乙女ゲーム(疑問)の世界に転生したのだが、その対象がクライマックスまでゲームのシナリオに関わることがないラスボスである隣国の将軍となった件

大艦巨砲主義!

国家、登場人物紹介(随時更新予定)

登場人物が多くなってきたので、整理のために作りました。

新たな登場人物が追加されるごとに更新していく予定です。




ドラウグル大帝国

主人公が転生した、大陸中央と東方に広大な領土を有する覇権国家。帝都はザンクトバトルブルク。武力による大陸の統一を目指し、その強大な国力を用いて周辺諸国に対して侵略戦争を仕掛けている。大帝国軍は、主戦力となる陸軍、皇族親衛隊である近衛軍、独立意識の強い海軍の三軍で構成されている。特に発狂したり自死を選ぶ者が続出するほどの厳しい規律で統制された大帝国陸軍は、他の大陸諸国の軍と比較して極めて高い練度を持つ。


シャングロ・ドル・ファイゼナッハ

転生者その1。主人公の転生した舞台となる乙女ゲームのラスボスを務めるドラウグル大帝国の若き将軍。若きというか若すぎるが、実際は能力や功績ではなく大帝国陸軍の最高司令官である陸軍元帥の次男という親の七光りでこの地位に立っている。階級は陸軍准将。本来は大帝国に対する忠誠心溢れる武人キャラなのだが、若干サイコパスな主人公が転生したことで軍人職務に忠実な冷血漢になってしまった。ドルはドラウグル大帝国の陸軍元帥の後継者が名乗ることを許される称号。ラスボスを務めていただけあり、そのスペックはこの世界において最強の一角に立つ。ちなみにゲームではどのルートでもラストは必ず多数の槍で滅多刺しにされて死ぬ姿から、『ウニ』というあだ名がファンの間で浸透している。


ホロスロフ

大帝国陸軍に所属するシャングロと同世代の参謀。短気ですぐ頭に血の登る参謀としては三流の人物だが、シャングロにとって最も付き合いの長い信頼できる側近。


フィンガー

シャングロの率いる軍の副将を務める将軍。デュルカンの参謀をつとめていた経歴があり、シャングロの補佐をするため派遣されてきた。


フランマルス・ドイセノン

ドラウグル大帝国陸軍大将。盲目の大将、慧眼の異名を持つ、その名の通り病により視力をなくした将軍。大帝国陸軍において最も長い戦歴を持つ老将であり、デュルカンにとっては戦略の師匠でもある。


グスタフ・シュグルツドルフ

ドラウグル大帝国陸軍の将軍。フランマルス軍に属する将の1人であり、現役の大帝国陸軍の将軍では長い戦歴を持つ老将。60歳をすでに過ぎているが、その力はいまだに衰え知らずで軍馬にまたがり最前線で活躍するほどの猛将。ザンクトバトルブルク侵攻戦の2日目にてブラッド率いるエグゼキューショナーズ家の竜騎兵部隊と激突し、壊滅に追い込む戦果を上げる。


ヴァナルドフ

ドラウグル大帝国陸軍大将。大陸の外を出自とする外国人でありながら、己の軍事的才能を武器に陸軍大将の地位に登った若き天才。戦を嵐と捉える変わった感性の持ち主。天災の異名を持つ。


ベルドギット

ヴァナルドフ軍に所属する将軍であり、大斧を武器に先陣を切り敵軍を破壊するその武勇から、『猟犬』の異名を持つ猛将。ヴァナルドフ軍の幕僚たちの中で最も信頼されている、天災の右腕とも言える存在。ザンクトバトルブルク侵攻戦にてローリタニア王国軍を相手に活躍、1日目の戦闘ではヴィクトール、シャルンホルストらローリタニア王国軍を相手に猟犬の異名に違わない活躍を見せつける。


スルニチワフ

ヴァナルドフ軍に所属するドラウグル大帝国陸軍の将軍。主に銃兵を中心とする歩兵隊の司令官を務めている。


コバロティス

ヴァナルドフ軍に所属するドラウグル大帝国陸軍の将軍。主に騎馬隊の司令官を務めている。戦況の決定打となる騎馬突撃を指揮する将軍ということもあり、必要ならば上官の命令を待たずに独断で部隊を動かすこともあるなど決断力がある。


