オッちゃん、自前の生物化学兵器…の巻。

オッちゃんは、手汗がすごい。


オッちゃんが私の机に来て、机上に手をついてしばらく何か話して、そして去って行ったあと、手をついてたところに細かい水滴のあとが丸く残っている。


手の温度がどれだけ高いのか、オッちゃんの手のひらの汗がミストとなって、私の机に付着するらしい。


私はそれをウエットティッシュで毎回拭き取ってるわけだ。


ところが、この前。

もっとすごいことが起きた。


オッちゃんが私の机に来た時に電話がかかって来て、オッちゃん宛てだったのでそのまま受話器を渡したのだけど、オッちゃんが電話を切ったあとに受話器をなにげに見たら……


な、なんと、受話器の表面に一部掌紋(?)の模様がくっきり付いてるじゃあ、ありまへんか!?


手あか!? と思って、こすったり拭いたりいろいろしてみたけど、全然落ちない。

もしかして、えっっ!? プラスチックが手のシワ状に変質してるーー!?


——プラスチックを溶かす男。


オッちゃん、おそるべし。。。

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