第16話 最凶の悪魔ルシファー-この破壊力……最凶-
ファウストの本当の姿?余計に話がわからなくなったな。
「悪い。まだ話が見えてこない。もう少し説明してくれ。」
「えぇ、ダビデ君を使って変身するファウストは、ファウストですがレプリカのファウストなんです。そしてダビデ君のファウストからボーン君を連動させてフォームチェンジするスカルフォームは、レプリカのファウストの装甲を外しただけの姿。」
「つまりダビデのファウストにボーンを使ったスカルフォームも本当のファウストでは無いって事か?」
「えぇ。そして、私を使って変身するファウストはリアルのファウスト。ダビデ君のファウストはリアルのファウストを見本を元にして作られたファウストなんです。リアルのファウストは装着者の身体にも魔力にも負担の掛かる代物でして……確かに力は強大ですが、基本的にレプリカのファウストで身体を慣らしてからリアルのファウストに変身するのが装着者の定石ですね……」
なるほどな。サキュバスを使ったファウストが本当の姿だが、力が強大過ぎるため、装着者の負担を軽くしたのが、ダビデを使ったレプリカと言われているファウスト。
そして、ボーンを使ったスカルフォームは派生と言った所だろうな……
「そうか、だいたい理解出来た。でも、サキュバスとボーンとの連動は出来るのか?」
そこが疑問。ダビデとボーンが連動が出来るのならサキュバスとボーンの連動も出来るのか?
「いいえ。ボーン君は元々、ダビデ君専用のサポートですので私とボーン君の連動は出来ません。」
「そうか。」
まぁ、そんな物か?まさかファウストの本当の姿っていうのがあったとは驚きだな。
それから俺とダビデとボーンとサキュバスで色々と雑談をして、明日は店が休みだけど、時間も時間なので消灯して俺は眠りに着いた。
俺が朝に目覚めたのはドタバタと階段や廊下を走り回る足音で起きた。
「ヤバイ~!学校に遅刻する~!!」
誰かと思えば優菜かよ。ったく、もう少し早く起きてから余裕を持って準備すれば良いのに。そうすれば慌てないで済むのにな。
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