第16話 最凶の悪魔ルシファー-この破壊力……最凶-
まぁ、優菜は今に始まった事じゃねぇから2度寝でもするかな。
「大翔!!!」
優菜が俺のドアを勢いよく開けて2度寝しようとした俺を叩き起こした。
「何だ?優菜。朝っぱらから……」
「お願い!学校に遅刻しそうだから大翔のバイクで送って!!」
結局そうなるかよ。
「わかった、わかった。取り敢えず、準備するからはだけたパジャマから着替えて、寝癖を直せ。」
「うん!わかった!!」
俺は渋々だけど寝巻きから私服に着替え始めた。
いや~……優菜の、はだけたパジャマ姿見たらマイクが起き上がりそうだったわ。だって下着つけてないんだもん。
『呼んだかい?』
別に呼んでねぇわ!!
俺は着替えてから洗面所で歯を磨き顔を洗い寝癖を直してから急いで階段を駆け下りる優菜。階段を踏み外し見事に尻餅を着いて軽く涙目。
「痛い~……」
「ほら、準備出来たなら行くぞ。」
俺は優菜に手を差し伸べて起き上がらせる。
ファウストグローブ、ダビデ、ボーン、サキュバスにバイクの鍵とサイフを持ったのを確認して優菜と外に出る。
俺はヘルメットを被ってからバイクにエンジンを掛けて、優菜はヘルメットを被り俺の後ろに跨がり、俺はバイクのアクセルを回して出発。
俺はギアを変えてスピードを上げて優菜の通う女子大に急ぐ。
バイクを飛ばしたかいがあって優菜は遅刻する事なく学校に到着。
「間に合った!」
「あぁ、そういや帰りはどうする?」
「ん~……帰るときに電話するね!」
「わかった。じゃあな。」
「ありがとね!」
そう言って優菜は俺の頬にキスして校舎の入口へと入って行った。
全く、周りに人がいるのに恥ずかしくないのかよ?まぁ、恥ずかしい反面。嬉しいから良いけどさ。
取り敢えず、何処か朝飯でも食べに行くかな。腹も減ったし。
俺は再びヘルメットを被りバイクのアクセルを回してマク●ナルドであるマ●クへ向かう。
今の時間なら朝マ●クだな。うん。ソーセージマフィンにコーヒーは美味しいよな。
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