October 6.2021
AFP通信
中東のテレビ局アルジャジーラによると、ISILとの関係が疑われるイスラム系過激派テロ組織アルハルジャールが自身のウェブサイトで犯行声明を発表。E型急性錯乱がバイオテロによるものである可能性が急遽浮上してきた。
アルハルジャールは資料映像も公開し、テロに用いたものをアメリカ軍の基地から奪取した新種のウイルスを人工的に変異させたものだとしている。
これを受けてアメリカ政府が調査したところ、南極のボストーク湖で採取したウイルスが紛失していたことが判明した。同湖は分厚い氷層の下で数十万年前の環境を保持しており、未知の細菌が眠っている可能性が指摘されていた。こうした微生物は構造の単純さから放射線の照射だけで突然変異を起こすため、新たな病原菌を生むことも可能と目されている。
ボストーク湖で採取されたウイルスは合衆国本土に持ち帰られた後にパレンバーグ基地で行方不明となっており、政府はアルハルジャールや急性錯乱との関係を慎重に調べている。
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