トロイツスキー

ヴァナルドフ軍に所属するドラウグル大帝国陸軍の将軍。主に長槍歩兵を中心とする歩兵隊の指揮を務めている。


ガスマン

ヴァナルドフ軍に所属するドラウグル大帝国陸軍の将軍。即席の防衛陣地から砦、城塞都市の設計や建築指揮もこなす野戦築城の名手という軍人としては非常に珍しい一面を持つ。


シュライゼ・ギートルード

ドラウグル大帝国陸軍大将。金獅子の異名を誇る、陸軍大将随一の剛の者。異名の通り金髪で、もみあげとあごひげが繋がっているリンカニックがトレードマーク。


ホーエンローゼ・ヴェンカリニウギス

ドラウグル大帝国陸軍大将。紫と金色のオッドアイの持ち主で、先代皇帝の弟が祖父という皇族の1人であり、皇位継承権を持つ。デュルカンが率いる4人の陸軍大将の中では最年少。若竜の異名を持つ。


オスカル・バニオクス

大帝国北方に存在する城塞都市グディアトの軍を指揮する将軍。リッペルの戦いの敗戦後、ザンクトバトルブルクへ急ぐシャングロが兵の補充をするために寄った際、共に帝都を守るべく同行することとなる。娘をしきりにシャングロの妻にと勧めてくる。


デュルカン・イハイル・ファイゼナッハ

大帝国陸軍元帥。シャングロの実父。大帝国陸軍の最高司令官。ドラウグル大帝国以外の全ての国においては、その拡張政策と無類の強さから悪魔の侵略者たちの総大将と言われ恐怖の象徴として扱われることが多い。イハイルは陸軍元帥にのみ与えられる称号。






アウラシュニカ王国

大陸の西方に国土を持つ国。王都はアウルサンネ。ドラウグル大帝国と大陸を二分する大国と言われているが、人口、面積、経済力、軍事技術とあらゆる面でドラウグル大帝国に一歩及ばずにいる。一方で医学、工学、錬金術など学問分野において大陸最先端を行く国であり、アウルサンネには多数の学校が存在する。


メイビス・オルガ

転生者その2。ゲームにおいては、オズワルドルートの悪役令嬢アメリアの取り巻き四天王の1人である緑髪が特徴のオルガ伯爵家の令嬢。……なのだが、実は地球で暮らしていた前世の記憶を持つ転生者の1人。錬金術の達人。


ランスロット・オルガ

アウラシュニカ王国の貴族、王国屈指の武官の名門であるオルガ伯爵家の現当主。メイビスの実父。


ウィリアム・グレンギース

大陸屈指の猛者たちが多数所属することで知られる、名高き傭兵団『鮫牙師団』の団長。乙女ゲームの攻略対象の1人。赤毛のクマの様な容貌を持つナイスガイ。


ロザリー・ヒュレン

鮫牙師団の副団長。緑髪のクールビューティ。だが内心はかなり警戒心の強い激情家で、わりとすぐにキレる。ウィリアムとは長い付き合いで、アイコンタクトの以心伝心も可能。


ブラッド・エグゼキューショナーズ

アウラシュニカ王国の宰相ベニート・エグゼキューショナーズ公爵の養子であり、次期当主。見た目は17〜18歳くらいの美男子だが、その正体は齢300年を数える、絶滅したはずの種族である吸血鬼。乙女ゲームの攻略対象の一人。


オズワルド・コハン・アウラシュニカ

乙女ゲームの攻略対象の1人。現王アルベルトの嫡男であり次期国王、そしてゲームの主人公の従兄。


アルベルト・ヨハン・アウラシュニカ

アウラシュニカ王国現王。大帝国包囲網の盟主となり、ザンクトバトルブルク侵攻戦の連合軍側の総大将としてアウラシュニカ王国軍10万を率いて侵攻してきた。






ロンゴミアド公国

大陸北部に国土を持つ国家。公都はカラデュニウム。国力的には中程度の国。パルゲニア王国の一貴族であったシュメール地方の領主であるロンゴミアド公爵が独立し建国した歴史を持つ。アウラシュニカ現王であるアルベルトの妹のシャリステラが現公主の妃であり、アウラシュニカ王国と婚姻同盟関係を結んでいる。貴族が建国した国というだけあり、騎士階級による伝統的な重装騎馬隊による突撃を重視する傾向が強く、弓などの武器を扱う歩兵や傭兵を軽蔑する風潮が強い。


