カルテNo.5 夜の病院って怖いかエロスなイメージだよね

「メルザード言ってタ。侵入者、殺して良いッテ。」


「チャキチャキ。だから3人仲良くあの世に行かな。」


何処からどう見ても何か見た事ある顔だけど何か突っ込んだら負けの様な気がするし、それに相手は私達を殺す気満々だからコレはもうね。


「どうやら日野先生が言ってた不要な戦闘は避けるって言ってたけど、そうはいかないみたいだな。」


リクト君は手の関節をコキコキ鳴らしながら前に出てるから逃げる気は毛頭ないでしょうね。


「カラカラ。どうやら彼はメルザードのおっしゃていた同士の中でもズバ抜けて重宝されているでしょうね。そういう奴を放っておくと後々ですが厄介になりますので斬り伏せましょう。」


キャビンもレイピアを構えながら今にも攻撃を仕掛けに行く様な形になっていく。


「そうね。ここは悠長なことは言ってられないわ。だけど……」


「日野先生。クドイぜ?それは勿論……」


「無傷で戻ってきますから。」


「なら、決まりね!」


私は構えたと同時に私、キャビン、リクト君が一斉に飛び掛かったと同時に相手のボナルド、ジョンソン、チャックが迎え撃つ形になる。


「フィンガー・バレッタ!」


「あわわわ!急に早くなってビックリ!してな〜い!」


「何?」


リクト君は某ファーストフードのキャラクターそっくりのピエロにフィンガー・バレッタを胸に突き刺さろうとした瞬間に身体の上半身をグネリと腰を反らす。


ちょ、ちょっと!人間の腰がここまで反れるはずがないじゃない!こんなに反ったら背骨が折れちゃうわよ?!


「アハハ。ボナルドは全身がゴムみたいに柔らかいから関節の可動域なんて関係ないんだっ!」


「なるほどな。ちょっと面倒だけど、どうって事は無さそうだな。」


リクト君とボナルドが戦闘を始めた頃にキャビンとチャックはお互いに武器を構えたまんま、微動だにしない。


「チャキチャキ、どうしたんだ?さっきから全然動こうとしないじゃねぇか。」


「……」


「おい、何か言えよ?」


「……」


「おい……」


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