鬼ごっこ

暁型2番艦

第1話


………


?「………っ」

(あれ、いつの間に寝てたんだろ俺…)


?「痛って〜、ったく、さっきのは一体何なんだ、って…」



?「ここ、どこだ…?」







俺は鷹鷺 愁哉(たかさぎ しゅうや)

公立高校に通うごくごく普通の高校2年生

さっきまで友達と帰ってたのに、突然死ぬほど頭が痛くなって…

ついさっき目が覚めたんだ。


愁「ここはどこなんだろ…体育館っぽいけどうちのとこじゃなさそうだしな…。同い年くらいの人結構いるし、まずは情報集めないとだな。」





?「うわ、何ここ」


少し遠くで1人の女の子が起きた

肩よりも少し下位まで髪があって綺麗な茶髪

どこにでもいる女子高生のようだ


愁(あ、1人起きた!ちょっと怖そうだけど話しかけてみるか)


愁「あの〜…すみませ〜ん」


?(うわ、なんかきた)

「何ですか」


愁(え、怖っ)

「え、えっと〜…その…

お、俺は鷹鷺愁哉と言います!!

お、お名前をお聞きしたいなって思いましてっ…!!

ほ、ほら!なんか今大変な事になってそうですし、今後協力する事とかもあるかなって…!」


(……って何言ってんだよ俺えええええええええええええええ!!!絶対キモがられてるだろこれなんかめっちゃ睨まれてるよどうしよおおおおおおおお うわああああああああ)


?(なんだこいつ変なの。でも大変な事になってるのは間違ってないし、使えそうだから挨拶ぐらいしといてやるか)


澪「うちは神楽坂 澪(かぐらざか れい)高2だよ、よろしく愁哉」


愁「よ、よろしく!」


澪「ところで愁哉」


愁「ん?なに?」


澪「ここどこ?」


愁「今全く同じ事聞こうとしてた」


澪「あ、まじか」


愁「ごめん…」


澪「謝ることないよ、うちだって知らなかったし」


愁「こうしててもあれだし、他の人起こさない…?」


澪「そうだね、じゃぁうち女の子起こすから、愁哉は男の子起こして」


愁「了解」





数十分後…





全員起きたところで、大きな円を作って自己紹介することにした

ちなみにこの体育館のようなものの中には俺や澪を含めて6人いた


愁「じゃぁまず俺から!鷹鷺愁哉、高2です!よろしく〜」


澪「私は神楽坂澪、愁哉と同じ高2です。みんなよろしく〜」


武「じゃぁ次おれ!榛村 武琉(はるむら たける)高1っす!よろしくぅ〜!⤴︎ 」


ほどよく焼けてて、髪色も結構明るめの

いかにもThe・陽キャ

サッカー部のエースにいそうだ


結「さ、澤幡 結香里(さわはた ゆかり)です…高校3年生です…よろしくお願いします…」


黒髪三つ編み赤渕メガネの真面目ちゃん代表

でも何となくおっとりしててとても可愛らしい雰囲気だ


妃「え、これみんなやる感じ?まじか

うちは東山 妃華莉(ひがしやま ひかり)

いわゆるFJKってやつやってま〜す

よろぴく〜☆」


10年前のようなガングロギャル

今もまだ残っていたのか……


麗「チッ…最後俺かよ……ッタリィナ(ボソッ)

光明寺 麗凰(こうみょうじ れお)だ

高2だけど中退した。気安く話しかけんな」


ヤクザだ…典型的なヤクザだ……

なんか髪の毛金髪と黒髪混在してる…

絶対やばいやつだ……




愁(かなり個性的だな〜…うまくやっていけるといいけど…)


そんな俺の不安を他所に突然、スクリーンに仮面をつけた人間の姿が映った。


?「おおお✨みなさんお揃いのようですね???」























続く

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