ギネヴィア・フォンタニオン

転生者その3。ロンゴミアド公国シュメール地方を治める貴族、フォンタニオン辺境伯家の若き当主。ヤンデレ。土地と先祖の名を捩り、フォンタニオン辺境伯爵は『シュメール=フォンダン伯』と呼ばれている。長らくローリタニア王国との国境守護を任されているシュメール地方の辺境伯であり、圧倒的兵力を持つローリタニア王国を過去幾度となく撃退し続けているロンゴミアド公国の西の守護神。


ダンテノア

シュメール・フォンダン伯の副将を務める軍属子爵である貴族。ギネヴィアの指揮下でローリタニア王国からくる軍勢を幾度となく撃退している。


ベンジャミン

シュメール・フォンダン伯の参謀を務める軍属男爵である貴族。参謀のくせにやたらと血の気が多い。リッペルの戦いの後、召喚獣の群れの奇襲を受けた混乱の最中にシャングロに討たれた。






ディスディネア王国

ドラウグル大帝国の南に国土を有する国家。王都はムクシャ。未開の地と言われる南方熱帯林に国土を持つため、大陸中央とほぼ隔絶された文明を築いてきた事もあり、他の大陸諸国と比較して文化などに大きな隔たりがある。象などジャングルの動物たちとの共存関係を持ち、戦闘に特化した戦象部隊や戦猿部隊といった獣の軍勢を持つ。


フト・カブタイ

ディスディネア王国の将軍。鉾の賢将の異名を持つ名将であり、大カーン・ジュチより絶大な信頼を得る鉄の絆で結ばれている名臣。ザンクトバトルブルク侵攻戦においてディスディネア王国軍3万の指揮をとる。






パルゲニア王国

アウラシュニカ王国のさらに西に国土を持つ国家。王都はメラボルス。龍が建国したと言われる伝説があり、大陸に現存する国家の中では最も長い歴史を持つ。かつては大陸に覇を唱える巨大国家だったが、ロンゴミアド公の独立、属領シグニアにおける傭兵団の反乱独立などを経て衰退を重ね、今では中堅国家にまで落ちている。


ランジェモン・ロ・パール

転生者その4。パルゲニア王国の将軍。若干20歳でありながら将軍位にまで上り詰めた新進気鋭の若き将軍。6メートルの金棒槍を振り回す剛腕、奇抜な発想と多様な戦術を用いる頭脳、フラベルドの壺を作り上げる錬金術などなどかなり器用。


シャルル・ド・アストレア

パルゲニア王国の王子。アウラシュニカ王国に留学中。乙女ゲームにおける攻略対象の1人であり、クールなインテリ眼鏡というキャラながら、攻略難度の低さからファンの間では安全牌という不名誉なあだ名をつけられている。


ハル・ピサロ

パルゲニア王国の宰相。ドラウグル大帝国包囲網、ザンクトバトルブルク侵攻戦におけるパルゲニア王国軍4万を率いた総大将の1人。口が悪い。


アルトー・レノ・ドゼー

パルゲニア王国に属する軍人であり、パールが最も信頼する側近。


マッセナ

パルゲニア王国に属する軍人であり、パール軍の将の1人。ザンクトバトルブルク侵攻戦に参加、2日目の戦いで主人の退路を維持するためにトゥチコフ率いる軍勢と激突し負傷する。







シグニア王国

大陸南西部に国土を持つ国家。王都はエディンウェルズ。元々はパルゲニア王国の属領であり、傭兵団が拠点を構えていたが、異民族や内乱の鎮圧に奴隷のように駆り出され続けた事から反発した傭兵の大反乱によって属領から独立を果たした傭兵の立てた国。複数の傭兵団が連合して立てた国という成り立ちから、王国内はその傭兵団の後継に当たる総督が統治する地方の権力が強い国家となっている。傭兵が立てたというだけあり、非常に血の気が多い事で有名。


エリオット・ナヘラ

シグニア王国に使える将軍であり、王国の歴史において最も強く勇ましい英雄として称えられる名将。もともとドラウグル大帝国に滅ぼされた国の王族の生き残りであり、復讐を誓いシグニア王国で立身出世を果たしてきた。100を超える戦いに参加し、大陸の覇権国家である大帝国陸軍を幾度も粉砕してきたことから、突厥王の異名で恐れられている。ザンクトバトルブルク侵攻戦においてホーエンローゼ軍と激突し、戦死する。






