カードという普通の人から見たらただの遊びに全力をかける主人公、そしてその主人公を支える仲間や家族同然のヒロインたちに感情移入がしやすいのがこの小説の強みだと思われます。
夢が叶わない絶望や夢を理不尽に諦めさせられる絶望。実力や運だけでは到底説明の付かない現実の悲しみが主人公含めキャラクターたちにはあります。それでも彼らの夢に向かっていく姿やそれを支えてくれる人たちの有難み、それら全てがこの小説に詰まっていると考えられます。
どうか今、TCGに限らず何かに夢中な方やそれこそ夢を追いかけている方々にはぜひこの作品を見ていただきたい。
この小説が読めて本当に良かったです!