詩:『幻』

命の灯火燃やし

夢幻のように儚く

長いようで短い人生を歩む


記憶は夢のように朧げになり

曖昧な幻に想いを馳せる

弾ける泡のように思い出忘れ

薄まる影のように命は消える


生きている間に

やりたい事は数限りない

全てを叶える事は出来ず

掌から落ち

幻のように消え、忘れる


満足した人生だと

終わりの時を

迎えられる人は

どれだけ居るだろう

走馬灯のように流れる思い出に

何かしらの後悔や諦めが混じる


すり減り、短くなる灯火に

夢幻のような人生に

幸多からんことを



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