もし世界の人々が……。
そんな「もし」を考えたことのないという人間は存在しないでしょう。
この物語は、淡々と語られる物語だ。
手を指し伸ばしてくれた「あの人」がいない世界。
先生から受け取った手紙を読み進めると、そこには……。
言葉は明るく、それでいて痛い。
心締め付けられる文章で、序盤からかなり心刺されることでしょう。
誰もが望む未来になるとは限らない。
けれど、その理不尽があるからこそ、人は成長するし、未来を紡げる。
もしこの世界の人々が皆親切だったなら……。
新しい出会いは、きっとその人にとってのいい世界になるのでしょう。
文章から連なる悲し気な文章は、命の灯と言ってもよいでしょう。
ぜひ、ご覧下さい!!