【ほのぼのパーティーがダンジョンの地下6階から地下90階まで落ちました】中編
SEN
【ほのぼのパーティーがダンジョンの地下6階から地下90階まで落ちました】中編
【ほのぼのパーティーがダンジョンの地下6階から地下90階まで落ちました】中編
台本:SEN 声劇6人台本(性別はお好きにどうぞ) 所要時間:約45分
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キャラクター紹介
剣士 :フィン ・・・強くなりたいとは思っているがその日暮らしもいいかと半ばあきらめている剣士。
愛刀の大剣「大根真っぷた丸」を持つ 熱血・天然・愛すべきバカ
魔法使い:テム ・・・生活に役立てるため魔法を覚えた、火をおこせればいいとだけ考えている、杖使いがうまい。冷静・ツッコミ役
僧侶 :ミゥ ・・・擦り傷を治せるぐらいの治癒魔法は使えるが2回だけ 血が苦手 毒浄化魔法だけが何故か会得できない 天然・ボケもツッコミも
商人 :ガヴィウス・・・お金に目がない 盗賊のほうが向いているのでは……戦闘では死んだふりをする 陽気・自由気まま
七英雄の一人 :シリアス(男)・・・七英雄の一人【速騎(ハヤキシ)】の名を持つ 主人公たちを買いかぶってしまう。真面目だがどこか抜けている。
四賢者の一人 :ルファニア(女)・・・四賢者の一人【癒神(イヤガミ)】の名を持つ 冷静かつ冷徹な大僧侶。
【ほのぼのパーティーがダンジョンの地下6階から地下90階まで落ちました~中編~】
台本:SEN
配役↓
フィン :
テム :
ミゥ :
ガヴィウス :
シリアス :
ルファニア :
本編ここより↓
フ「いってててててて…」
テ「底が抜けて落ちてしまったのか…」
ミ「いたた~でも幸いみなさん擦り傷程度ですんでますね!回復使いましょう
か!?」
ガ「おいやめろ、二回しか使えないんだろ?こんなとこで使うな」
テ「しかし…ここは何層なんだろうか…かなり雰囲気が変わってしまったが…」
ミ「あ、この鉱石…ブロンズ鉱石ですね」
ガ「お、25リアの石か!」
テ「値段で覚えてんのかよ」
フ「ミゥ、それがどうかしたのか?」
ミ「ブロンズ鉱石は確か地下6層からですね…採れるのは」
テ「ってことはここは…地下6階か」
ガ「6階か…もぅゴブリンなんてレベルじゃないな…」
フ「巡り巡ってスライムになるんじゃないか?」
ミ「脳筋だまって」
フ「あ、はい、すいやせん」
テ「たしか…魔法系の敵が出るな…インプにエレメンタルかな」
ガ「詳しいなテム…お前もどんなモンスターの部位がいくらで売れるか覚えてんだな?」
テ「お前と一緒にするなよ金の亡者が」
フ「しかし…がらっと空気が変わったな…緊張感がやばいな…俺の大根真っぷた丸もヤバイと嘆いているぜ」
ミ「(裏声で)大根切りたいよー大根切りたいよー大根切らせてー」
フ「ハッ!?どうしたまっぷた丸!そんなに大根が切りたいのか!」
ミ「(裏声で)うん!大根以外も切りたいよー」
フ「わかった!!待ってろよおおお!!」
テ「ばか!どこいくんだ!おい!フィン!!」
ガ「ミゥ~お前何してんだよ~」
ミ「え~…こんな冗談で走って何か斬りにいくとか思わないじゃないですか~」
テ「いいかミゥ…お前が相手にしていたのはなんだ?」
ミ「脳筋です」
テ「うむっよろしい、覚えておくように」
ガ「とにかく追いかけよう!お宝が、ごほんっ…フィンが危ない!」
テ「お前絶対商人じゃなく盗賊向いてるよな」
