ある時 ふぃっと生まれたんだ

ある時 ふぃっと生まれたんだ

暗闇の中に 灯りがつくように


いつからここにいたのか

自分ではわからない


ただ 時々ぴくぴくっとなって

気づけば 音も聞こえてた


ゆりかごの中で ゆーらゆら

ここは とってもあたたかい


リズミカルな子守唄の中で

寝たり起きたりしているよ


ぼくは何も考えない

ただ 感じるだけなんだ


あるのは 気持ちがいいことと

時々 気持ちがよくないこと


どこから来たのかなんて知らない

どこへ行くのかなんて知らない


ずっと ここにいたいけど

いられないことだけ知っている


必ず その人に会いに行くって

約束だけを持って ここにいる

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