無理矢理掌握小説
初花
実体
僕が何か言うと、君は必ず
「そうだね。」
と言う。
ぼくは君のことならなんでも知ってる。
「そうだね。」
すごいでしょ、以心伝心だね。
「そうだね。」
でも気づいてしまった。
君には、“意思”がないんだね。
「そうだね。」
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