ガ「あんな野蛮な職業なれるわけないじゃないか!人様の物を強奪するなんて」
ミ「してましたよね~」
テ「してたな」
ガ「あ、してたわ。戻ったら転職しますハイ」
テ「フィンさん居ませんね…確かこっちらへんに」
フ「うおおおりゃぁぁ!はなれろぉぉこのおおおぉぉ!」
ガ「おおお!インプに取り囲まれてる!」
ミ「何してるんですかフィン!早く振りほどいて!」
フ「できたらやってる!!うおおりゃああ」
テ「すごいな…インプごと壁に体当たりしてるぞ」
ガ「やるなああ!インプの羽と尻尾はセットで15リアだ!頑張れ!」
フ「金かよお前ぇぇ!!おっしゃああああ!!」
ミ「おおお~…まったく剣使わないじゃん流石骨まで筋肉」
フ「うぉぉぉぉし!!これで最後ぉぉぉ!」
SE:岩が崩れる音
ガ「ハッ…フィンの体当たりしてたところが崩れて隠し扉が…まさか…」
ミ「お宝かもですか!」
テ「誰にも見つけられてないような扉だな…開いた形跡がない」
フ「おお!伝説級のアイテムがもしや!!?」
ガ「開ける!!もう開けるぜええええ!!!?」
テ「待て!罠の可能性も!!!あ、開けやがった」
ガ「こ、これは…」
ミ「何がありましたか?」
ガ「なんだろ」
テ「いやそれ聞いとんねん」
フ「え、宝箱とか無いの?」
ガ「うん、なんか、陣?みたいなのが光ってる」
テ「どれどれ…ふーむ…この紋章は…」
ミ「どこかで見たことあります?私にも見せてくださいー」
テ「王都で見かけたことがあるな」
フ「ちょっとちょっと~俺が一番初めに見つけたのに~俺にも見せてよー」
ガ「推すなってフィン危ないだろ」
ミ「見せますから交代しますからちょっと押さないで?」
テ「あ、王都の各門にあった転移魔法の紋章だ!」
フ「あ、ごめん剣がひっかかった」
ミ「何してるんですかほんとに」
ガ「お前がどかないと出れないだろ」
フ「ちょっと待って…ふぬぬぬ~…はぁはぁ…うぐぐぐ~取れないー!」
ガ「手伝ってやるか…手を貸せ2人共」
ミ「仕方ないですねぇ」
テ「ほんといつもお前は何も考えてないな」
フ「ありがと!よし、一斉に引こー!」
全員「せぇぇのおおお」
SE:スポン
フ「抜けたああああ!あ、後ろ」
ガ「ば、ばか!陣に入ってしまうだろ!!!」
テ「うああああああああああ」
ミ「ひいいいいいい」
SE:ワープ音
間
シ「ようやくここまで来れたな…2ヶ月かかったか」
ル「いいえ…一緒に村を出てから強くなりここまで進めたのを入れると5年です」
シ「そうだな…俺は七英雄の一人に、お前は四賢者の一人にまでなったな」
ル「ええ…私達二人の相性は誰一人近づけませんでしたね」
シ「背中を任せれるのはお前だけだ…最下層まで、頼むよルファニア」
ル「はい、おまかせください」
シ「む、転移魔法だと…ここまで来ると上位魔法まで使いこなしてくるモンスターがいるのか…さすがだな」
ル「気を引き締めないとですね…全能力向上魔法かけなおしますね」
シ「よし…ここまで俺は敵に触れさせなかった…どんな敵がこようと…」
ル「出てきましたね…人型…ゾンビ系でしょうか」
シ「油断するなよルファニア…」
ル「もちろんです…さぁ…来ます」
フ「いっつつつう~」
ガ「お前がいきなりひっぱるからだめなんだぞ?」
ミ「はぁ?!なんで私のせいなんですか!?」
テ「全くお前らな…ってここどこだ…洞窟の中なのは変わりないみたいだが景色が全く違うぞ…」
フ「ハッ!!?誰かいる…」
ミ「え!?人ですか!お~い!」
間
ル「……手…振ってますね」
シ「あぁ…振ってるな…クソ弱そうなやつらが…」
