恋と気づかなければ…

@Aqueli121

Episode1

高校生になって初めての春。

私は校門に入り長い坂を昇る。

中学まで一緒だった友達とも分かれ、友達ができるか不安がよぎる。


朝。

ホームルーム後、私の肩を叩く誰かの声がする。

振り返るとそこには先程まで私の隣にいたらしき女の子が、

ひなちゃんだよね?

そう言って嬉しそうに微笑んでくる。

わけも分からずキョトンとしていると、

あっ、えっと、幼稚園一緒だったよね?

私さき!須藤 咲!野田 日菜ちゃんだよね?

残念ながら思い出せない。

そう思いながらも

久しぶり!よく覚えてたね笑

と返す。


そうして、私の不安をよそに良いスタートを切った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

恋と気づかなければ… @Aqueli121

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