第2話 国語力

 ウチの息子は、ちょっと国語がアレでして……


 答えが「おじいさん」のところ「おっさん」と書いたり、「つとむくん」のところ「やまぐちくん」と書いたりして、バツを貰って来ます。


 ※ 因みに、問題文につとむくんの苗字は出で来ません。


 ぼーっと生きてんじゃねーよ!!




 ある日のこと。


 得意な算数でバツを沢山貰って来ました。


 問題は、

 下の図は△いくつ分ですか?

 △(見本)を使って答えましょう。

 的な内容です。


 □だと2個、大きい△だと4個、が正解。


 全部で5問程ですが、全部不正解。


 どうしてか分かります?














 問題に、△を使って……って有りましたよね。


 なので、使った△も計算に入れたのです。


 全ての答えが、一個づつ多いのでした。


 うーん。


 答えの導き方が分かってない訳じゃないけど、答え方が分かってない……


 これ理解してもらうまで、やや暫くかかりました。


 息子的には、

「だって、△使ったらココに3つあるじゃん」


 私、

「イヤイヤ。“この□”は、△何個分?って事だから」


 息子、

「じゃあ、なんで使ってって言うの?使わなくてもわかるじゃん」


 私、

「うーん…… 」






 国語が出来ないと全部の教科に影響しますね。


 国語力って大事。ホント。

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