ル「これもぅ幻惑の魔法にかかってるんですかね私達…」
シ「幻惑対策にこのピアスがあるんだろ…本物だぞこれは…」
ル「12万リアしましたものね…」
シ「まだ構え解くなよ…様子を見る」
ル「もちろんです…あんな弱そうなパーティがこんな階層に居るはずがありませんから」
間
ミ「あれぇ~?反応してくれませんね…」
ガ「しかしあの二人のあの装備…すげぇな…いくらするんだろ」
フ「いいなぁ…鎧いいなぁ…オレ吉農屋のバイト服だぜ?」
テ「自業自得だがな…敵に見えているのかな?少し明かりをつけるか…ほっ」
SE:種火が灯る音
シ「動いた…魔法だな…斬るぞ」
ル「ええ、敵で間違いないです」
シ「疾風の動き第一【居合】…ハッ!!!!」
テ「あ?風が…」
ミ「あれ~?男の方の姿が消えましたねー」
フ「ほんとだな~見えなくなった」
ガ「ん?さっきと反対の方向にいるぞ?」
テ「あれ…杖を落としてしまっ…て…手…」
ミ「どうしたんです?」
テ「俺の手がてがああああああああああああああああ」
ガ「右手が無いじゃないか!!?斬られた!?あいつに?!」
ミ「ひいいいぃい…」
テ「ぐっ…ぐぐぅぅ」
フ「付け根をきつく縛れ!血は止まる!!!…やってくれたなあ…この真っぷた丸の威力…とくと味あわせてやる…」
シ「大剣を構えやがった…やっぱりか……疾風の動き第二【疾突】」
SE:金属音
フ「あれ、抜けない…あ?」
シ「止めやがった…最速の突きだぞ…」
フ「あんたか!テムの腕を切り落としたのは!!!」
シ「喋った!?…お前…人間か?」
フ「当たり前だ!この格好のどこがゴブリンに見えるんだよ!?」
シ「や、吉農屋の店員には見えるから…人間かなと…」
フ「この服は仕方ないんだ…うぐぐ」
シ「や、すまない、敵だと思ったんだ……ルファニア!!」
ル「よっと…はああーい」
フ「うわっ…急に横にでてきた…」
シ「どうやら人間の様子だ…まさかこんなところまで来れるやつがいるとはな」
ル「あ、人間だったんですね~悪いことしましたね」
ガ「お前ら!!テムの腕切り落としやがって!!!ただじゃおかねぇ!!」
ミ「ふええええええんいくら塗りこんでも治らないよおおおお」
ガ「お前それ毒消し草なんじゃぁ…」
ミ「あ、そうだった…ふうえええええええん」
テ「うぅぅうぐぐうぅ」
ル「すいませんね~す~ぐ治しますから」
シ「治してやってくれ」
フ「切り落としたんだぞ!?治るわけがー」
ル「即完治魔法ミフィスティア・レイジケア」
フ「なおった…ついた!!!」
テ「おおおおおおお!?なんだこれ…動く…こんな魔法四賢者ぐらいしか」
ル「私ですよ?」
ガ「え?なにがです?」
ル「だから私がその四賢者のうちの一人なんですこれが」
ミ「へ!?ま、まさか…あの伝説の僧侶…」
フ「ん?伝説の送料とかもぅいくらなんだよほんと草」
ル「この方」
シ「バカだろ?」
テ「そうなんだ…すまない…」
ル「ご紹介遅れました!四賢者の一人、癒神(イヤガミ)の名を持つルファニア・プラムと申します!よろしくお願いいたします」
シ「いきなり腕斬ってすまなかったな…オレは七英雄の一人、速騎(ハヤキシ)のシリアス・ギテニアだ、よろしく」
フ「よろしく!なんか知らんが別の名前があるんだな!いいことだ!」
ミ「ひいいいいい四賢者に七英雄うううう」
ガ「その装備…おいくらまんえんです?」
テ「おいお前ら…腕にはびっくりしたが…助かったありがとう。ここであなたたちに会えたことに感謝だ」
シ「ああ…っと…モンスターに囲まれてるな」
ミ「え…見えませんけど」
