君がいるから僕は生きられる

黒豆

第1話

僕はただ生きていた。

君に出会うまでは。


蝉の音が鳴り響く暑い夏の日。

僕は君に出会った。

僕はそれまで運命という言葉を信じてはいなかった。しかし君との出会いは運命なのだと確信する程強い鼓動を僕に与えてくれた。

もし君にまた出会えるなら僕はなんだってする。この世界を壊してでも僕は君に会いたかった。


8月26日

僕はこの日ただ空を見上げていた。

空を見上げると自由な気分になるからだ。

もし鳥のような翼があったのなら、僕はこの空を飛び回りたい。そんな風に思っていた。

空を見上げながら、芝生で寝ていた所ある少女が僕に話しかけてきた。

彼女との最初の出会いだった。

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君がいるから僕は生きられる 黒豆 @96001202

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