第17話 太陽の騎士プロミネンス-太陽に焼き尽くされろ-


「アンタ、この際だからハッキリ言うわね。それ多用しすぎると死ぬよ。」


「……」


「アンタも自分で解ってるでしょ?使った後の症状を。」


確かにアパスルの翼は強力だ。だけどアレは魔力をかなり使うし俺の身体も負担が、かなり掛かる。


「そこで私の出番よ祐司。」


「それって?」


「私を使う事によってアパスルの翼を開放しつつも私がアパスルの翼のリスクである魔力と祐司の身体の負担を抑えつつアパスルの能力を最大限に発揮させる。」


「それって、良いこと尽くしじゃない?」


「そうよ。付け足すと、今のアパスルに鎧を身に付けて翼のリスクを抑え込む拘束と、攻撃力と防御力を飛躍的に上げるのが私の役目。」


「おまけに姉貴の鎧は、ご主人が敵だと認識した相手には触れるだけで太陽みたいに焼き付けられる。」


「まぁ難点はスピードが、かなり落ちる事だけど、そこは翼を使えば問題なし。」


「そうか。」



するとピンポーンとチャイムが鳴り出てみると愛ちゃんが来た。


「入ってどうぞ。」


「お邪魔します。」


俺はドアを開けて愛ちゃんに家に入れた。


「ごめんね祐司君、遅くなって……」


「あぁ、大丈夫だよ。俺も今、帰ってきたばっかりだからさ。」


うん。頑張ったよ。特に、いかがわしい本に小説やDVD。Air Wifを片付けるのに必死だったよ……


「そうなんだ。じゃあ早速、夕御飯作るね。台所借りるね。」


「良いよ。荷物持つね。」


「ありがとう。」


俺は愛ちゃんが買ってきた食材とお泊まりの荷物を持って食材は台所に置いて荷物は適当な場所に置いた。


「祐司君。何食べたい?」


「ん~。俺、好き嫌いないからさ。愛ちゃんの得意な料理で。」


「そうか、一応、私も基本的に全部作れるよ。」


ん~、遠回しに何でも良いって言ったつもりが逆に俺に返って来ちゃったな……


俺は食材を見て、こう言った。


「んじゃ、鶏の唐揚げに海老フライにチャーハンに野菜サラダにイワシのつみれ汁に……」


「そ、そんなに食べるの?!」

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