第8話おやつとテスト

「今、午後ライトの時間じゃん俺とメイナは無理だよ!」

 今から能力を調べることに拒否るクリル

メイナとクリルは、午前レフト中しか、魔法が使えない

 それを知っているカノン隊長

ニコニコと会話の続きを始める


「そうですね、なので君達は今から学力テストです」


 物凄く嫌そうなバータナ兄妹

ライム兄妹も、後から学力テストをするのを感じて、同じく嫌そうな顔

 

「ライム兄妹は魔力を調べるのでよろしく。少し休んでから始めましょうか」


「終わったら遊んでいいですよ?」

「さっさと終わればたくさん遊べますから」


 何を言っても嫌そうな顔をする四人に、仕方ないといった顔のカノン隊長は閃く


「じゃあ、おやつを食べてからテストをしましょうか」


「おやつ!」

 不機嫌が一辺、ニコニコ笑顔の妹二人

「何があるの?何があるの?」

 ぐいぐいカノン隊長に詰め寄る

「んー……パフェがありますよ」


「パフェ!?」


「メイナ、パフェ!」

「ね!リエル、パフェだって!!」


 手を取り合いグルグル回ったり、ピョンピョン跳んだり嬉しそう


「テンション高……」

 

 クリルが妹の変わりっぷりに引き気味の横で、ノエルもリエルが楽しそうに、はしゃいで嬉しそうな悲しそうな様子


「うち、貧乏だったからなぁ……」

「俺もだ。同志よ……」


 二人の様子を微笑み見守っていたカリア

「じゃあ、私はシェフに聞いてくるので、皆さん頑張ってください」

 そう言い残し、一人先に大広間から出ていく

興奮気味の妹二人、カリアに気がつくことなく、兄によって行く


「お兄ちゃん、パフェだって!」

「そうだね……」

 まだ見ぬパフェに目を輝かせるリエル


「お兄ちゃん、リーリルも、食べれるかな?」

「いや、無理じゃね?」

 ウサギのぬいぐるみのリーリルを振り回し嬉しそうなメイナ


 二人のテンションについていけないクリルと、ノエル

 四人の様子を微笑ましく見ているカノン隊長とバルバ大佐

だか、大人二人の様子に不信そうなクリル


「ていうか、俺らに優しすぎね?寝床だったりパフェだったり、ここの人たち何か裏でもあんの?」


 クリルの言葉に困るカノンとバルバ

どうしようかと悩みつつ質問に答える

「一応ライム兄妹は、アゼルの子供みたいなので……その、二人のお友達なら、仲良く扱わなければなりませんからねぇ」


 話ながらテンションがた落ちなカノン隊長と、バルバ大佐

 二人とも、はぁ。とため息一つついて、能力判定の準備を始めていく

「では、さっさと始めて、終わらせますか」

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