランタ…………………………>
【ウーゼ】
魔王城に住み着いていた小鬼族の少女。引っ込み思案だが気骨はある。魔王様大好き。
【ウーゴ】
ウーゼの双子の兄。しっかり者で心配性。よく部屋に放置されるアルトバンデゥスの杖の話し友達。
【アリア】
魔王城におしかけ、デスタリオラの妻にしろと言って居座っている
気が短くそそっかしく直情的で怒りっぽい。外見だけは淡い色彩の麗人なのに、中身は子ども。
【
アリアと同じくデスタリオラの伴侶の座を狙っていたが、最近はちょっとアプローチを変えている。
【バラッド】
絶滅危惧種な
【白蜥蜴】
魔王城の古参、デスタリオラの最初の臣下。二足歩行の白い蜥蜴。
言葉を発しない代わりにジェスチャーで意思疎通を図る。今は水路に住んでいる。
【ゴビッグ】
手先が器用な
魔王城内部の装飾や大広間のステンドグラス、デスタリオラの装備品など様々な物を手掛けた。
【セト】
強いデスタリオラのことがお気に入りの翼竜の雌。首長の娘で強大な力を持っているが、飄々とした性格の本人は気ままにその日暮らしを楽しみたいので、あまり里には帰らない。
【ワウ・トライテ】
デスタリオラと協定を交わし、巣から魔王城付近までを繋ぐ地下道が開通している。
【
見た目は恐ろしいが気は良いおじいちゃん。同族の集落から体の小さい者を引き連れて移住した。
【サルメンハーラ】
聖王国とキヴィランタを隔てるベチヂゴの森を自力で踏破し、魔王城まで通っていた武装商団の棟梁。
リリアーナの生きる時代では、森の手前にある自治領の名前になっている。
その他…………………………>
【エルシオン】
かつて『魔王』デスタリオラを討ち取った『勇者』。燃えるような赤い髪が特徴の快活な青年。
討伐当時は十九歳。仲間には剣士・魔法師・聖堂僧を連れていた。
【リステンノーア】
白い肌に白い髪、目だけが赤くリリアーナと同じ精霊眼を持っている少年。口調がきつく辛辣。
一部の精霊と意思疎通が可能。厭世的で、生きる意欲がないため食事をあまりとっていない。
【オーゲン】
中央近衛騎士団の団長を務めるいかつい老人。エルシオンの身元保証人、苦労性で胃痛持ち。
【ペッレウゴ】
かつてエルシオンと共に『魔王』デスタリオラ討伐の旅をした大魔法師。
【アステリオ】
大昔に聖王国側まで攻め込んだ暴虐の魔王を、自身の命と引き換えに封じた『勇者』。
エルシオンは本で読んだこの人に憧れている。
【パストディーアー】
波打つ金髪に彫りの深い顔立ち、目を惹くほどの豊満な肉体を持つ大精霊。気分屋で自己中心的。
何かと愉しませてくれるデスタリオラと、その生まれ変わりのリリアーナを見守っている。
(※本文中ではないため単位メートルを使用)
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