ローリタニア王国

コッカスカ山脈を超えた大陸北西部に国土を有する国家。王都はカッサドキラ。年間を通して雪が消えることはなく、冬になれば雪に国土の全てを覆われる極寒地帯に広がる国であり、国土の割に人口が少ない。一方で鉱物資源などが豊富で、雪国の過酷な環境で鍛え抜かれた軍は冬の戦場に限り大帝国陸軍とすら渡り合うと言われる精強さを持つ。ローリタニア王国の人間は雪のように白い肌と髪が特徴であり、その容姿は人間離れした妖精のような美しさを持つと言われる。国力的にはアウラシュニカ王国と互角の大国の部類に入るが、僻地ゆえに国際的な影響力は大きくない。コッカスカ山脈とロンゴミアド公国によって大陸中央へ進出する道を閉ざされており、シュメール地方を侵略しようと試みているが、フォンタニオン辺境伯にいつも撃退されている。


ルフェンド・キルヒアイス

ローリタニア王国に所属する若き将軍。ローリタニア人らしい雪のような白い肌と髪、紫色の瞳が特徴。パッペンハイムの側近を務めていたが、ザンクトバトルブルク侵攻戦にて上官が戦死。ヴァナルドフを倒すため独断専行の攻撃を2日目に敢行するもあっけなく返り討ちにあった。


ベアトリクス・シャルンホルスト

転生者その5。ローリタニア王国の将軍。キルヒアイスとともにザンクトバトルブルク侵攻戦のローリタニア王国軍の副将を務め、パッペンハイムの戦死後に総大将代理となる。王族の分家であるシャルンホルスト家という高貴な出自の持ち主。現国王の愛人であり、コネと容姿と出自で女の身でありながら若くして将軍位を得た人物。


ヨハネス・フォン・ヴィクトール

ローリタニア王国の将軍。軍師上がりの頭脳派で、軍全体の指揮よりも作戦の立案などを得意とする参謀気質の持ち主。


ランドルフ・オリジン

ローリタニア王国の将軍。シャルンホルスト家と親交の深いオリジン家の当主であり、ベアトリクスの幼馴染。


ダミアン・ヴェン・ブライデンフェルト

ローリタニア王国の将軍。ザンクトバトルブルク侵攻戦に置いて、パッペンハイムの副将の1人として重装騎馬隊を指揮し参加する。


ヴィンセント・ロー・パッペンハイム

ザンクトバトルブルク侵攻戦において、ローリタニア王国軍の総大将として8万の軍を率いた将軍。ヴァナルドフによって孤立した本陣を奇襲され、兵士たちを見捨てて逃走を試みるが、ヴァナルドフの狙撃により後頭部を撃たれて戦死した。






サントマリノ公国

ドラウグル大帝国の北に国土を持つ小国家。首都はアルヴァールン。国土、産業、軍事力などあらゆる面においてドラウグル大帝国に圧倒的に劣る国家。農民の徴収により万の規模の兵力を確保しているが、場合によっては本当に人数だけで武器が鍬や鎌など剣の支給すら満足にできないほど経済力が脆弱。ドラウグル大帝国の北方侵攻の盾として機能するため、ロンゴミアド公国や東方都市国家バチェノピアなどから支援を受けて何とか国土を維持しているような状況。


フェルナンド・カイウス

転生者その6。サントマリノ公国軍の将軍。前世では政治家を務めた転生者の1人であり、リッペルの戦いにてサントマリノ公国軍の副将を務めた。バフマスの戦死後に指揮権を譲り受けて軍の立て直しを図り、大帝国軍の騎馬隊を数で圧倒的に勝っていたとはいえ敗走の流れとなっていたところから立て直して農民兵で返り討ちにするという功績を挙げた。


ソイゲール・バフマス

サントマリノ公国軍の将軍。リッペルの戦いにおいて圧倒的兵力差で優勢を持ちながら、電光石火の攻撃を仕掛けたシャングロによって開戦早々に討ち死にした。彼の死によりサントマリノ公国軍の指揮系統が崩壊し、リッペルの戦いにおける大損害の発端を作ることとなった。






東方都市国家バチェノピア

その名の通り大陸東部に存在する湾岸の大都市バチェノピアを国土とする都市国家。大陸以外にもあらゆる世界と交易を広げる港の国家。大陸の玄関口でもあるバチェノピアはこと経済力に関して国際的に大きな影響力を有している。


ヘイミナル・スヴェン

大陸最大の規模を持つ傭兵団を率いる傭兵隊長。その勢力は兵員10万に達すると言われている。バチェノピアの抱える陸軍の最大戦力を率いる人物。バチェノピアの経済力を背景に拡充させて来た鉄砲隊を有する。

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