カルテNo.6 人生って1回きりだから悔いなく今を生きよう
一方その頃、私はと言うと。
ちょうど、リリーナちゃんと話込んでから制服も取りに行って時間はすっかりランチタイムの時間になってしまった。
やはりお昼時なのだろうか。他の病棟で勤めているドクターやナースさんがいっぱい居るのが分かる。
「よっ、日野先生また会ったな。」
「リクト君。どうも。」
すると、またリクト君と病院内でバッタリと会ってしまった。別に特にコレっと言ってないけど、最近は少し穏やかな表情になった気がする。
「随分と長く居たじゃないの。」
「えぇ、まぁね。少し話し込んじゃってね。リクト君は休憩なの?」
「いや、俺は今日は上がりだから、着替えてから昼飯食って午後から少しノンビリしようかな?」
リクト君は今日は半ドンみたいだから、もし、時間がありそうなら少しランチ誘っても良いかも。
「あのね。リクト君。」
「どうしたんだ?日野先生。」
「あのね。良かったらこれからランチでも一緒にどう?も、もちろん私がご馳走するからさ。」
「え?まぁ別に良いけど……どうしたんだ?」
「べ、べ、別に良いじゃない?!ほらご飯だって1人よりかみんなで食べた方が美味しく感じるじゃない?」
特に私は深い理由はないけど改めて聞かれると何か変に意識しちゃうわ。何か顔が少し熱くなってる気がするし……
「まぁ、そうだな。じゃあ、少し着替えてくるから待ってて……日野先生!!」
「え?きゃっ!」
すると、リクト君は私の後ろから何かが襲撃したと思い私の身体を払い退けて地面に伏せさせてから、私に覆い被さる様にリクト君が上に乗っかる。
すると天井からコンクリートが落ちてきて、間一髪の所で私とリクト君は幸い傷一つなく済んだ。
「どぉーもぉー!マヤローモ総合病院の皆さん!自分はミラージュ・ファミリーのロブスンっす!今から皆さんは人質になるっすから下手な事は.…おっと!」
「ぎゃぁあ……あ、あ……」
病院の受付の前にいた1人の患者さんはすぐ様、逃げ出そうとしたが、ロブスンは高速移動で追いかけて右手の片手鋏で首を挟み切り落とす。
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