第7話 ふぇっちゃんとおしゃべりするだけの回
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「はぁぁぁ~~~~信じられねぇですよ~。丸々一つ月、抜かずの性交とかもうゴブリンの如き所業でごぜぇますですよ」
いや、まぁ、俺自身びっくりしている。
抱いて、寝て、起きて、抱いて、を繰り返していたら一日経っていたのだ。
どんだけヤりたかったんだよ俺・・・・・・。
なお今もふぇっちゃんを抱き締めて覆い被さってるし、入れっぱなしだ。
だってふぇっちゃんのボディ凄いんだぜ。
ヒンヤリしてて、どこ触ってもぷにぷにしてるし、指触りはとってもツルツル。
「ついでに言っとくとこのセカイのオークは二足歩行する海棲樹木なんで豚怪人はいねぇですよ」
なんと。このセカイでもくっころは見られないのか。
「くっころならゴブリン上位種とよく起きるですよ」
あ、なるほど。
だからさっきもゴブリンの如き所業って言い回しだったんだね。
「マスターさ~ま? いい加減落ち着いたですか?」
「うん。とっても堪能したわぁ(しみじみ」
ごろんとふぇっちゃんの上から転がり降りて大の字で天井を仰ぐ。
いたしてる間にふぇっちゃんが洗浄してくれたのか体中がすっきしりてて気分が良い。
「それはようございましたねぇ」
立ち上がってグーッと伸びをするふぇっちゃんをマジマジ眺める。
今のふぇっちゃんは何時の間にか五頭身に変化していて、背丈大体145センチぐらいだろうか。
俺の身長が167だから俺の首元にふぇっちゃんの頭のてっぺんが来るぐらいだ。
「そういえば、ふぇっちゃんや」
「なんですです?」
俺が呼び掛けたからか、ふぇっちゃんが俺の頭上にぺたんと座って見下ろしてくる。
おぅ、下から見上げるふぇっちゃんボディパナいぜ。
「ふぇっちゃんはこのセカイの知識もってるんだ?」
そう、さっきゴブリンとかオークの話を聞いて思ったのだ。この子俺の知らないこと知ってる!
「そういえばそれが目的でマスターさまは手前を覚醒させやがったんでしたねぇ。あんな鬼畜の方法で」
あ、せっかく忘れてたのにゲキオコぶり返しちゃった? ごめんよぉ。
あぁ、でも、そのジト目好き。かわいい。
「とんでもなく苦しくて、とんでもなく痛かったでごぜぇますよぉ」
「そ、そんなに?」
「そんなにです」
「ごめん。知らなかったとはいえ。ホント申し開きもない」
「まぁいいです。マスターさまの記憶がありますですから。お喋り相手と先生を渇望してたのはわかっているですし」
ふぇっちゃんは優しい。記憶を共有してるからか、俺の欲しい許しの言葉を掛けてくれる。
「ふぇっちゃん・・・・・・」
「ふふん。これからはふぇっちゃん先生と呼ぶがいいですよ」
この悪戯を考えついたって表情もいい。ふぇっちゃんは表情豊かでとってもかわいい。
「ふぇっちゃん先生、色々教えて欲しいね」
「もちろん、お望みのままにでございますですよ。マスターさま」
ふぇっちゃんの手の平がぴとりと俺の額に添えられた。
ヒンヤリしていて気持ちが良い。
「ふぇっちゃん、すきぃ」
つい、心の声が漏れてしまった。
「手前も愛しているですよ。マスターさ~ま❤」
俺はこういう受け入れてくれて甘やかしてくれる存在が欲しかったのかもしれない。
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