第16話 最凶の悪魔ルシファー-この破壊力……最凶-
「こ、このやろ……」
「フフフ……」
あれで7割の強さだと?ふざけんのも、いい加減にしろよ全く!コイツは化け物かよ?
それに、さっきも言われたけどセイオウボの言う通り立っているのが、やっとだ。
「次ハ、コッチカラ行クカナ?ッテ言ウカ、止メカナ。全力デイクネ。」
「くっ……」
セイオウボは楽しそうに俺に駆け寄り殴る構えを見せるが、立っているのが、やっとな俺には避ける事も出来ないので、セイオウボの拳が俺のボディーに襲い掛かる。
「ぐぼっ……」
「ハハハ……」
セイオウボの強烈な一撃が俺のボディーにきて、もろに文字通りブッ飛ばされてしまう。
俺はそのまま壁に叩きつけられて強制的に変身を解除されてしまう……
「マスター!」
「大翔お兄ちゃん!」
「大翔さん!」
ダビデ、ボーン、サキュバスが俺の元に駆け寄るが、俺は話すのも儘ならない……
そして、ゆっくり一歩、また一歩とセイオウボが俺に近付く。
俺は立ち上がるけど、目も霞むし、頭はフラフラだし、それに内臓が抉られた様に痛ぇし、全身の骨も軋む。くそが……
セイオウボが確実に近付いて来ている。死のカウントダウン……
今のままじゃ、勝てねぇ……やっぱり頼みの綱はアイツしか居ない……
「サキュ……バス……」
「はい!」
「頼む……お前の、お前の力を貸して……くれ……」
「もちろんです!その為に私がやってきたのです!」
俺は両手を腹部に当てるように構えファウストバックルを出現させた。
「サキュバス……どうすれば良いんだ?」
「殆どダビデ君と要領は一緒ですけど最初に666と押してからCLEARボタンを押してENTERボタンを押してバックルに入れて下さい。」
「あぁ……」
俺はサキュバスに言われた通りルシファーフォンを開き666のボタンを押してからCLEARボタンを押す。
【Maximum Change】
「変身……」
【Final Wake Up Lucifer】
サキュバスの機械音が鳴り、そしてファウストバックルにルシファーフォンを入れた瞬間に赤紫色の炎に包まれた。
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