ル「あぁ…ステルス能力があるんですよ!今見えるようにしますね?」
フ「っ!!!!?うっわ…」
ミ「ななな、何十匹いるんですかこれええええ」
テ「死んだな…こりゃ無理だ」
シ「おいおい…誰と一緒に居ると思ってんだ…まかせろ」
ガ「お!さすが!社長!良い子いるよ!」
ル「どこのキャッチなのでしょうか…オフェンスダブル…」
シ「ありがとうルファニア…一発だ見てろ……疾風の動き第八、龍風(タツカゼ)!!!」
SE:暴風音
フ「うわ…一太刀で全滅させた…なんて威力だ」
シ「伊達に速騎(ハヤキシ)、名乗ってないよ?」
ガ「すげぇな…ダイ○ンの掃除機に刃付けた感じだな…」
ミ「いゃ感想よ」
テ「助かった…あんたやっぱ強いな」
ル「伊達に七英雄じゃないですからね~」
シ「ところで…あんたらよくここまで来れたな」
ガ「いやぁ…ここまで来るのにはかなりきつかったな…俺の暗殺スキルやミゥの暗黒精霊魔法、テムの円形脱毛陣がなかったらきつかったぜ正直」
ミ「何で闇堕ちしてんのみんな」
テ「円形脱毛陣って何だよ」
フ「オレいないじゃん悲しみ」
ガ「お前は言うまでもなく脳筋剣法だろ」
フ「お、おう…ありがと///」
ミ「褒められてないよー?気づけ~?」
ル「ここは90階ですよ」
テ「え?」
ガ「ま」
ル「じ?」
フ「90か~隣ん家のばーちゃん元気かなー」
シ「…おい、ルファニア」
ル「はい?」
シ「何でこいつらここまで降りてこれたんだ」
ル「さぁ?装備も初期装備に草が生えたような物ですし…パーティのかなめのタンクも吉農家の制服ですし…」
シ「まさか、幻影装備じゃないよな…」
ル「…ありえますね…あれはこのピアスでも見抜けない程のシロモノですからね」
シ「あとこいつらのスキル聞いたか?闇属性のばかりだ…」
ル「暗殺スキルを使う盗賊や暗黒精霊魔法の僧侶、魔法使いの円形脱毛陣…どれもヤバイ」
シ「最後のは特にな…聞いたことがない」
ル「この方たちもしかしたら伝説者かもしれませんね…それだと合致しますね」
シ「あの…お方たちか…確かにこういう階層にも遊びにくるな…」
ル「少し警戒しましょうか…失礼のないように」
シ「ああ、油断せずに実力も見ていこうか…」
次回予告
テ「ん?どうしたんだ…ひそひそ話して」
ガ「いいんだぞ?オレ達にも話してくれて」
フ「そうだぞー?枕で涙を濡らしていいんだぞ?」
ミ「おい黙れ意味わかんねぇぞ」
フ「はい」
ル「とにかく、次回予告しましょうか!」
シ「そうだな!しようか」
テ「待って?これ前後編で終わるんだろ?!」
ガ「お?まさかの中編だったのこれ」
ミ「あー作者諦めたなこれ」
フ「なに?何の話?」
ル「次回はなんと!90階から更に進み最下層まで行きますね!」
シ「オレ達二人と伝説者の力があればこそだな」
テ「まじか…何?俺たち伝説者なの?」
ミ「らしいですね…こうなりゃいっそ主人公になってしまいましょう!」
ガ「いいねえ!そしてライトノベル化してアニメ化して儲けようか!!うひひ♪」
フ「すぅぅぅぅぅぅぐお金の話」
シ「最終回【ほのぼのパーティーがダンジョンの地下6階から地下90階まで落ちました】後編」
ル「この次も~?サービスサービス」
続く
ツイッターアカウント:@sen_1000_hipmai
【ほのぼのパーティーがダンジョンの地下6階から地下90階まで落ちました】中編 SEN @sensensenkou
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