虚空に蠢くは……

みし

1 闇

 静寂の闇の奥に 消えゆく風の音


 日は暗き影の中に隠れ 夜を闇が包みこむ


 星は大地を照らせど 照らすほどに闇は深まり


 天空に浮かぶ淡い月 妖しく大地を照らす


 幽かなる薄い影が 我が背後に映ゆる


 幽遠の久遠の荒野に


 我、道を失いて 永劫をさ迷える


 唯一つ見つけたものは 朽ち果てた道標


 当てもなき行進は 我が思考を恐れに導き


 何を見ゆ 彼方の無限


 見えざる恐怖の訪れか はたまた永久とわの安息か

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虚空に蠢くは…… みし @mi-si

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